書こうと思って先週の分に書けなかったのですが、1つ疑問なのがあの3人徐倫たちを襲うとしたら(絶対襲うとは思うが)動機は何だろう?ということなんです。彼らがDIOの子ども達だとしても、DIOの側の人間が「血の絆」という理由で闘うのは非常に違和感があります。彼らなりの理由が欲しいです。ミラションが出所を取引として徐倫を攻撃するのは納得できます。というか、囚人の場合はだいたいの場合はこれなんだと思いますが。ラング・ラングラーの闘う動機は不明ですが、隙あらばホワイトスネイクを倒すと言っていたのは好感を持ちます。能力のおもしろさに圧倒されてしまいましたが、ケンゾーの「暗殺風水の完成」というのも冷静に考えると、別に闘わなくても…というか風水を悪用すればそのまま暗殺の手段になるので別に格闘技と融合させなくてもいいのでは。しかしそんなことを超越した面白さなのも確かです……荒木マジック!
パトカーが降りしきる雨の中を走る。かなり激しい雨。公衆トイレの側で1人の老人が転んで買い物袋をぶちまけてしまう。転がるモモの缶詰を拾い、倒れた老人に手を貸す人物。 「いや…ありがとう」「大した事はないんじゃ」 「雨が降るとキズが痛む……」 「ん。まあな…」「どっこいしょ」 ページをめくると…ウェザーが立つ。実は老人に手を貸していたのはまた神父で、この後、老人が右半分だけ若返ってしまうのではと思いチョットどきどきしてしまいました。 「余計なおせっかいしてんじゃねーぜ、ウェザー!」 なぜか水面台の下を覗き込み、何かを探しているかのようなウェザー。 「それはセンサーで水が出る蛇口だ、ウェザー」 少し天然ボケの気があるウェザー、徐倫と似ている!というのは強引かな。 「覚えてないのか?おまえは何者だ?」 「覚えていないのなら推測するんだな…」 「言える事はヤツは敵だって事だ。理由を知るためにオレは追跡し倒す」 「絶対マシンガン積んでるよな…くそっ、積んでるに決まっている!」 「盗難車はだめだ……どこまでも足がついてキリがなく追われる…」 「オレはこの今の状況のことを言ってるんだぜ……じゃあバスで行くとでもいうのか?」 この2人の会話って楽しい!感情や思考をストレートに放つ男とそれに冷静に意見する男のコンビは荒木先生の十八番ですね。承太郎とポルナレフ、仗助と億泰、ジョルノとミスタ等など。 「なぁ…あんたら…ここでバスを待っているのかね?」 晴れ間?こんな雨に?上を見上げるアナスイ。なんと雲にドーナツのような穴が開いていて、そこから太陽が顔をのぞかせている。穴からこぼれ落ちた光はピンポイントで老人を暖かく照らしている。 「………」 「全然痛くない……すごくスガスガしい気分でのう、あんたに親切にしてもらったからかのう…」 「ついているな」「お言葉に甘えるか…アナスイ」 ウェザー・リポートの能力で雨を追い払い、悠々とトラックの荷台でくつろぐ2人。通りの向こうでは雨の中を駆けずり回るパトカーの姿も。 「徐倫は今……彼女はどうやって移動してんだ?」 「「徐倫」は「北」へ向かっている……それだけは感じる」 トラックの荷物からテーマパークの紹介雑誌を見つけるアナスイ。 相手がミッキーでも解体するんだろうな。 「『ダイバーダウン』ッ!」 「アナスイ……いるのは一匹だけじゃあないぞ」 「いや…こいつはつかんだ…」
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