ジョジョの奇妙な冒険Part7を公式に背負いついにSBRが本格始動。しかし突然の七部襲名ですが、「担当の方から言われたのでやりました」という荒木先生の言葉が目に浮かびます。六部の時もそんな感じではなかったかな。
何はともあれSBR再開、楽しみなされッ!!
‘05 5月号
#1 大統領命令
「死体をさがせ」 @ |
西暦1191年、イギリス南西部のグラストンベリー修道院の敷地内地下5mの深さから
羊皮紙に描かれた一枚の『古い地図』が発見された
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『アリマタヤのヨセフ』とは帝政ローマ時代――
イエス・キリストがゴルゴタの丘で磔刑になったあとイエスの遺体を
十字架からおろし、そして埋葬前に遺体をふき清めた聖人
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アリマタヤのヨセフはその後 伝道師となり旅を続け
北の果て、ブリテン島(イギリス)の地にキリスト教 最古の聖堂
――グラストンベリー――を建造しそこで死亡した
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だがそれは誰にも理解できない『地図』であった
それに描かれた海岸の『形』は誰も見た事もないもの
誰も言った事のない陸地
場所も知らない土地
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『聖ヨセフ』はいったい何を求めてイエスの時代、その地図を書き印したのであろうか?
そして『地図』の存在はその後、人々から忘れ去られていった…
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しかし突然――
千五百年がたち16世紀が幕を明けると
何者かの手で『地図』が奪われ
グラストンベリーの地から消え去ってしまう……
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それは新大陸『アメリカ』という土地が
発見され数年がたっていた……
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そして時は1890年―――「モニュメント・バレー」まで約25qあまりの地点
レース再開ッ!!遥かなる大地を疾駆するジャイロ、ジョニィ、マウンテ……あれっ?誰だ??
でも…我々はこの選手を知っている!いや、この髪型と軍服を知っている!!
「ジョニィ〜〜〜〜」
「ドーピングじゃあねェーかァ〜〜〜うしろの野郎ォォ〜〜〜」
「ゴールまで25km!こんな所で仕掛けてくるなんてよほどのテクニックかドーピング野郎だぜ」
「いやそーに決まってるッ!そうと決めつけてやるッ!なんだっけ?うしろのヤツの名前!?」
「『F(フレッツ)・V(フォン)・シュトロハイム』!」
「ドイツ人で1st.STAGE 8位!先に行かせよう!ジャイロ!馬の脈拍が分220回に上ってきた!こんな場所で馬をトップスピードで走らせたらゴールまで持たないッ!」
右目がケント・デリカットよろしくレンズにより大きく見える。因みに愛馬の名前はヨーロッパ・エクスプレス、ジャイロが21位降格したので正確には7位。(1st.STAGE順位リスト)
逃げるジャイロとジョニィ、追うシュトロハイム。彼らに向かって右手を差し出す…シャキィィン…金属音とともに手の甲から銃砲がせりだすッ!
「ジャイロ、あいつ銃を出しているぞォォ―ーーーッ!テロリストだァァァァーーーッ」
ガァァァン
凶弾がジャイロの左脇腹を襲う。愛馬から転げ落ちるジャイロ。そしてさらなる発砲をかわすためにジョニィも落馬する。
さらに非情にも倒れたジャイロの顔面に3発の銃弾を撃ち込む。
「痛でェ!!痛でェェェェェーーーッ」
どっこい生きているジャイロッ!!頭部に弾丸を3発入れられて生きているなんてミスタ以来8年ぶりである。
「『鉄球の回転』……その回転で物質をけずり取ったりまた人体の筋肉を支配したりもする」
「自分の皮膚を硬くして弾丸をはじいたりもできるのか……」
冷徹に分析するシュトロハイム。大きな右目が気持悪い。さらにジャイロの両手首に撃ち込んで鉄球を離させようとするがそれも硬質化した皮膚によって弾かれてしまう。
「捨てろ!ジャイロ・ツェペリ!すぐに『それ』を手から捨てるんだ。さもなくば今度はおまえの友人とおまえの馬の方を撃つ」
「オレに向かって投げ飛ばしてもいいぜ……オレの銃の方が速いってのが証明できるからな…」
いつの間にか左手に銃を握りジョニィに向けているシュトロハイム。まともな銃も持っているのね。
「捨てろだと?この鉄球をか?本当に捨てちゃっていいの?」
なんか勘にさわるような小憎たらしい顔をしてシュトロハイムに話し掛けるジャイロ。
「捨てろってそんなに言うならよォ〜〜〜本当に捨てちゃうぜェェ」
ガリガリガリガリ――何かが削れる音がどこからか聞こえてくる…岩に背をあずけて鉄球を持って万歳の形をしていたジャイロ、ジョルノの手を間に挟んでいるが鉄球により岩が回転する小さな球体型に削られている…しかも無数にッ!
