徐倫が生き残っているのはキッスのシールで心臓を2つにして、破壊されていない方を血液循環に使用しているのかも。
その事を気付かせないためにエルメェスをチームから離した……。


‘03 05号  Act.145 手

「偶然急所をはずしてしまったのかッ!」
 C−MOONが模型のスペースシャトル付きの地球儀を殴る。裏返る地球儀。世界はわたしのものって感じ?
「いや間違いなく心臓に命中し『裏返った』のだッ!」

「だが、まさか……また『ジョースターの血統』が…………『空条の血』が!」
「わたしとDIOの目的を妨げるというのかッ!」
 ついにジャズ・ミュージシャンの血統をも恐れ始める神父。
『徐倫!動ける状態ではない感覚を感じるが……なぜ『生きている』!?』

 スペースシャトルが建物に突っ込んで横たわっている。しかし、スペースシャトルが突っ込んでも立派に立っている建物は天晴れな施工です。
ところでこのスペースシャトルはどこから降ってきたの?

 そして現在の各人の状況を表す画。一番気になるのは「生死不明」のエルメェス…いつ、どのタイミングで出るのか?ところで「ザ・」キッス?

「なんとしても空条徐倫だけはここで決着をつけなくては…」
「刑務所内でもオーランドでも!空条徐倫の妨害は目的までの試練だったのだ」
「『自信を持て…』ロベルト・プッチよ」
「『運命』が味方してくれるのはこのわたしだ…ちっぽけな正義などを越えた目的がわたしとDIOにはあるッ!」
「何者もわたしを妨害できるはずなどありはしないのだッ!」

 依然は神父は自分が“悪”である事を自覚していながら、尚その行為をしていると思っていました。しかし違うようです。いや、少なくても承太郎の記憶DISCを手に入れるまではそうだったのかもしれません。ただ『天国』を知ってから(どうやら具体的に何が起こるのかは知らないようですが)それを体現することが至上になる。これを邪魔する者の方が神父にとっては“悪”である。ただ、神父が自分の“正義”を宗教から『天国』に変えたからと言ってそれは問題ではない。十人居れば十個の“正義”があるのは当然ですから(だから闘いが生じる)。問題があるとすれば、どうやら神父がそれを全人類に押付けようとしているところでしょう。それこそ“独善”、余計なお世話というヤツです。

「近い…」
 徐倫を追って落下地点に向かう神父。その間、助けを求める一般人は無視!
そしてガラスが大きく割れている建物の前にくる。ガラスには引き裂かれた服の端が。
「いる」「徐倫の衣類の切れはしだ」
「この建物内に徐倫は入った!そしておまえはそれ以上わたしの背後に近づくな、アナスイ」

 神父の背後に存在するアナスイ。上目づかいで神父を睨みつける。

「下がれ…おまえはわたしにとって試練の内にも入らない」
 なんたる屈辱!挑発にのるようにアナスイが右手を動かす。
途端!C−MOONがダッシュでつめよりアナスイにアッパーを繰り出す。クリーンヒット!!
えっ!接近戦でダイヴァー・ダウンが遅れをとるなんて……というかこれはカナリやばいのでは?

 アナスイの頭骨が裏返り始める。と…髪の毛が外れる…ニセモノ?
「戻れッ!C−MOON!そいつはアナスイではないッ!」
 頭骨が爆ぜ、骨の破片が神父を襲う。C−MOONが戻りガード。

「おまえの『重力』のせいで死亡した観光客を……」
「内部から骨格を改造してオレにした」
 神父の背後に再び存在するアナスイ。重力の向きに反して髪が垂れ下がっていないなぁ…はどうでもいいか。
ところでカツラや衣装はどうしたんだろう?ダイヴァー・ダウンがもの凄い速さで編み上げたのでしょうかね。

「射程内に入ったッ」
「くらええぃー――『ダイバー・ダウン』」

 ダイヴァー・ダウンの貫手が神父を襲う!

