青マルジャンプ感想


注:仕事で忙殺されたため、この感想は2ヶ月間に断続的に書かれました。わずかなタイムラグとはいえ、私が示した疑問/予想に答えが出ている場合もあるのでその部分はこの色でアンサーをしています。

 これを読む未来の私のために最近の近況をメモ……俗に言うタイムカプセルです(←アッテル?)。仕事がエラク忙しいです。そこに前から予定していた引越が重なってしまい、お金を浮かせるために最低限の家具のみを業者に頼んであとは自分で運ぶというスタイルを選択したのですが…まぁ大失敗でした。やっぱり金がかかっても全部運んでもらえば良かったと後悔しつつも、何とか部屋の受け渡し時刻ギリギリに間に合ったので良かったです。浮いたお金は呑みに使いました…何のヒネリもない消費方法。
 引越のために2月26日に有給をとったのですが、丁度この日は青マルの発売日でした。普段は仕事を始める時刻にコーフィーを飲みながら悠々と読ませてもらいました。ではメインディッシュの「荒木飛呂彦インタヴュー」から気になった処を抜粋してコメントしていきます。

 引越して2ヶ月経ちましたが、仕事に忙殺されて気力を奪われているせいかまだ開けていないダンボールが幾つか床に鎮座しています。どうもあと今年いっぱいは忙しいらしいので、まだまだダラダラした状態が続きそうです。

――待望の新連載『SBR』ですが、これは『ジョジョの奇妙な冒険』第7部ではないんですよね?

荒 (略)世界が一周しちゃって次の新しい世界に入ってそこが舞台になってるんです。(略)昔からのファンの人が『SBR』を『ジョジョ』第7部と思ってもらってもいいし、つまり『SBR』は『ジョジョ』の延長線上にある新作っていうことなんです。


 正確に言うと『6部』と『SBR』は同一時間軸上に存在しているのでパラレル・ワールドとは違うような気もしますが、同じようだがどこかが異なっているという意味で言っているのでしょう。以前に千夜一夜でも考察したことがあるのですが、一応これで決着はつきました。それにしても、プッチ神父が救うといっていた「全人類」は旧世界の人類のみだったのですね。
 私は『SBR』は6部の途中で起きた壮大な『外伝』としてとらえようかなと思っています。1〜6部の主要人物が出ていないから『外伝』というのもおかしな話かな…やはりジョジョの世界であるということを頭の片隅に置いての『新作』ととらえるのが一番なのでしょうか。

――ジャイロの笑顔が衝撃的でしたね、金歯(笑)

荒 アウトローの魅力が出したかったんですよ。「コイツは普通じゃないぞ!!」って一目でわかるように(笑)。だから10年前くらい前だと、ピアスやタトゥーがその役目をもっていたけど、今の時代だとピアスなんか普通になっちゃってるじゃないですか。


 デザイン画に「笑うと下品」があるジャイロ。笑うと下品って(笑)。確かに#1のあの金歯キラリのコマは多大なインパクトを受けました。

――スティールは髪型が奇抜ですね。

荒 あ、あれは帽子かな?普通の男性にはしたくなかったんですよ。やっぱりプロモーターの怪しさがほしかった(笑)。でも熱い情熱ももっている人で、ロマンチストなんですよ。(略)ちなみに僕の初代担当編集からは「スティールを深く描け」と言われました(笑)。


 帽子かよッ!というか毛のついた帽子って、つまり「かつら」なのでは…?プロディースとかする人は野心が大きいかロマンティストかのどっちなんでしょうね。初代担当編集というと椛島編集者でしょうか?奇面組世代には懐かしい人です、今は偉くなっているんだろうなぁ。

