「何と申し上げて良いのでしょう……本当にすみません」 『眠った…』 慎重に足を運び、辺りを警戒しながら大統領の部屋に着く。そしてドアを細く開けて中をうかがう。
「待て!止まれッ!おかしいな…そこで止まれと言っているのだ!!スカーレット!!」
狙い通りに即座に眠りに落ちる大統領。 「……何してるの?」「この騒ぎ?」 ここでさらに事態をややこしくなる出来事がまた1つ。 |
今週のめい言 「脱出する!あいつを倒す…」 |
○おいッ!?14歳相手に何やっているんだ?という感じの今月号でしたが、皆様は身体の一部が熱くなりましたか? ○またタイムリーなことに、アメリカでは高級娼婦を頼んだの頼まないの、頼んだのはマッサージだけだの大騒動になっています。もし高級娼婦の顧客リストの中にブッシュ政権閣僚の名前があったら、大統領選挙をまだずに政権交代かもしれないという大スキャンダルです。 ○閑話休題―まぁ、少し下世話なストーリィーでしたけど一種のギャグですからね。良かたい良かたい。 ○超即効性の睡眠薬という都合のい…ゴホッゴホッ…とっても便利なアイテムによりついに大統領の身体から心臓を、そして両耳と右腕も引きずり出したルーシーですが、もはや絶体絶命といってもいい状態。(1)2分以内に目覚める大統領。(2)チューブラー・ベルズ3匹。(3)足の負傷。(4)部屋に来たスカーレット大統領夫人。(5)そしてチューベラー・ベルズ本体のマイク・Oにも大統領の寝室に異変が起きていることが知られる。 ○そして問題なのは、このまま官邸を脱出してもルーシーが「裏切り者」だということはバレルので何の問題の解決にもなっていないということでしょう。 ○これ…ルーシーに有利な材料はあるのかな?『遺体』がこんなに集まったら何かしらのパワーが発動されたりしないのかな…? ○最悪の結末として、ルーシーはこのまま処刑されて、『右眼球』も取られて、スティール氏も更迭されて…… ○予想として、まずルーシーは口車を動員してスカーレットにチューブラー・ベルズを排除してもらう。目的の臭いの持ち主以外には無害のようなのでこれは出来るでしょう。そして何とか官邸の外へ脱出する。そこでホット・パンツと合流することが肝心である。ルーシーと合流したホット・パンツは大統領に向かってこう言えばいい―「もし我々を見逃さないのならば、次の選挙でおまえは負ける」。 ○ホット・パンツのバックにはヴァチカンがいる。ヴァチカンの指示でアメリカ国内のカトリック教徒が大統領を支持しないことは可能であろう。この時代のカトリックはどれくらいいるかは解らない。イメージ的にはプロテスタント教徒の方が多そうである。手元の資料によると、2003年にはアメリカの人口の20%はカトリックであるらしい…100年前以上の話だとしても、大統領はカトリック教徒の票を無視できないであろう。大統領がその地位と『遺体』を天秤にかけるかどうかも自信は無い。なんせJCの『遺体』であり、超人の能力を得られるアイテムなのだから。 ○正直な話、この状況を打開する手段としては政治的駆け引きしか思いつきませんでした。さてルーシーの運命はどうなるのでしょうか?また来月! |