‘03 16号  Act.155 さらに!

 絶望をこめた銃が火を噴く。キッド・ザ・ピストル、襲われる恐怖に耐え最後の抵抗を試みる…。
1発、2発、3発、4発そして5発!加速された時間に乗った神父には当たらない!!

「『運命』はここで終わりだエンポリオッ!」

わああああああああ」「!?「え!?」
 何故か海面の上に立っているエンポリオ。もしかしてバーニング・ダウン・ザ・ハウスが成長したのか?
長く考える間もなくザボォンと海中に消える。

 周囲を見る神父。
空条徐倫!!
 おまえか!

オラオラオラオラオラ
 海面下からオクトパスのようにラッシュを仕掛けるストーン・フリー(ちょうど手が八本)。
ラッシュをジャンプ一番かわすが、徐倫が投げつけたのかナイフにより右顔面を切り裂かれる。右目は恐らく失明だろう。
よく見ると承太郎が受けた傷に酷似している。ある意味、徐倫の仇討ちともとれる。

『ジョ――――――スタ―――――――ッ!!』

 徐倫たちを追い、海に飛び込む神父。
『逃れられると思うのか!!』
『おまえが水を泳ぐスピードはッ!』『走る事より遅いというのにッ!』

 澄み切った海中に群れるイルカ。その中の一匹が神父から離れる方向に泳いでいく(swim away)。
そのイルカにはグルグルに縛られたエンポリオ、そしてグルグルにしている徐倫。
「プッチ神父…このスピード!このイルカにすぐに追いつけるだろうが」
「肝心なのは『距離』よ……短い距離なら追いつける!でもあんたはいったい何メートル泳ぐ事が出来る?」
「500メートル?800メートル?」
「イルカより疲れず長い『距離』を泳いだり潜ったりする事ができる?」

「時の加速は関係ない!物を持ち上げたり溺れないように泳げる距離は普段と『同じ』ッ!」
「しかも溺れる前に岸まで戻らなくてはならない距離!」

 逃げる徐倫&エンポリオ。そして追う神父!
「絶対に逃がさんッ!絶対にッ!」
「決着はつけるッ!『因果』を未来へ持って行く事は出来ないッ!」

「エンポリオ……」
 徐倫の腹部から血が湧き出す。少ない量ではない。先刻、ナイフが深々と刺さった場所である。
「アナスイが自分を犠牲にして父さんを守ってくれたから…」
 
かろうじて自分は生きているという徐倫。
「エルメェスが神父を攻撃してくれたから…」
 イルカを捕まえてエンポリオを助ける事が出来たという徐倫。そして……。
「あたしは行けない……神父はあたしの中のジョースターの位置を感じとってるわ」
「どこへ逃げてもあたしも感じるし、ヤツも感じて追跡してくる」
「あたしがいたらあんたは逃れられない」

「あんたを逃がすのはアナスイであり、エルメェスであり、あたしの父さん空条承太郎」
「生きのびるのよ」「あんたは『希望』!!」

 そして生命を繋いだ戦士たちの遺骸は、時の加速の中ですでに腐り始めていた。
第6部で一番キツイ場面です。

「ここはわたしがくい止める」
「来いッ!プッチ神父」

 自ら糸を切断し神父を待ち構える徐倫。そして最後のラッシュ……。
『ストーン・フリィィィ―――ッ』

バショアバァアア

「おねえちゃああああーーん」
 両腕を引き裂かれ、グラサンが砕け飛ぶ。
全滅した徐倫一行を葬送するかのように、蝶の集団が海を渡る。再び日が沈む……。



「お…おい何だぁああ〜〜〜」
「あれ太陽かッ!」「またもう朝日が昇ってきたぞォオオオ―――ッ」
「太陽の形が円じゃあねえッ!」「長く帯状に見えるッ」

「と…時計の針が消え……いやッ!早すぎてもう肉眼では動きが見えなくなって来てるぞ!」

「コ…コンタクトレンズがァア」「まばたきするより早く涙が乾いて目玉にひっつくぅぅぅ」

「しゃべってるだけで口の中がカラカラにィイイイイ」「ベロが下アゴにィイイ」

 もはや日常生活は不可能なレヴェルまで来ている。

「また夜だ!」「朝だ!」「また夜だッ!」
「なんだ!?」「さらに!さらに!さらに!」
「時が加速しているぞ――――――ッ」

 いったい、1日が何分で終わっているんだ?(この文章、「時が止まっているのに5秒と考えるのはおかしいが」と同じくらいおかしい)

 そして号泣のエンポリオ。神父と徐倫、彼女らの決着は本当についたのでしょうか?

今週のめい言

「来いッ!プッチ神父」

○     (T-T)

○エンポリオを逃がす為に、99%勝ち目のない闘いを受け入れる徐倫。その顔は、微笑にも似た表情がうかがえる。裏を読んでみれば、やはり時勢的に子どもは殺せないのかな(なわとびを首に喰い込ませていたが)。未来と希望をエンポリオに託し、徐倫散る……。

○しかし本当か?まだ伏線として「ウェザーのDISC」が残っているぞ。でも両腕は吹っ飛んでいるし、グラサンが吹っ飛んだという事は顔面を切り裂かれたということだろうし……。う〜む。

○徐倫がエンポリオを『希望』と言った事。私はこの事に具体的な意味はないのではと思います。何というか…とにかく、子どもはただ存在するだけで『未来』を感じさせる者ですから。つまり『生き残る』という行為そのものが『希望』という意味…だと私は感じました、まぁ私見です。

○徐倫一行を見送るように飛ぶ蝶の群。そういえば徐倫を象徴する動物は「蝶」でしたね。この死葬蝶の群はは昇天する魂の表現なのかも。

☆さらにさらに加速していく時間。太陽が残像をともない帯状に見えるほど。最後のコマを見る限り、5本の帯が見えるので、あっという間に5日が過ぎたということですね、「新月の時」に神父が倒されると思っていたんだけどなぁ。前々から予想していましたが、本当に人類が絶滅しそうな勢いです。

☆バーニング・ダウン・ザ・ハウスの「音楽室の幽霊」で承太郎たちの魂が居たりして。亀の中のポルナレフみたいに。

☆ところで「ウェザーのDISC」の使い道なのですが、あれは徐倫が使うものではないのでは。DISCを挿入する相手はウェザーことドメニコ・プッチの双子の兄、エンリコ・プッチ神父と予想。ウェザーがホワイトスネイクを利用できたように、プッチもウェザー・リポートを利用できる。そして徐倫はその事自体を利用する。神父の隙をついてウェザーのDISCを神父に挿入!スタンドは1人一体なので無理矢理にSTHが排出される。そして「時の加速」が解除!!

☆その前に、徐倫がどうやって生存しているのか考えないとなぁ…(困)。斬られたと見せかけて糸をホグシタだけとか……。

 今日はここまで。ではでは。