第16話(2001/07/18)「恩返し殺人!?570回の嫌がらせ」


〜20年前と同じお値段で〜

●竿竹やに関する噂。

●20年前と同じお値段なのは鉄の物干し竿で、さびないステンレスはホームセンターなどで買うよりも高め。竿が欲しくて呼びつけた以上、買わなければばつが悪いから説。

●20年前と同じお値段なのは、実用にならない長さの竿だという説もある。

●政治団体の資金獲得活動であるという説。

●不正なギャンブルの支払い催促であるという説。

●物干し竿はホームセンターや大きなスーパーでも売っている。ただ、それらの長さは限られているし、軽トラックなどがなければ、長い竿を持ち帰ることも出来ない。だから、みんな家の前に来るのを待っている。物干し売りの需要は消えないのだ。

●マンション暮らしなどが普通になる前は、庭で洗濯物を干していた。それに必要なものに、物干し台というものがある。物干し台を購入しても、乗用車などでは持ち帰るのが難しい。ホームセンターなどの配達サービスを使うと高くつくこともある。だから、物干し売りの需要は消えないのだ。

●以上の噂は、メールマガジン、「未確認飛行ニュース!」によりました。

●言うまでもないことですが、上記は噂です。信憑性は聞くだけ無駄です。ただ、それなりの数の人が物干し売りを不思議に思っているのです。物干し売りは、現代日本に残された最後のファンタジーなのかもしれません。

●当たり前ですが、物干し売りの人たちがまじめに仕事をしているということは間違いありません。劇中の遠山さんは誇りを持って仕事をしているといいました。

●自分が友達だと思っている人でも、相手はそう思っていなかったり、自分は迷惑に思っているのに、相手は親友だと思っていたり。

●でも、誰もそれを口に出さないから、みんなうまくやっているんだろう。それにしても、一月に570回、時も場所もわきまえず電話をされたら、それはかなりのストレスだろう。本当に親友ならば、相手の都合を考えるものである。一時間以上も電話をするのは、さすがに耳が痛くなってしまうのではないだろうか。

●どんなに仲がよかろうと、それがたとえ血のつながった人間でも、それに応じた距離を置く(一定以上は踏み込まない)のが大人のつきあいなのかもしれない。そして、それが相手の人としての尊厳を保つということなのであろう。

●最後までよく分からなかったのが、遠山がなぜ「経済原論」なる本を読んでいたのかということであった。私は実は遠山は大学で経済でも学んでいるのかなと考えたのだが、そのような描写はなかった。経済原論が実生活でそれほど役に立つわけではないし、何で読んでいたんだろうか。読書が趣味だったらごめんなさい。

●野田刑事柔道黒帯。今井刑事は台詞が多かったが、ちょっとアレな感じの自白を強要する取り調べ。最近影の薄かった。里見刑事も頑張っていた。

戻る はぐれ道ホームへ
▲Top