「放した」
鉄球を放すと同時に球型の岩が一斉に…散弾銃よろしくシュトロハイムに襲い掛かる。
メシャア
右手の銃身ごと顔面を砕かれ哀れシュトロハイムはここでリタイヤである。
鉄球をホルダーに戻し、馬に乗るジャイロを不安と恐怖のまなざしで見る。
「あんたの祖国って…いったい…ジャイロ……なんなんだ?」
「いくらこの大陸横断レースの勝利が『国際的な国の勝利の象徴』とはいっても…激しすぎる…!」
「テロリストがなんであんたをこんな続けざま襲って来るんだ?あんただけを追ってきてる!たかがレースじゃないか!この間は『オエコモバ』、そしてこの『シュトロハイム』!テロリストとあんたの国の関係ってなにかもっと深い…『深い因縁』みたいなものを感じる!」
「オレは『国王のしもべ』」
「このスティール・ボール・ランレースにオレが勝てば国王からの『恩赦』が出る!ただそれだけだ」
「オレは一位のまま大陸を横断する!なにかヤバイとおたくがそう思うならオレと別行動するといいぜ」
そして歩を進めるジャイロ。
ジョニィも自分の荷物を引き寄せようとした時、左手から流血していることに気付く。
「ちっ!ケガしたか……馬から落ちた時に……でも痛みはない…」
ズルゥ ボゴォオ
なんどジョニィの左腕を割るように中から別の左腕が飛び出してきた。人間の腕のようだがとても生者の物とは思えない、そして何故か手のひらの真ん中に穴が開くッ!!
「なんだああああ…ジャ…ジャイロォォ、待てッ!!待ってくれェエエーーーッ!!」
「ぼくの左手がなんなんだッ、これは!?」
しかしすでに不気味な手はなく、それどころか傷もない。気のせいかと訝しがり左手を見続けると…グモグモ グモモ…ジョニィの左手の中で何かが蠢(うごめ)く!
『痛みはない、幻覚か!?いや…そうじゃあない…心の中で感じる『幻覚』だとか『スタンド能力』とかそういうじゃあない…』
ここで自らのスタンドを発動させるジョニィ。
『この回転させる爪はぼくの『スタンド能力』!自分の意志で…!自分の爪を回転させる事は…!ぼくの能力!』
『でもこの手はそういうんじゃあない。違う間隔だ』
『なにかがいる!ぼくの『左手』の中に…ぼくじゃあない誰かの『左手』が!?ずっと中にいるッ!い…いつから?』
新たな謎はとりあえず置いといて、舞台と時間がずれる。
バサリッ…と置かれる写真。
「その写真は約200メートル上空でレースを追尾する気球第3号から撮影されたものです。参加選手達は2nd.STAGEにおいておもに2つのルートに分かれ走行しています。参加選手が約800名、砂漠越えルートを通過しましたがその写真の場所でなんと523名がリタイアしました」
「主な原因は土地の流砂による落馬転倒かと思われ、死者数も68名に増えています。大事故です」
「その場所は『悪魔のてのひら』と地元のアパッチ族は呼んでいます。場所といっても地面が流砂のように動いており変化し、彼らにも『悪魔の手のひら』が次にどこに現れるのか予測できない土地だとの事です」
舞台はスティール氏の乗る汽車の中。写真はブンブーン親子との死闘の場所であった『悪魔のてのひら』であった。なるほど、突き出た5つの岩柱が、まさしく悪魔の鉤爪の指のように見える。
「今回のこの地形も6〜7時間あまりでどこかに消え失せました」
「地質学者たちは古代の隕石落下に関係のある土地だと推測していますが、どんな広さでどういう地質学的理由で土地が生き物のように動くのか?誰も説明できません。アパッチ族は土地に近づく者は不幸になると信じ――こう言っています」
