スタンド名  ヘヴィ・ウェザー
本体名 ウェザー・リポート
具象化法 幽体
操作方法 無意識
戦闘スタイル 能力攻撃型
 破壊力 −  射程距離 −   敏捷性 − 
 念動力 −  能力射程 −   移動力 − 
 精密性 −  不死身性 −   防御力 − 
 自在性 −   持続力 − 
能力 超常気象による人々の破滅
 人々に対するウェザーの憤怒と憎悪が、無意識のうちに発現した能力。ウェザー・リポートの能力の一部。

ヘヴィ・ウェザー
幾条もの虹…「悪魔の虹(※1)」が現れ、その虹に触れた者の肉体からはカタツムリが生まれる。虹に触れた者や生まれたカタツムリに触れられた者は、動物であろうが鳥類であろうが昆虫であろうがあらゆる生物はカタツムリになっていく。そして行動や思考がどんどん遅くなっていく。そのカタツムリ同士は交尾をして子供を産み、爆発的な速さで増殖していく。その正体はオゾン層辺りの空気を特殊に屈折させて、太陽光の中にカタツムリの映像を混ぜ込むという「天候レヴェルのサブリミナル効果」であった。

 この現象の最後…ウェザーが無意識的に書いた破滅のシナリオは、カタツムリになった人々が天敵・マイマイカブリに喰い尽くされることである。我々の世界に居るマイマイカブリと生態が違うこのマイマイカブリが幻なのか現(うつつ)なのかは断定できない。

(※1)普通、虹は触れることができない。蜃気楼や逃水のように近づけば遠ざかっていくものである。このことから「悪魔の虹」がウェザー・リポートによって造られたスタンド生成物だと推測できる。

純粋酸素
ウェザー・リポートの能力の本質は熱力学第二法則(※2)に逆らって空気を集めることであるが、さらに窒素や二酸化炭素が混じる空気の中から酸素分子だけをかき集めることができる能力を持っていた。一〇〇%の酸素は鉄を腐食させ、炎を爆発させ、人の身体をメチャクチャにして死に至らしめる。簡単に言えば、純粋な酸素とは毒ガスである。

(※2)熱力学の第二法則とは何か?私自身もイマイチ解からない処もあるのですが少し説明させてもらいます。この法則は本質は一つなのですが、複数の表現方法があります。それは(1)「エントロピーは増大する傾向にある」。エントロピーは乱雑さを示した指標であり、この世のあらゆるものはバラバラゴチャゴチャに向かっているということです。(2)「あらゆるエネルギーは熱という質の悪いエネルギーになる傾向にある」。ここで言う「質の悪い」とは、仕事に変換しにくいという意味です。(3)「第二種の永久機関は存在しない」。周囲の環境から「熱を奪う」タイプの永久機関の実現は皆無である、と言うことです。
 ちなみに熱力学の第一法則は「エネルギー保存則」です。
能力効果 <対生物殺> <世界創造> <心理支配> <変化変身>
<天地恐慌>
☆無差別&広範囲。生物をカタツムリにする能力は昆虫にまで及ぶ <天地恐慌> <変化変身>
☆あらゆる生物がカタツムリになってしまうという地獄絵図の中で自分だけは平気である <世界創造>
☆その正体は天候レヴェルのサブリミナル。物理系精神攻撃である <心理支配>
☆生物だけに有効というわけではないが、毒ガス攻撃(純粋酸素)を行う <対生物殺>
解説
念動力 ヘヴィ・ウェザーという能力のみを抽出しているので、能力射程と持続力以外は判定となる。
破壊力 生物をカタツムリ化させることが能力であり、直接的な破壊力はない。判定。
敏捷性 判定。
移動力 判定。
不死身性 判定。
防御力 判定。
射程距離 判定。
能力射程 町1つを丸々射程に収める。判定。
持続力 人々が破滅するまで続く。判定。
精密性 判定。
自在性 無意識で発動しており、ウェザー自身にも解除ができない。判定。

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