ウェカピポの一投が大統領を襲う。
敗北する方にはつかない…そう宣言していた男が圧倒的優位の男に弓をひく…もとい鉄球を投げる。
ウェカピポの投擲は大統領とそのスタンドをひるませ何メートルか後退させた…しかし、 ドン ドゴォア Dioに向かって左右の拳撃を放つスタンド。 ボッ! ボッ! ボッ! ボッ! ボッ!ボッ! ウェカピポが再びナイスフォローを行う。今度は『衛星』が大統領を襲う。 ドグシャアアア 角にある…例の国旗を巻き込んで大統領を攻撃…のはずが再び姿を隠す大統領。 「URYYYYYY」
馬を留め、ジャイロに向かって歩き出すディスコ。それを陰から覗う大統領。 「うしろだジャイロッ!何しているッ!!!うしろにいるぞォー――ッ」
そして…Dioとウェカピポ、それぞれがこう叫ぶ。
|
今月のめい言 「オレの気分も結構 ………清らかだ」 |
○「隣の世界」――少なくとも3つの平行世界を行き来するファニー・ヴァレンタイン米国大統領。壁と言わず人体と言わず、どうやら触れることのできる物体なら(恐らくある程度の大きさは必要かもしれませんが)融け込むように「隣の世界」に自在に訪問可能。しかも「隣の世界」の事象を「こちらの世界」に移すことができます。どうやら全ての人物が、平行世界の数の3人づついるらしいのですが、もちろんキーとなるのは大統領×3です。 ○この大統領×3の思考リンクのシステムはどうなっているのかが気になります。全く別々の人間として機能しているのか、それとも思考がリンクもしくは同一のものとして機能しているのか?大統領は合体というか融合できるようなので後者が正解かもしれません。 ○平行世界には平行世界でDioやウェカピポがいる。それでは『遺体』はどうなのか?やはり『遺体』は3体ありそれぞれの世界に存在しているのか?ここらへんはハッキリして欲しいものです。さもないと悩みすぎてインフルエンザにかかりそうです。
○この時系列のズレを利用すれば、ルーシーがどこに向かったかも解ります。過去の事象を「隣の世界」から呼び出すことで情報を得ることができます。ルーシーが逃げたという話で思い出しましたけど、大統領の傷が治ったのはどういう仕掛けでしょうか?大統領同士が融合できることと関係あるのでしょうか?もしかして本当は4人いたけど1人減ってしまった!? ○大丈夫なのか!?Dio。『遺体の左眼球』を取られたのもそうですが、腹部の辺りが崩壊するかのように肉片が飛び出しています。少し言い方が悪いのですが、一見の価値のある面白い画像です。心太(ところてん)のように押し出された肉片は、長方体に幾何学模様が造形されています。この現象が、大統領の言葉によると「もう1人の自分と出会った」結果らしい。ドッペルゲンガーに会うと死ぬというあれでしょうか?このままいけば、上半身と下半身が別々の世界息絶えるという珍しい死に方になってしまいます。 ○『遺体』を手に入れると素質や才能、条件があった者のスタンド能力を引き出します。『遺体』を手放すとスタンド能力もなくなると考えられており、事実ジャイロのケースでは『遺体の右眼球』を手放した後はスタンド能力は発現していません。ただし、『遺体』を全て奪われたジョニィが依然として「タスク」を使い続けているというケースもあるため一概には言えません。(ジョニィのスタンド能力は「悪魔の手のひら」の影響という可能性もある) ○よって『遺体の左眼球』を奪われたDioも「スケアリー・モンスター」を使用し続けられる可能性はあると思います。死して大地に還るとしても、大統領に一矢を報いてくれるはずです。あいつはやってくれる男です!! ○大統領の能力の何が厄介かと言えば、溶け込むように「隣の世界」へ移動できるために攻撃が当たらないのが1番ではないでしょうか。これに対して、ジャイロの鉄球が大統領に命中して動作を止める効果を発揮すれば、勝利の道が見えるはずです。 ○そして今号のキラリと光る一言が今月の名言で紹介したウェカピポの言葉です。人間の「力」には2種類ある。Dioのように自分の欲望や目的のために万難をあらゆる手段で除くための行動をする者たちが持つ「生き延びる力」、私利私欲を排しより正しいもののために行動する者たちが持つ「動かす力」。何を動かすかといえば我々の「心」です。仗助の言動に噴上裕也が動かされたように、ジョルノの言動にアバッキオが動かされたように、自分の保身よりも一人の少女を護るために行動することを決意したウェカピポは「動かす力」をその身にまとったことは間違いないです。ウェカピポ、死ぬなぁ〜〜!! ○これからの課題は、いかにしてこの「大統領の能力の情報をジャイロに報せるか」と「ジョニィを探し出して戦線に復帰させるか」です。後者はホット・パンツの登場が優勢か…? ○来月は休み、この続きは3月号です。ではでは。 |