「『「悪魔のてのひら」が人間を選ぶ…』……と」
『悪魔のてのひら』が『矢』と同じく、この世の常識から外れた『神秘の存在』であることは明らか。ルーツはわかっても理屈はわからない。
「この土地を一位で通過したのはジャイロ・ツェペリか?」
「はい、現在 気球は彼を見失っていますが依然一位はジャイロ・ツェペリで同行者はジョニィ・ジョースター。ゴールであるモニュメント・バレーまで約20kmの地点付近と思われます」
「ジャイロ・ツェペリが一位でこの『悪魔のてのひら』を通過したあと、彼が『何か』を見つけた様子は確認できなかったか?」
スティール氏の言葉に不審がる秘書。
「……『何か』…といいますと…?スティール様?」
スッ…と席を立ち窓の外に浮かぶ気球を見るスティール氏。
「たとえば『死体』とかだ……ジャイロ・ツェペリはこの『土地』で人間の『死体』を見つけている可能性がある」
「調べろ」
「気球をヤツに追いつかせて確認するのだ。だが『死体』を見つけたとはいっても全身ではなく『手』とか『脚』だけとか一部だけかもしれない」
「予想では『死体』は『ミイラ化』している。ジャイロ・ツェペリがそれを持ってレースをしているのかどうかを上空から調べるのだ。カバンの中とか馬のどこかに隠しているのかもしれない……」
あまりに突然な話にしばし言葉を失う秘書。それは我々も同じである。
「スティール様……あなたはこの大陸横断レースを成功させる事の他に…何かこのレースに別の『目的』あるのですか?それに『死体』とは誰の『死体』ですか?」
スティール氏が答える。
「はっきり宣言する!我々は『スティール・ボール・ラン』レースをなんとしても成功させる!」「それだけが目的だ!」
「だが今は調査をすればいいんだ…ただジャイロの調査をな」
そして出て行く秘書。
「今の会話…ひとつ訂正しておこうスティール君」
奥のカーテンの陰から話し掛ける何者か。3人…1人は長髪を奇妙な感じで結わえており、1人はトランプの絵札のように髪をカールさせて口ひげをはやし、もう1人は同じく髪をカールさせているがひげは生やしておらずパイプをくゆらせている。
椅子に座り、テーブルに両肘をついてパイプをくゆらせている男が話す。
「かもしれないではなくジャイロ・ツェペリは見つけたのだよ…『悪魔のてのひら』でな」
「間違いなく100%!ジャイロ・ツェペリは『死体』を見つけている!」
「我々が送り込んだオエコモバからそう連絡が中継地点に残されていた…オエコモバはそれをつきとめた」
「そしてジャイロから『死体』を奪おうと追跡したが失敗し倒されてしまった」
「ジャイロ・ツェペリがこのレースに参加した目的は!我々と同じように………その死体を見つけるためだと?」
死体…?死体とは誰の?何故さがす?次々と芽吹いてくる謎・謎・謎!!
「それは今のところわからない。レース中、彼は偶然『死体』を見つけたのかもしれないし、あるいは『死体』を見つけたこと自体まだジャイロ・ツェペリ自身気付いてないのかもしれない」
「それがその『死体』の性質だし『悪魔のてのひら』の性質だ。『「死体」の方が人を選ぶ』」
死体が人を選ぶ?その死体とはなんなんだ?いや、それを知っているこの男は何者?その死体を欲しているようだが何が目的なのか?そしてオエコモバの裏にいたこの男の正体とは…?
