2つの鉄球を腰に据え、右足の止血を追えてオエコモバを追うジャイロとジョニィ(そういえば、ブンブーン一家の親父に鉄球を一個ダメにされていたけど、いつのまにか補充されていますね)。
「『触ってピンが飛んだら爆発』…というオレの能力の特徴がヤツらに理解されてしまった…オレもジャイロ・ツェペリの能力をキチンと理解しなくては…」 水筒の水を手のひらにこぼすオエコモバ。その背中にマントを纏ったカラスのようなヴィジョンが重なっている…意外!ヴィジョンがあったのか。 矢のような燕のような豹のような……オエコモバに向かう鉄球!!ジャイロはスタープラチナのようでしたけどね。 ブゥゥーー〜〜ーン いい気になっていたオエコモバの周りを蜂が飛ぶ。蜂…ということはピンのついた蜂でしょうか? 「さっきの蜂は全て爆破したかどこかへ飛んでいった。その虫の羽音をたてているのは……」 ドグシャアアア ついにあれだけ警戒していた顔面に鉄球を喰らってしまったオエコモバ。頭部を守っていれば大丈夫と考えていた節があったが、これはもはや敗北と言っていい一撃でしょう。しかしジャイロは…… バグオオオオ 容赦なく顔面に2発の鉄球を埋め込まれ、馬上から腹をみせたカエルのように落ちるオエコモバ。 |
今週のめい言 「このまま突っ走るぞ!」 |
○オエコモバ撃沈。SBRはレース漫画のためライヴァルはいても敵がいない…ということもなく、ご存知の通りSBRはバトルの要素が多分にあります。逆にそこが中途半端な感じがして、私的には少しテンションが低めです。ただもう1つ、今までのJOJOシリーズでは割と早い段階で中ボス/大ボスの存在が明らかにされているのですが今回はまだ解かりません。いやレースなんだからボスとか言っている私の方が頭がおかしいと思いますけど。 ○バトル要素が濃くなってしまったので、もう1度レースに立ち返るのが良いとは思います。サンドマンやポコロコ等等、魅力的で楽しみなキャラはデパートで売るほど居るのですからね。後は、自然の過酷さとの闘いも描いて欲しいです。 ○実はヴィジョンを持っていたオエコモバのスタンド。ボロボロのマントを纏ったくちばしをいやらしい感じでキュッと曲げたカラスのような鳥のヴィジョンである。マルファスという地獄の将軍もカラス人間の姿をしていますが、まさしくオエコモバの能力は悪魔的! ○「爆弾」という能力で同じ系列のキラークィーンと比較してみると、実は破壊力では勝っています。爆弾化できる物質が複数可能なこと、そして「液体」「気体」にまで能力範囲が及ぶこと。ただし自在性という点に対してはキラークィーンの方に軍配があがります。これはテロリストであり暗殺や破壊を旨とするオエコモバと、自分の犯罪の痕跡を消去したいと願う吉良の精神のあり様の違いでしょう。 ○スタンドバトルの勝利の方程式には「自能力を駆使工夫する」と「敵能力を利用して自滅させる」があります。ピンを付けた蜂でオエコモバに自滅させるかと思いきや「回転」という共通を持つジャイロとジョニィが協力しての頭脳プレイ。裏をかかれた面白い決着でした。「ジョニィのスタンド+ジャイロの鉄球」でマンハッタン・トランスファー並のトリッキーな軌跡を描かせることができるかもしれません(ジョニィのスタンドの射程がまだ不明ですが)。 ○「ゾンビ馬」の正体は結局は解からずに終わりましたが、しかし吹き飛んだ足を治すことができるのならば、それはどう控えめに考えてもスタンド能力だと思われます。だから「ゾンビ馬とは人名」と予想しておきます。でも本当に馬だったら逆に私はびっくりしますけどね。では第3シーズンであいましょう。 |