「空条徐倫」のスタンド『ストーン・フリー』の図解説

 おすまし徐倫!ところでストーン・フリーのサングラスまた変わっていない?レンズが透けていなくて目の部分が見えないからそう感じるだけかな。
気になるところを抜粋!

糸を出せる距離は体重(約54s)を支える太さで24m程度
 (連載初期と比べて4s痩せている!色々あったからね…)
肉体の70%程度、心臓付近まで削られていくと絶命する危険をもつ
 (やはり心臓と脳は糸化不可らしいですね。糸化したら循環器なんて関係なさそうですがやっぱりイメージかな。生命の源としての心臓)
衣類にすれば人の着ているものに化けられる
 (というか…もしかして徐倫の衣類ももしかして…裸ん坊なの!?ジョリィヒヒヒィィーーン!)
せっけんのにおいがする(気がする)
 (美人スメルって事?)
せっけんのにおいがする
 (せっけんの匂いはお母さんの匂い。母性の象徴かな)
せっけんのにおいがする
 (あぁ〜徐倫に抱かれて眠りたい…)
せっけんのボクッ
 (撲殺)

 

‘02 51号  Act.140 そのしぐさ

「すべての『始まり』に……『重力』があった!」
 今にも地球をその手に掴もうとする神父!っていうか何処にいるん?と思ったらNASAの床の模様でした。
「この大地も………!!」
「『重力』から始まり…!」
「『引力』ゆえこの世界は星の周りを回るッ!」
「この地でわたしは…これからどこへ行くのかッ!?これからどこへ行くのか!?これから何が起こるのか………!!」
「このわたしの肉体と精神の中に!!」
 神父から顕れる見たことも無い影が…!!
「そして全ての終りにも……!!」


『ストーン・フリィイイイイイイイイイー――ッ』
 エルメェスを掬い上げるために糸を伸ばす…が!落下速度に追いつくことができない。

「徐倫ッ!エルメェスはあきらめろッ!」「死んで居ないなら戻ってくるヤツだ」
 アナスイ。確かにその通りだと思いますが…一応、姐さんも女なんですから「ヤツ」はカンベンして下さい(笑)。

 車、人間、照明灯、ついには地面に根をはっていた木々までもが水平落下をし始める!
ガードレールに掴まる徐倫一行。

「20年前にあたしの父さんがエジプトで封印したのは『このこと』なのね…」
「神父はこのことを『天国』と呼んでいた」

「じょ…徐倫おねえちゃん……」
 徐倫のつぶやきに応えるエンポリオ。
「今『天国』っていったけどこれは前兆に…」「す…すぎないと思う」
「さらにこれから…な…なんかすごくヤバイ予感がする……」
「神父が『新月の時』を待っているというのなら月だって『引力』に関係があるし」
「それは32時間後なんだもの…!」

 神父を追うのか?と訊ねるアナスイに、「心は決まっている」と答える徐倫。
『そうだぜ……その目だ…徐倫』
『その遠くを見る表情……オレの心が燃えるのはそのしぐさだ』
『今…おまえの心は『神父』を止めねばという『決意』とともに一方で自分の父親に助けてもらう事を願っているようだが』
『ウェザーや承太郎以上に君を守れるのはこのオレだ!!』
『君はそのうち……自分の身を…このオレに包んでほしいと願うようになるんだ』


 さて、上へ上へとビジターセンターを目指す徐倫一行。電話が通じないと訴えるエンポリオ。何かの伏線?それともこの現象を解き明かすヒント?
「徐倫、神父の位置はこの方向でいいんだな?」

「ええ」「近い」「かなり近くに感じる……」
「まるで今まで…ここにいたって感じ……」

ガチャ

「呼んだ?」位のタイミングで徐倫の背後の13番チケットボックスのドアが開く。
異形。異形のスタンド。身体のGACTの模様がホワイトスネイクのようであるが…完全にその容姿は異なる。

シュッ

花を摘み取るかのように徐倫を攻撃するスタンド。ボグオオオン
間一髪で気付きガードする徐倫!
『『ホワイトスネイク』……!?い…いや『緑色の赤んぼう』?』

 しかし徐倫はガードなどしていなかった。出来ていなかった。ACT3よろしくスタンドに接触した右腕が足元のボックスに減り込む。
しかも地面に減り込むどころか自分自身に減り込む。地獄の人間リバーシブル。

「始末シニキタ」
「2日待テナイノナラ…」

今週のめい言

特に無し

○さて、JJNのリアルタイム伝言板でも賛否両論のNEWホワイトスネイクですが、皆さんはいかがでしょうか。私としてはあのライト目(と呼んでいます。自動車のヘッドライトを思い出させる形状から。瞳がないことから感情や思考を計りかねる不気味さをかもし出す)はスタンドのデザインに多く使われているので、できれば他の形状が良かったかなと思いましたが。

○しかし不気味な事は不気味。アサッテの方向を見ながら徐倫を攻撃しているのは「何を考えているか解からない」恐怖を印象つけています。59巻でボスがチョコラータの説明をしている中で、アップのチョコラータが視線を外しているのが不気味だったのを思い出します。

○小学生のころ、退屈な授業の間に考えていた事、「ゴジラが来て学校を横倒しにしたら、どうやって外にでようか」。床が壁になり壁が床となる、廊下が吹き抜けの奈落と化ける。日常が紙一重で非日常に変貌することを想像するとワクワクしたものです。しかし建物内部ではなく外の空間で重力方向が変わるとは…射程が終わったところは物体が山のように積みあがっているのでしょうか。

○よく見ると、NEWホワイトスネイクのみならず神父本体も重力偏向の影響を受けていないようですね。這いつくばってはいるが、元々の地面に居るようです。そうなるとこの重力偏向はやっぱりスタンド能力なのでしょうか。私はこれが『原理』だったら面白いなぁ…と思っていたのですが。つまり神父が「天国」に近付いたため「世界のルール」が狂い始めた…のではと。しかし、神父が重力偏向を制御しているからには、これは「狂った自然原理」ではなく「能力」なんでしょう。

○その上、「裏返し」にする能力。きついスタンドですなぁ。

○NEWホワイトスネイクの顔面に刻まれている模様。あの有毛類の這い跡のようなものは、神父のそれとは異なっています。何だろうと考えていたら「矢」にある模様と似ているんですね。あの模様は「進化」を象徴しているのだと思います。

○人体を裏返す程のパワーだから能力射程は短いと思いますが…これが重力偏向と同規模の射程があったら、かなりキツイ闘いになるでしょう。というより、スゴイ痛そうですが。爪なんて問答無用で剥がれていますし。

 もし殴りあうとしたら、立つ方向が違うため縦と横の「+」みたいな画になって面白い構図になりそうで楽しみです。
ではサヨナラ!