表紙で明かされる「運命の夜明け」の全貌。
「例えばこれから君は自分の部屋に逃げ込もうとする。前の世界の刑務所で隠れていた『君の秘密の部屋』へだ」 慌てて逃げるエンポリオ。バーニング・ダウン・ザ・ハウス(以後、BDTH)を駆使して壁抜けを行う。その拍子に大失敗、看守にぶつかってしまい姿を見られてしまう。 「この警務官…こっちに来たらきっとあの書類を踏んづけて転ぶぞ…」 追いかけっこ開始!!の間もなくエンポリオの前に神父が立ちはだかる! それを見てエンポリオを追いつつ語り始める神父……。 「人の出会いは『重力』であり、出会うべくして出会うものだからだッ!」 「人といつ出会い…そして別れるか?戦争がいつ起こり時代がいつ変わるのか?」 「そしてそれこそ『幸福』であるッ!」 「悪い出来事の未来も知る事は『絶望』とおもうだろうが、逆だッ!」 「人類はこれで変わるッ!」 ついに全貌が明かされた『天国』!!それは「全人類が覚悟を決める事」!
必死に逃げるエンポリオ。音楽室の屋敷幽霊は神父にバレテイル! そしてエンポリオを追いつめる神父。 「『時の加速』が始まったケープ・カナベラル以前のここなら!おまえがどこにいるかわかるッ!」 泣き叫び壁のスキマに入り込むエンポリオに容赦なく攻撃を加える神父。 真実は…!自ら「ウェザー・リポートのDISC」を押してエンポリオに挿入してしまう。いやさ!エンポリオの策略。ズブズブと頭に沈むDISC。 そして顕在化するウェザー・リポート(スタンド)…。 始まる戦闘!肉弾戦!! |
今週のめい言 「『覚悟した者』は『幸福』である」 |
○ついに解かった『天国』!人類全員が自分を含む森羅万象の運命を知り、『覚悟を決める』事でした。魂は別に集めないようですね。どうも明らかにDIOが目指していた『天国』とは違うような気がします。『他人の運命は知りつつ、自分はその運命から解放されている』…新世界の創造主は、運命が決められた者達に関わる事で運命を変える事ができます。つまり、DIOの目指した『天国』とは『宇宙規模の運命の支配者』になる事だったのかもしれません。 ○それにしても全ての人類が『絶望』せず『覚悟を決める』と神父は思っているのでしょうか。そういう『人間の強さ』を信じている神父には好感を持ちますが。しかし2つばかり問題があると思います。 ☆まず1つは、前々から言っていますが最悪≠謔闊ォい独善=B『天国』を全ての人々が喜ぶかといえば、そうでもない……と言う事が全く頭に無い事。全ての人間を幸福にする、『天国』に導く、つまり自分は正義を行っていると考えているため自分が悪だとは全く考えていない。それどころか自分が正義を行っていると思い込んでいる分、自分の非を省みないからこちらとしてはたまったものではない。どこかの国みたいですな(オッ、時事ネタ)。今は亡きウェザーが神父に言ったセリフを抜粋…「おまえは自分が『悪』だとは気づいていない最もドス黒い『悪』だ…」☆そしてもう1つ、上記の事に関係あるのですが、神父が死人や犠牲に対して全く留意していない事。自分が正義だと思っているのだから当然なのですが。いや、自分が正義だと思っていても犠牲になった人々に多少の罪悪感を抱くものだし、抱いているならば言動に出るものです。神父は犠牲者に対して何の感情を持っていない…それがムカツク。 ☆そういえば、バーニング・ダウン・ザ・ハウスを持つエンポリオにウェザー・リポートが。1人にスタンドが2体になってしまいましたね。恐らく後頭部からBDTHのDISCがニョッキリ出ているのでしょう…。もしくはBDTHとウェザー・リポートが融合した新たなスタンド『ホール・ロッタ・ラヴ』となる。本当のところ、個人的には「原則には例外あり」という事で別に良いと思っているのですが(笑)。 ☆来週の予想とか、冒頭に書いた新しい世界の謎に対する推測とか、BDTHに「壁を抜ける」という新能力が加わっているとか……いろいろ書きたかったのですが、多忙ゆえに今週はここまでッ(スマヌ)。ではまた来週! |