――今回の『SBR』は毎週の連載が31ページという驚異的な形式ですね。

荒 WJ(ウィークリー・ジャンプ)って基本的に連載枠が1作品19ページなんです。でも、それだと僕の場合、ストーリーの兼ね合いとかでページがどうしても足りないんですよ。で、編集部と相談した結果、1回のページ数を増やしてみようという話になったんです。ただ、肉体的に1週間に31ページも描けるわけではないから充電期間が必要になるんですけどね。


 そりゃキツイでしょうね。私も「今週のSBR」の更新がキツイです(笑)。休みをチョコチョコとると聞いていたのですが、なかなかとらないですね。チョットはみならえ富樫某。とりあえずコミックも1.5倍の厚さになることを希望。

 現在は1st.STAGE終了にともない充電期間に入りました。6月再開予定で、5月中旬にはコミックス1・2巻が同時発売されます。1.5倍どころか2倍のボリュームです。

――作品全体のテーマは?

荒 自分の作品の中に常にあるのは「運命」、それがテーマじゃないかな。「SBR」レースに参加する人は全員、レースに勝つしか行き場がないんですよ。で、マンガを描いていて主人公の動機とかを突き詰めていくと「運命は絶対にある」とわかってくるんですよ。


 ハッキリ言うと私は「運命」なんてものがあるなんて全く思っていないんです。荒木先生がそう感じているのはマンガの作者として、ある意味で創造主たるからでしょうか。(通っていた学校がキリスト教系だったというのが本当でしょうが)

――『SBR』の物語は、かなり以前から考えていたものなんですか?

荒 そうですね。だいたい『ジョジョ』第9部くらいまではテーマを決めているんですよ。

――えっ。それは載せちゃって大丈夫なんですか?

荒 第9部と言っても「続く」と言うことじゃないんで。『スターウォーズ』みたいなサーガではないんですよ。テーマも物語の形態もまるで違うし。


 荒木先生はセミリタイアをして絵画を描いて余生を過ごしたいと言っていたこともありましたが、これじゃあそんな暇はないかもしれません。ファンである我々としてはありがたい限りですけど(笑)。

――それでは最後に、『SBR』ファンへのメッセージをお願いします。
荒 古くからの読者には、深読みはしないでほしいって思います。新しい世界に突入しているんだし、純粋に「今回から始まる物語」として読んで欲しい。でもテーマは変わっていなくて「人間讃歌」や「運命の悲しさ」で、『SBR』でもそこを追求していきたいですね。


 一応、フランス絵画展の話とか小説の挿絵の話とかいろいろあったのですがSBR関連のみでやめます。深読みしないでと言われても、しちゃうものはしょうがない(笑)。小説創作系のPAGEの方々はもちろんとして、スタンド分析であるこのPAGEも深読み命ッですからネ。いつも思うのですが、やはり創作をするからには何か精神の真ん中というか、心の芯というか、自己のスタイルというか…とにかく信念みたいなものは必要なんだなと思います。


 そして8頁の読切「SBR番外編〜SBRレース開催のいきさつ〜」。「デッドマンズ・Q」の屋敷幽霊がSO(ストーンオーシャン)に反映されたように、「奇人偏屈列伝」…特に「康芳夫」(康氏と荒木先生のやりとりはスゴク観賞したいですが)…がここに反映されています。スティール氏の人生年表、こういうのって作っている時が一番楽しいんですよね、特に複数人で作っているとケンカを始める位に熱中してしまいます。スティール氏の特技は口から入れた金魚を鼻からボンボン出す…見てぇ〜〜〜〜ッ。恐らくわき腹をグッと押さえると、鼻からニョロニョロと金魚が出てくるんでしょう。
 それにしても、190センチを越える変な髪形(帽子?カツラ?)の老人…しかも顔の穴という穴から液体を垂れ流している壮年の男によく娘が嫁ぐのを許したなぁ、父親。しかもまだ14歳。私みたいなひねくれた大人だと「裏で金が動いたか?」と勘ぐってしまいますが(←汚れすぎだよオマエ)。

 では皆さん、2nd.STAGEでまた会いましょう!

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