‘02 42号  Act.131 焦るな

 表紙は病院を中心としたそれぞれの移動を経過報告。
ヴェルサスとウェザー&アナスイは正面玄関から出て反対方向に向かっている。ヴェルサスは承太郎のDISCを持つエンポリオが目当て。
さらにヴェルサスを追う徐倫&エルメェス。
 そして肝心の神父はどうやら裏口から逃げたらしい。

 ここで新発見としては「虹に触る」と「カタツムリになる」理由は全くわからず。オゾン関係せず
とりあえず徐倫は神父は当然として、それらしい素振りは無かったですがウェザーも感知していたらしい。


 ヴェルサス。
『まず「エンポリオ」というヤツはオレの知らない「スタンド使い」であるはず!』
 知らない者については「地面の記録」を活用できないヴェルサス/アンダーワールド。
「探せ!この中のどいつだ?」「絶対に近くにいるッ!」
 周囲を見回すヴェルサス。すでにカタツムリの魔の手は(カタツムリに手は無いが)ヴェルサスの周囲にまで伸びている。
「助けようと病院へ近づくヤツが「エンポリオ」だッ!」
 と…ここまで予測しておきながら横を走り抜けるエンポリオに気付かない!
ヴェルサスの視線からエンポリオが女である可能性も考えているようであったが。

 エンポリオ。
「いったい何が起こっているんだ?」
「でもまず「DISC」をSPW財団の使者に渡さなくては!」「あと5分で来る」
 エンポリオはヴェルサスの予想を裏切り病院から離れる方向へ走っていた。走る擬音はドドドドド…

 すでにヴェルサスの目の前でも人カタツムリ化現象が!追いつめられる。
しかしその時、ヴェルサスに一計が!
ザッグァアアアァ (おっ新しい擬音)

 ピロロロロ…と鳴るエンポリオのケイタイ。電話に出た刹那、後ろから殴られて昏倒するエンポリオ。

「グフッ」「ウヘヘヘ」
「『アンダーワールド』地面に聞けば良かったんだ…」
「電話番号は『地面』の中の空条徐倫にな………」
 いかにも小悪党な笑い方をするヴェルサス。グフッ
気を失った少年の身体をまさぐる男。ゲイのロリコン!?他のPAGEでも散々ネタにされている「エンポリオを掘るヴェルサス」も実現間近か?
「なんだ!?DISCがどこにもないぞ!持っているはずなんだッ!」
「そ…それに!…今!手の中にあった携帯もどこ行ったんだ?あとパソコン!」
「まて!焦るな!掘り起こせばどこ隠したかわかるはずなんだ。何をしたか……」


 糸をセルモータに突っ込みエンジンをかける徐倫。本当に便利だなぁ。
「エンジンがかかったッ!さすが元車泥棒!!」
「改めて言っとくけどさぁ!車泥棒はあたし無実だからな」

 しかし車の中にもカタツムリ!と思いきや殻だけ!?
「ヴェルサスの逃げていった方角ってよォオ〜〜徐倫……エンポリオと別れた方角だぜ……たしか」
「まさか、あいつエンポリオをッ……」
 良い勘をしているエルメェス。
「ヤツがエンポリオを追って行ったと?……そんなわけはない…」
「エンポリオの事はヤツも神父も知らないんだ」

 そして発進!
カタツムリでスリップしたためかもしれないが酷い運転に「免許持ってんのか?」と叫ぶエルメェス。イメージ的に持っていない気がするのですが…車泥棒って免許持てるの?それは持てるか。恋泥棒も恋をするのとイッショか(?…イッショか??)

 そして運転中の徐倫を襲う衝撃!なんと徐倫までカタツムリになってしまった!!
胸がカタツムリの殻状になる。ジュディ・オングもビックリのドリルオッパイ!
足がグニョグニョになってペダル操作が不可になる。しかし木にぶつかり自動車をなんとか止める!

 止めたのはいいが、意識の無い少年を物陰に引きずり込み本格的に××しようとするヴェルサスにも追跡したことがバレテしまった。これでヴェルサスの不意をつくことは出来なくなってしまった。

 自動車内。
「またカラだ」
「どうやらこの「現象」の終焉は見えてきた」
「『天敵』だッ!」「『天敵』でカタツムリの命は終わるんだッ!」
 カタツムリの殻のなかから3コマかけて顔を出す昆虫。
「徐倫ッ!この車の中はヤバイぞッ!あたしたちッ!」




今週のめい言

「天敵だ」

マイマイカブリ登場!(お笑いでそんなコンビが居たような?)しかし、再びスペシャルゲストが現れたというかまたもや度肝を抜かれたワケです。一応、カタツムリは無限に増殖するわけではなくマイマイカブリによってスウィープされてあの騒動は収束していくのでしょうね。あのマイマイカブリはどこから現れたのでしょうか? (1)カタツムリのように人間が変身(やだなぁ〜) (2)ヤドクガエルのようにどこかから運んできた (3)ウェザーの帽子の下からモゾモゾと…。

○どうもフロリダはマイマイカブリの生息環境と合わないようなので、マイマイカブリ自体も自然と駆逐されそうですが。それにしても、人間をわざわざカタツムリにしておいてそれをマイマイカブリに喰わせるとは!手間をかけている分、ウェザーの人間全体への憎悪の深さが感じられます…。

○さて今週のもう1人の主役・ヴェルサス。当初の真面目青年路線から見事に化けてくれたヴェルサス。「ウヘヘヘ」なんて言っている時点で目を覆わんばかりの結末が決定ししているようなもの。エンポリオの耳を引っぱっているのも「THE・子どもにイタズラ」って感じでナイス!

○ところでヴェルサスはケイタイを持っていたの?それとも「地面の記録」の徐倫が掛けたの?まだまだ謎が多い能力。

「自分の知らない者については地面の記録を活用できない」、どうやらこの条件があるらしいアンダーワールド。これを前提とすると、どうやらヴェルサスはスポーツ・マックスと出会っているらしい(ACT.120参照)。13歳にして刑務所に放り込まれたヴェルサスが、同じ刑務所に収容されていたスポーツ・マックスを見ていた…ということを想像するとなかなか面白い。

☆承太郎のDISCとケイタイはどこへ?(1)すでにDISCはSPW財団の使者に渡した。でもケイタイが消えた事に説明がつかない。(2)殴られた拍子にどこかへ飛んでいった。でも倒れた時に確かにケイタイを持っていたのでこれでもなし。(3)すべてはカタツムリになったヴェルサスの夢だった……チャンチャン

☆ホントの予想をすると、バーニング・ダウン・ザ・ハウス(以後、BDTH)にヴィジョンが顕れるのでは…と思っています。能力は名前の通り「放火」です(違う!)。能力は簡易的「屋敷幽霊」で、色々な物をそこにしまうことができる。DISCとケイタイを回収したのもBDTH。BDTHのヴィジョンは丸っぽく、色は青。おなかの所に「屋敷幽霊」に続く半月状のポケットがある…(ド○えもん?)

 ではでは。