‘10 04月号 #57 正義と邪悪C |
「ハア ハアッ」「ハア ハア」 すっかり海にとり囲まれるジャイロだが… 「周囲が『海』である事の方がおそらくだが…このオレにとって有利だ」 ジャイロが馬の脚を止めたため、徒歩の大統領との距離も徐々に詰まって来ている。 そしてついに、大統領は光の線…空間の『スキ間』の射程に踏み込む。 「ハアーッ」「ハアーッ ハアーッ」 一陣の風が吹く。その時、大統領の耳に「カサカサカサ」という音が聞こえる。 再びジョニィ!! 理解した大統領。しばし呆然。 ドガラッ ドガラッ ドガラッ ジョニィ! ジョニィの言うとおり大統領は気づく。 ヴァルキリーの走行形(フォーム)も『黄金長方形』となり、鉄球のを構えるジャイロ。 |
今月のめい言 「ヴァレンタインと決着をつける」 |
○ルーシーを中心として縮地する。それは海にも適用され、大西洋が迫ってくる。ただし、ルーシーの周囲数メートルで空間の割れ目に水が落ち込むため、ジャイロが溺れることはない。逆に、平行世界からの奇襲を封じる効果もあり、これはジャイロに有利である。そして、おそらくわざとであろうが大統領に再び『スキ間』に入らせる。『スキ間』に入れば「攻撃は全く受け付けず無敵」という考えが大統領にはあり、それは油断につながる。油断しているところへ目掛けて亜空間を貫く鉄球をぶつけるためにファイナル・アタックを仕掛けるジャイロ。 ○左手を切断されるも、致命を避けて再び立ち上がるジョニィ。ルーシーを守りながら、大統領との決着をつけようとするジャイロに対して準備が足りないと心配するジョニィ。ジャイロの投げた鐙回術(馬のパワー+回転術)の二投目が大統領の左耳を引き千切ったとはいえ、大きなダメージを与えていない。それどころか大統領の油断を拭き払ってしまう恐れがある。事実、大統領は未知の攻撃に自分が晒されていることに気づき、その源が「乗馬」にあることに勘付いてしまった。ジョニィは「鉄球が1個では足りない」と直感し、鉄球をジャイロに届けるべく、重傷の身体に鞭打って愛馬に乗りこむ。 ○先程はジョニィのアタックをジャイロがサポートしていましたが、今度はジャイロのアタックをジョニィがサポートするスタイルになるようです。2個の鉄球とジョニィのタスクが総動員される攻撃がされるかもしれません。鉄球を鉄球で跳弾させ、その鉄球の軌道をタスクの爪弾で曲げて、もう1回鉄球を当てて…等々。 ○同じ号に「JOJO通算100巻」記念特集と「岸辺露伴 ルーブルに行く」が掲載されています。付録として「JOJO 100.5巻」もついてたりと至れり尽くせりです。時間がないので割愛させてもらいます。 ○SBRでは馬への攻撃はある種のタブーではある。しかし、攻撃の手が愛馬ヴァルキリーに及びそうな雰囲気になってきました。大統領の行動がジャイロの逆鱗に触れ、勝負の行方を左右するかもしれません。刮目せよ! |