「問題はジャイロを始末した後、『死体』がどこかへ埋もれたり行方知らずになってしまわない事だ。そのためには『死体』が現在どのように隠され…どうやって運ばれているのか!?調べなくてはならない!」
「ちょっと待ってくれ………ジャイロ・ツェペリが何者か知らんが……そして、わたしはこのレースであなた方に全面的に協力すると約束はしたが…始末だと?」
「私のレース上で『殺人』が行なわれるなんて聞いていないぞッ!」
「ジャイロ・ツェペリを始末といったのか!!『死体』を探すだけじゃあないのかッ!話が違って来ているッ!」
スティール氏の顔が苦悩に歪む。
「いいかね!スティール君。あの『死体』を手に入れる事が『正義』だ!」
「そのためにはどんな手段でもとる!歴史上、いかなる権力よりもどんな財宝よりも人類が待ち望んでいた『死体』だッ!何ものにも優先するッ!」
「それは最終的に我々が必ず手に入れるッ!」
トランクをガパッと開けると…そう、冒頭で紹介されたあの地図が入っている。
「スティール・ボール・ラン『レース』を成功させたまえ…スティール君!この『地図』のこのルートを通過する『レース』を!」
「人間が多勢集まり!この『ルート』を通過すれば!その中の『能力』のある誰かがこの大地にちらばる『死体』を見つけ集め出してくれるッ!それだけははっきりしている!」
「そして『殺人』だと!?言葉に気をつけろ!スティーブン・スティール!この『レース』はこのわたしがいなければ開催すら出来なかったものなのだからな〜〜〜〜〜!」
屈辱に歯を食いしばるスティール氏。
「…………わかりました」「我が合衆国……大統領………」
その時、ノックしてスティール氏の幼な妻がコーフィーを持って入ってくるが、大統領の護衛(?)がそれを叩き落してしまう。
コーフィーポットが大統領が肘を乗せるテーブルに落ち、中身をぶちまける……と思いきや、ポットが消えてなくなっている。
「気をつけたまえ」「いや…わたしの事ではなく君の若く美しい奥方のことだよ」
「頭の上だ」
ポロォ…と天井からポットが落ちてくる。そして車両の屋根の上からゴトゴトと物音が…。屋根裏の散歩者が居るのだ。
「わたしの『部下』が行なう事は…スティール君、『作戦』というのだよ」
「『殺人』ではない……私が下す『命令』のことはな」
その時、幼な妻は列車の影に気付く。列車の上に誰か乗っている影に気付く。
『屋根の上にも……すでに…この人たちの『部下』が…それにしてもなぜ…濡れてないの…?』
『このポットいっぱいに入っていた…『コーヒー』は……!?』
カメラは再びジャイロとジョニィに移る。
「なぁ、ジョニィ」
「『オペラ』ってよォーーー見たことあっか?おたく」「『オペラ』」
双眼鏡を覗きながら訊ねるジャイロ。
「素朴な疑問…オペラを見るから『オペラグラス』っていうんだよな?でもあれよォー、舞台で歌ってるヤツらさあ、体重120kgとか150kg超とかゆー巨体じゃん」
「なんでオペラグラス使ってそいつら見るわけ?いらないじゃん」
「でかいんだから」
高校生の会話だよッ!(笑)仗助と億泰をもこんな感じだったのを思い出します。
「見ろジャイロ!あそこがモニュメント・バレーだ!あと1〜2時間でゴールが見えてくる」
「加速するか!」
ついに長かった2nd.STAGEも終点直前。スタートが去年の週間少年ジャンプ30号ですから7月ごろでしょうか。
「いや!ペースはこのままだ。一着は十分オレたちだぜ」
ジョニィの質問に答えるジャイロ…その時…
パァアアア
急に空が明るくなった…と感じるジョニィ。どうやら空を飛んでいた鳥がいなくなったらしいからである。
しかしその事態に訝しがるジョニィ…チラッとジャイロの方を一瞥すると……馬上にあるはずのものがない。
ジャイロの姿がないのだ。後方にジャイロの鉄球が回転している状態で地の上に落ちている。
「ジャ……!!ジャイロッ!?」
「どうした!?ジャイロ…どうだ!?ジャイロどこだーーーッ」
『落馬!!ジャイロが落馬した!?まさか…どこかに地面の裂目が……!!穴にでも落ちたか!?そして頭かどこかを!?』
ジャイロを探し迷走するジョニィにさらなる事態が追い討ちをかける。
『馬が!!』
背中に乗せた荷物を残しジャイロの愛馬ヴァルキリーが消失したのだッ!