ボボボボ  ベコ

 顔の右半分がベッコリと凹む。
「か…空振り!裏返らせた……!!自分の肉体までも……」
 アナスイ驚愕。裏返しにはダメージが付き物だったはずなのに、それを無傷でやられちゃぁ……。

「おまえはわたしにとって釈迦の手のひらを飛び回る孫悟空ですらない」
 なんたる屈辱!!しかし、ここは一端退くアナスイ。飛び下りる!

 だがC−MOONの追撃!
「ウシャアアアアア」
 防御不能の拳がアナスイを襲う!!!!

ヒタア

 神父の顔をツルリと触る何者かの…いや蝶のタトゥーから徐倫とわかる。
それに気を取られた神父&C−MOONがアナスイへの追撃をしくじる。
アナスイは旗掲揚用のポールに掴まりそれ以上の落下を防ぐ。

「うおおおおおお」
 C−MOONが、陰にいる柱ごと徐倫を攻撃する。しかし徐倫は逸早く建物内部に逃走する。
『か…顔を……触られた……!!』
『今の手は…空条徐倫!!…「動」いている……」
「いったい何をしているのだ…何をすれば動けるのだ!?」

 血の手形。

「血だ…。だが負傷しているのも間違いない……」
『わたしの心は全力で追跡しろいってる……!!決着は今、ここでつける!!』

 今度は徐倫がしかける謎!解けるのか!?


今週のめい言

「顔を…触られた…」

ヒタリと神父の顔を触る徐倫。手足などの末端などしか見せない事で本体がどうなっているかという好奇心を生み出す。後ろから顔をヒタリと触られたら、日常生活でも敵意を感じます(というか、気持ち悪い)。しかしよく後ろを取られる神父。結果的には上手くかわしていますが、やはり戦闘に関しては徐倫、アナスイなどの経験を積んだファイターに一歩遅れを取っている感じは否めません。いくら強力な接触破壊能力を持ったとはいえ、策謀を用いてフィクサー(黒幕)的なホワイトスネイクから積極的に殴りつけるC−MOONへの戦闘スタイル変換…神父の経験の無さが付け込む要素かも。

○神父の背後…顔を触れる所まで接近しながらも攻撃をしなかった徐倫。これは非常に不自然。つまり徐倫にはストーン・フリーで殴りつけられなかった理由があり、それはもちろん心臓にC−MOONの拳を受けながらも生存していることと関係しないはずがない。一応、いくつか予想を挙げましたがどうもいまいち「重力を封じる方法」とまではいかないのがネック。もっとも承太郎の言った「重力を封じる方法」という言葉自体がブラフ(引っ掛け)の可能性も有るかなぁ…。
 とりあえずエントリーしてみると(1)糸で心臓を造った(2)キッスのシールで心臓を複製。後に心臓が復活した時の事を考えると1つになった時にダメージを負ってしまう(2)はなさそうですが。どちらにしても心臓は破壊されているのでその修復をどうするか?ダイヴァー・ダウンの「肉体改造能力」により修復かな。

○ところでキャラ状況の承太郎、学生服着ていませんでした。若返り?

☆アナスイが他人を改造した時、生きている人間を改造しているのかと思ってゾッとしました。でも死体でも損壊罪ですか?この人間の改造を見るたびにエドワード・ゲインの事が頭をかすめますが。

☆エドワード・ゲイン…墓場から死体を掘りおこし、死姦はもとより死体を解体加工してコップ、フォーク、帽子、ベスト、フェイスマスク等等を造り楽しむ。この行為は映画『羊達の沈黙』などの元ネタにも。そして生きている人間を殺害することも。

☆アナスイは殺人鬼ですが快楽殺人者ではないです。快楽殺人者を簡単に言うと「サディスト」なんですよね。人に苦痛を与える事が「悦び」である。ジョジョの中で快楽殺人者を挙げてみると……アンジェロこと片桐安十郎、吉良吉影、チョコラータ…でしょうか。切り裂きジャックは「怒り」によって殺人をしていた感じです(もちろんジョジョの作中の話ですけど)。アナスイはDIOに似たタイプ、人を殺すのに崇高な目的も俗世的な理由も必要とせず、邪魔な本を横にどける程度の感覚で人を殺す…心を揺らす事はない。

 今日はここまで。ではでは。