‘11 04月号 #69 新たな世界 D |
「『THE WORLD』」 「『4秒前』!!」 「『3秒前』」 「『2秒前』」 「『1秒前』」 「『時は動き出す』…」
{おおー――っといきなりここで何が起こったァー――ッ!?} 「これで『馬から下りた』な」 ドンッ 「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄アァアッ!!」 その時、Dioの脳裏には大統領の遺言がよぎっていた。 「戻れ『スローダンサー』ッ」 {『ディエゴ・ブランドー』!ゴォォォー――――ルッ} {ついに!} {ついに!} {ついにッ!} {ついに!}
大統領の遺言とおりに教会の地下へ下りて行くDio。
協会地下の薄暗闇の中に剛健な造りのシェルターがその姿を現す。
かくしてDioがジョニィから奪った『遺体』がシェルターに格納される。
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今週のめい言 「無駄無駄無駄……無駄無駄アァアッ!」 |
○予告通りタスクAct.4の『無限の回転』を完封したDio。基本コンセプトは『大統領の遺言』によるものですが、片足を失うという代償を伴う覚悟の実行は見事なものです。 ○Dioの計画を順に追っていくと(1)まずジョニィにタスクAct.4をわざと撃たせる。(2)そしてジョニィを馬上から引きずり降ろす。(3)自分(ザ・ワールド)の身体の一部を囮にして『無限の回転』をジョニィ自身にぶつける。 ○(2)が巧妙なところで無限の回転をジョニィにぶつけても効果が出る前に再度Act.4を撃たれる可能性を封じこめたのです。『無限の回転は無限の回転で中和することができる(回転の方向で正負があるようですが)』。これは考えるよりも難儀な行動だったでしょう。なにせ、時間停止5秒を丸々(2)の行動の準備に費やしましたから。半端な攻撃ではジョニィのように練達の騎手を落馬させることはできません。久しぶりに見られた『本体とスタンドの連携攻撃』によりジョニィを引きずり降ろすことに成功させました。そして(3)、自分の左脚を切断する覚悟!Dioの完勝というところでしょうか。 ○そしてついに幕を閉じたスティール・ボール・ラン・レース!!全9STAGEsを走破し、トップ・オブ・ザ・ワールドに輝いたのはDio(8th.STAGEの途中から別のDioに代わりましたが)ことディエゴ・ブランドーです!Final STAGEも含めて、STAGE優勝3回という偉業は天晴れと言うしかないでしょう! ○大統領が前もって用意していた、SBRレースのゴール トリニティ・チャーチ(三位一体教会)の地下に建造されていた『遺体専用格納シェルター』…恐るべき頑強さを誇り、しかも一度施錠したら二度と開かないらしい。「80年はどんな軍隊もスタンド使いも破壊できない」という代物であります。そしてDioによって『遺体』はシェルターに置かれた状態となっています。ところで『80年』という数字には何か意味があるのでしょうか?80年後の1971年というのは…空条承太郎の誕生日とほぼ一致するのですが…。因みに承太郎の誕生日は『1971年1月21日〜2月19日(水瓶座)の間』です。ただし諸説あります。 ○少し興味ある現象として、時間停止中には拳銃が機能しないようである。あのままでは時間流動した途端に弾丸が飛び出すということもないようである。Dioが薬莢のケツを叩いて(つまり撃鉄が機能したと同じ状態にして)拳銃に込めました。その結果、時間流動と同時に弾丸が飛び出しました。この法則で行くと、時間停止中にマッチを擦っても火は点かず、時間流動と伴に火が点くということになるのでしょうか。 ○さて…このまま教会地下シェルターの扉は閉じられて『遺体』は封じ込められるのでしょうか?Dioが『ナプキンを取り』世界の中心となるのでしょうか?それもまた無限にある平行世界の中での1つの結末でしょう。ジョニィはどうなったのであろうか?自らの無限の回転を喰らい、絶望の中でこの世界から消滅してしまったのでしょうか? ○『遺体』は所有者であった大統領に対して『全ての害や不幸を吹き飛ばす空間―能力名:ラヴ・トレイン』という『奇跡』を提供しました。ところで、短時間でも所有者であらしめたジョニィには『遺体』は何の奇跡も与えていないのでしょうか?短絡的な予想かもしれませんが、私は『遺体』が奇跡を起こしていると思います。いやもはや予想ではなく願望です。つまり『ジャイロの復活』です。かつてロンギヌスによりその御身を刺し貫かれながらも息を吹き返したように、D4Cに胸を貫かれて絶命したジャイロの息も吹き返してくれないだろうか?ジャイロが復活すれば…ジョニィも復帰である! ○『無限の回転は無限の回転で中和することができる』。ジャイロが復活すればジャイロの無限の回転―能力名:ボール・ブレイカーによりジョニィのAct.4は解除されます。今まさにDioが扉を閉めようとした時に実況がこう叫ぶのを願います。{7位でジャイロ・ツェペリ、8位でジョニィ・ジョースターがゴールしました}。 ○もしジョニィ(達?)が『遺体』を取り戻したらその『遺体』はどうなるのでしょうか?やはりヴァチカンに保存されるのが筋というものでしょうか。アメリカの東端からさらに大西洋を渡って東に行きヨーロッパに行くというのも筋のように思えます。意外にノリスケ・ヒガシカタも『遺体』が目当てで、『遺体』は日本に運ばれてそこから続編…みたいな予想はどうでしょうか? ○来月号で最終回。よって予想は今号で終りです。最後の結末を見守りましょう! |