『ジャイロの馬も!?ど…どこだ!?』
『………『敵』だ!!…攻撃されている!…馬だけが…ジャイロの馬だけが…消えた…でもどうやって!?』
『ジャイロがやられた!』
カバンからピストルを抜き周囲を警戒するジョニィ。音がした方角に発砲する、何もない…しかしそれが問題である。
『なんなんだ!?荷物まで……ないッ!どんどんなくなって行くッ!』
ガシィィイッ
ついにジョニィにも攻撃の手が襲う。宙に吊り上げられ、顔面を切り裂かれる。
『『敵』は空からだッ!なぜか『敵』は『上』にいるッ!』
ピストルを構えるもそれも奪い取られ、残ったのは切り裂かれた右手!
『なんだ…!?この力(パワー)は!?なにがいるんだ!?上にッ!?どこだ!?どこにいる、よく見えないッ!』
ブウウーーン
蜂の羽ばたきのような鳴動音…ジョニィが自らの能力である『回転する爪』を発動させたのだ。
「うりゃああああああ」
メクラ滅法に宙を斬り付けるジョニィ、しかし成果はあり吊り上げるパワーから解放される!
『なんなんだ!?どういう事だ!?…見えなかった!』『…だが空からくる!!これは『スタンド使い』だ!!』
『そしてジャイロ!どこだ!?どこへ行った!?しかも、やはりこのレースッ!単なる勝ち負け目的のレースじゃあなかったッ!』
疑問符だらけの状況ッ!本格的に始まったスタンドの攻撃ッ!謎を解きジャイロを救えるのか?
愛馬スロー・ダンサーで疾駆するジョニィ!負けるなジョニィッ!!
○驚いたッ!!なんと黒幕が米国大統領!これはジョジョの歴史としては初では?表舞台のお偉方が裏で暗躍するのは。DIOもカーズもディアボロも闇の住人(暗黒街という意味でもある)だし、吉良とプッチ神父の表の顔は一般人であった。絶大な権力をもつ彼がどのようにジャイロを追い詰めていくのか……?でもヴィジュアルを見るとラスボスっぽくないんだよなぁ(笑)。絶対もう1人裏にいるな。
○「アリマタヤのヨセフ」、ネットで調べてみるとアーサー王伝説と深く関係あるようです。キリストの血と汗を溜めた聖杯、キリストの肋骨を砕いたという聖槍(別名ロンギヌスの槍)をイギリスに持っていた人らしいですけど。一時ファンタジーにはまった身としては中々興味深い情報でした。
○そして『死体』。「Who?]という疑問には1つしかないでしょう…ジーザス・クライストこと「イエス・キリスト」。ジョニィの左手からニョロリと出たあの腕、そういえば杭で打たれた痕のような穴が開いていました。数%の確率であろうが、キリストの隣で磔(はりつけ)になっていた強盗という説も考えてみたり。
○地図を見てみると九ヶ所に印がある、七人の悪魔超人編のミート君よろしくバラバラにされた『死体』、集めるといったい何が起きるのか。やっぱり生き返るのか?というより、なぜバラバラにして北米の大地に死体を配置したのかという方が気にかかります。とりあえず、全部集めてもポルンガ(夢の神)が出てきて願いをかなえてくれることはないでしょうが。
○ところで死体が九つになっているとしたらどのようになっているのでしょうか?悪魔将軍の「地獄の九所封じ」は頭、胸、腹、背、右脚、左脚、右肩、左肩、手のひらでした。予想としては頭部、胸部、腹部、左腕、右腕、左脚、右脚……後なんでしょう?右眼球、左眼球かな。
○ジャイロを襲った大統領直属の刺客、物体を上に引っ張ってどこかへ隠してしまうという能力。上に引っ張るのはともかく、何故みえないのかが問題。今までの体験からだと、小さくて見えない、平べったくて見えない、大きすぎて見えない、別の空間に移ったから見えない等がありました。さてどれでしょう?何もヒントは無かったような気がしますが…もしかして「雲」に擬態しているのか。いや、人や馬を隠すぐらいだからやはりそこは能力を使用しているのでしょう。上に引っ張っているのはテグスのような極細な丈夫な糸みたいな物を使用しているのでしょうか。ジョニィの爪によって斬られていたから対応は可能のようですが。
○シュトロハイムについて「よほどのテクニックかドーピング」と疑問をていしたジャイロ…正解は「機械化改造」でした(笑)。ではまた今度ッ!
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