‘01 28号  Act.73  安全な位置


 時間切れと同時に高電圧電流がイスを介しF・Fに流れ込む。電流が肉体を焼き、皮膚を裂き、血液を沸かす。眼球が割れ、傷口から蒸発した水分が噴き出す。F・F感電!!!

 そして風水ステップを踏むケンゾー。
絶対なる『攻撃の方角』完璧なる『守りの方角』」「「暗殺風水」40年かかった!」
「これで極めたってことじゃやよのオオオオオ!!」

「教祖復活じゃああああああああああああああ」
「これでわしは釈迦と並ぶ聖人として歴史に残るぞぉぉおおおおお」

 単純に考えると釈迦もスタンド使いだったということですか。まあ、単純すぎです。
勝ち誇るケンゾー。自分の未来を高らかに言い放つ!しかし、龍が…

「オレは中立ダカラヨォ〜、ケンゾーじじい〜〜〜」「教エタリハしないんダケド…」
「「F・F」ハ……「水」ヲ手ニ入レタゼ」「アンタに蹴りを入レラレタ今!」
「手に入レタンダ……」
「走リ回ッタカラナァ〜〜78歳のオマエ…、F・Fに走リ回サレ汗かいたからなぁぁ〜〜
「オマエノカイタ「汗」が」「『水』ナンダ」

 ケンゾーの持つ風水盤の中央に四角いものが、そして2体いる龍。

「F・Fは汗で『鏡』を作レルミタイダゼ」「汗をグラス3分の1もかきゃあ…」
「空中に浮カブ『鏡』ダ」「ツマリ…映ってるオレをアンタが見テルって事ハヨオー」
「そこはぜーんぜーん『安全な方角』じゃあねえ…!!」

    ガシッ           ケンゾーの腕を掴むF・F。

「『相討ち』ダ!!」龍が再び囁く…。
「完璧ナル『暗殺風水』を封ジルのは相討ちダケダ!」
「F・Fはコノタメニ覚悟を決めタンダ!」

 皮膚が焦げ、煙を上げるF・F!さらにケンゾーの首を掴む!
「くらいな……これで…いい!」
「てめーに『大凶』を分けてやれれば……」

「安ゼ…方ばああ!!」

 ケンゾーに電流が流れ込む!
 爪は剥がれ、髪は焦げ、肉は焼け、血は沸き、皮は裂け、体内の水分が穴という穴から噴きあがる!!

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ………


 さて今回の予想のポイントは「水をいかにして手に入れるか」でした。「大凶」覚悟で用意した「あの水」を使わないとはあいかわらず引っ掛けてくれますねぇ、荒木先生は…。そういえば、私は「鏡をつくる」というのは読者に対するミスリーディングだと思っていたのだが、う〜ん、ちゃんと作りましたね。
 閑話休題。


 相討ち…。壮絶な相討ち。皮膚のみならず眼球までも焼け焦げ、眼や耳の穴から電流の熱により「蒸気と化した水」と「炭と化した内臓の煙」が立ち上る。

「エ……F………F!」徐倫。

そして、アナスイ。
「終わった…!」「次のことを…?」
「―――この場所で「骨」を探すのだろう?――― もう、その事の方を考えた方がいい」
「F・Fは今の君の負傷を治すことはもうないが……少なくとも「ケンゾー」の『暗殺風水』が
 君を襲うことは…これでなくなったわけだからな」
「確かに無敵のスタンドだった」

「F・Fウゥ―――――ウウ―――――――ッ」

    ドグシャアァン   ガラガラガラガラガラ…

 「飛びてー」女・徐倫、ダイヴを敢行!!階段の最上段から電気イスのある下階に向けて飛び込む、しかしジャンプの距離が足りず途中の手すりに身体をぶつけ、階段を転がり落ちる…。

「………………!!」
 冷徹なアナスイもさすがに色めきたつ。
「ばかな!空条徐倫ッ!?なにをやってるんだッ」
「君の体のダメージは自分が思っている以上に深いッ!…………………
 しかもF・Fの体内のプランクトンがすでに2800ボルトの電圧で全滅したのは君の方が知っているはずッ!!

「う…う…く」「ド…「龍(ドラゴン)」が…」
 痛みをこらえ、うめきながら指をさす徐倫。その先には龍が浮かんでいる。
「『龍』がまだ…いる!

