新春スペシャル(2002/01/03)
「阿波鳴戸、うず潮に逆巻くふたりの女
壮絶・・・野田刑事殉職す!」


〜マジマジマジマジマジマジマジマジカルー(謎)〜

●サブタイトルからして殉職の文字が踊っている野田刑事。すでに知っているものからすると冒頭のシーンから寂寥感が漂いまくりでしたが。

●発表があった頃からいろいろ意見があったはぐれでの殉職ですが、最近私が見たテレビ番組の中で、多分一番刑事を殉職させていたのが・・・

●仮面ライダークウガ

●未確認生命体(グロンギ)が出るたびに制服警官が応戦してそして、かなり不幸なことになっていました。その結果、過剰ともいえる警察の武装化を招き、グロンギと思えればライフルで撃ってしまうような暗黒時代が日本に到来したのでした。グロンギがコスプレイヤーの近くに出なくてよかったね。

●その原因の一端が私にはヘタレ主人公にあると思うのだが。新しいグロンギがでて一週目はとどめを刺せずに逃げられる、そして、へらへらと笑いながら

●「すみません、逃げられました。」

●追えよ!

●でも、まぁボランティアか。

●ストーリーもいろいろ謎や伏線を張って興味を覚えるものであったが、最終回を迎えても私にはそれらがちゃんと明らかになっていないように思えたが。どうやら、エヴァンゲリオン以降そういうのが許される風潮になったらしい。

●結論、小学生の時に見た仮面ライダーBlackの方がおもしろかった。

●ちなみに、私はウルトラマン派です。

●さて、その仮面ライダークウガの一条さん役で人気を得、科捜研の女でビオランテ(沢口靖子)と共演した葛山信吾さんがお正月映画の「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」に出ています。

●そのGMK、これがかなりおもしろかった。特に金子監督の趣味が出まくっているところが。前田姉妹をちょい役でも出演させたりとか。

●でも、怪獣同士の殴り合いは個人的には「VSメガギラス」の方が好き。

●そして、そのGMKと併映されていたのがハム太郎。結構期待していたのだが、30分でおさめることもできる内容を無理矢理延ばした感があったのと、冒頭のハム太郎の心理に疑問が残ること、ちび丸ちゃんの台詞が少ないことが残念だった。

●さて、話をはぐれ刑事に戻す。「はぐれスペシャルといえば、復讐」だという認識が私の中でできていたりするが、やっぱり今回も復讐もの。

●そして、やっぱり「警察が頼りにならないからいっそ自分の手で」

●真木峰子の気持ちはわかるんだけれど。証拠不十分な人間を拘束しておくことは人権侵害に当ただろう。大井南署も困っただろうなぁ。

●問題は、そこで警察が頼りにならないからと言って短絡的に自分の手でカタをつけようと思うこと。

●なんで、弁護士会や公安委員会に対する苦情申出制度を利用しないのかねぇ。

●ってそれじゃ話が広がりません、ドラマになりません、シナリオとして失敗です。

●そして野田刑事の殉職。

●その後の刑事課の静まった空気。

●野田刑事に合掌。

●でも、美術館で歌うのはよくない。

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