「素数は誰にも砕けない…」 「これだ!間違いないッ!」「ついに出会えたなッ!」 ホワイトスネイクはDIOと言っているが、この赤子がDIOと同一であるかどうかはまだ不明。 「そうだ。ところでその前に………」 何!?ということは……。さっきまで白目を剥いていた徐倫が…不敵な眼差しでゆっくり立ち上がる。ジョースター家秘伝・「逃げる!」の応用「死んだふり!」である。ジョジョ・ア・ゴーゴーにも書いてある…ようなないような(注:書いてませんよ)。 「来ないのなら……」 ゴアアアアァ 右ストレートを繰り出すホワイトスネイク! 「こんなかたちで……」「ホワイトスネイク!!」 「『父の記憶』」 まず徐倫がしかける。手錠を引っ張り神父の体勢をを崩す。体勢を崩した神父の頭部にカカトをぶち込むべき左脚を美しく上げ…そして落とす!だが崩れるバランスに逆らわず逆に伏し、徐倫の右脚を払うホワイトスネイク。 「ウオシャアアア!」 しかし鎖(糸?)をうまく利用しホワイトスネイクがストーン・フリーの左手を封じる。そして鎖を手刀で叩き切る。だが鎖を完全に切断することはできず、逆に鎖を作っている糸が左手に喰い込みダメージを与える。 『『糸のスタンド』。この「糸の集まり」は……「剛」と「柔」のしなやかな強さがある』
「こんなのでこのわたしを捕まえたつもりか?」 「手錠は何のためにある?」「逃がさないためにあるんじゃあない!」 いうねッ!徐倫。凄まじく男前だ!!ムッとした感じで話を続ける神父。 「おまえはわかっていないようだ……自分が何をやっているのか?」 「DISCになっているぞッ!おまえの「ストーン・フリー」は………」 「ほんのちょっとだ……わたしは指でつまむだけでいい…」 圧倒的有利な自分の立場をトクトクと語る神父。だがそれをひっくり返す光景、言葉。ストーン・フリーの拳圧により神父の背後の草がミステリーサークルのように刈られている!神父の…いや我々の予想を越えるパワー。 「ああ…ぜんぜん理解しない…という事を……」 |
さて、私は「スタンドロジー博士補佐代理見習(未認可)」なのですが、今週はスタンド研究としても面白かったです。 ギリシャでは「鎖」は天国へ行くための道具である。「天国へ行く方法」をめぐる闘いがチェーン・デスマッチで行われるのは個人的にスゴク面白いです。ちなみに同じくギリシャでは「糸」は暗黒の迷宮に差し込む光を顕し、脱出を象徴する。 リアタイなどで「徐倫は腕を切断されたのではなく自ら切り離した」という意見がありました。なるほど確かにその通りかもしれません。でもそのために腹を攻撃させるのは危険すぎるのではないだろうか?それにホワイトスネイクの攻撃は完全に虚をついていたのだから一瞬でそこまで作戦を立てるのは無理がある。逆にいえば、そのような作戦を立てていたということはウェザー・リポートが幻覚だということを知っていた事になる。それは無い。恐らく徐倫の腕はまさしく切断されたのだ。だが、皮一枚で腕は繋がっていた。それを徐倫は利用したのだろう。繋がっていた皮を糸化して逆転のチャンスを狙っていたのだろう。 ではまた来週!
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