「つかんだ「手」を離すのが早かったのか……」「たぶんプランクトンの方が人間よりも電気に弱いせいか…」
「ケンゾーはまだ生きているッ!」

 電気イスに電流が流れる時間が終わったか、または過負荷により回路がショートしたために(イスの後ろが爆発しているような描写がある)電気はすでに流れていないようだ。ボロボロになりながらも、よく見るとかすかに震えているケンゾー…。

 身体をほぐして糸をつくりだす徐倫。身体がほぐれる描写は久々のような気がする、リンプ・ビズキット戦ではあれだけ糸を出して全く身体がほぐれなかったからなあ。

ブシュウウ――ッ――ッ--ゥー

 隕石に貫かれた徐倫の右腕から血が噴き出す。徐倫を追って階段を下りているアナスイも唖然!

「その体で「スタンド」を出す気か!」「待てッ!」
「復讐の直情に駆られたかッ!
 だがそれ以上その「糸」のようなスタンドを体から出したなら君の負傷はどうなるかわからない!

「それでも……」 糸を楔(くさび)の形に編み上げてかまえる徐倫!
「こいつを放っておくことは許されない!」

「スト――ン・フリ――――」

 楔を投擲(とうてき)する徐倫!

 半死ながら龍を召喚するケンゾー!

 手すりを乗り越えるアナスイ!

 ステップを踏むケンゾー!

 血が噴き出し倒れこむ徐倫!

「絶対命中はしねえ」安全な方角に入ったケンゾーにはあらゆる攻撃が外れる、もちろん徐倫の楔も!
「てめーは始末してわしは教祖復活じゃああああ」

「そーゆーことか…、そこが『安全な方角』……」「と…」
「いうわけか……」
「なるほど…君が知りたかったのは…」「ケンゾーが今逃げたその「場所」…」
「絶対に攻撃を受けない完璧に『安全な位置』がどこかわかったなら…」

 そう、徐倫の真の狙いとは…

「その場所は「鏡を作った汗」とともに飛び散ったF・Fも安全なはず…」
「2800ボルトの高電圧からも安全だったはず!」
「そこを探すためにじじいを攻撃した……」

 徐倫の糸が『安全な位置』にいるケンゾーの足元の小さな水溜りをすくう。
その中には少ないながらも確かにフー・ファイターズ・プランクトンが居る!金魚ならぬF・Fセイヴァ―(すくい)!!

 小さく呟く徐倫…。

「やれやれ……『フー・ファイターズ生存!』




 とりあえずあの「鏡」は何かを考えてみましょう。あの「鏡」は何かというと水とフー・ファイターズです。ケンゾーの蹴りを喰らった瞬間に、ケンゾーの汗にフー・ファイターズを放ちます。そしてケンゾーの汗を収集して「鏡」を作ります。鏡が浮いているのは、鏡がスタンドの塊と考えることで(強引ながら)宙に浮いていることに納得できます。そして、F・Fがケンゾーを掴まえた瞬間に鏡(つまりフー・ファイターズ)は四方八方に飛び散ります。飛び散った鏡の一滴一滴にフー・ファイタ―ズがいるとはいえ、高電圧による熱によりほとんどの水およびフー・ファイターズは乾燥または蒸発して死滅します。しかし安全な場所はあります。安全とはいえ、放っておけばすぐに蒸発乾燥してしまうでしょう。だから徐倫は自分の怪我にかまわずに最速でフー・ファイターズを探す方法、ケンゾーにステップを踏ませる、を選んだのです。

 何はともあれF・Fが生還するのはこれで確実でしょう。YES!先週の予想の結果ですが…う〜ん、相討ちかぁ。(3)と(4)を混ぜたような結果でした。まぁ、私の負けです。
 ではまた!


追記予想:
 ケンゾーの完璧なる『暗殺風水』を破るにはどうするか?これはケンゾーがステップを刻み終わる前に攻撃を完遂することであろう。
 まずアナスイがケンゾーに攻撃をしようとする、ステップを刻もうとするケンゾーだがそこを徐倫の糸がガッチリ捕まえる。状況が変わったため(つまりアナスイが襲いかかってきたため)今までケンゾーの居た場所は安全な場所ではなくなった。そのため『安全な方角』に移動しようとするケンゾーを動く前に捕まえるのだ。トドメはもちろん徐倫に救われてチョット復活した、でもまだボロボロ、のF・Fがさすだろう。
 きめ言葉は!「オマエがこれから行く方角は安全な場所じゃねぇ……地獄だ!!」