<心理支配>
「命令指示」、心に命令を刻むことでその行動をさせます。<強制行動>との相違点は本人が操られていることに気付いていない点です。
ヘヴンズ・ドアーとホワイトスネイクは心に直接書き込むタイプの真正「命令指示」タイプです。ACT1とチープ・トリックは、同じ言葉を何回も聞かせることで思考の変化を促します。ヘヴィ・ウェザーは眼から「カタツムリになれ」という指示を刷り込みます。ACT1、チープ・トリック、ヘヴィ・ウェザーは物理的攻撃による<心理支配>を行います。スカイ・ハイが命令するのは人間にではなくロッズ。
「意識強奪」、意識を乗っ取って他人の肉体を操ってしまう能力。
「意識不明」、睡眠を導いたり気絶し続けさせる能力。
デス13は精神を包み込むことにより標的が起きるのを妨げます、ただし他人が起こすことは可能。ソフト・マシーンは平べったくした自分を除く生物を気絶させつづけます。C・レクイエムは能力の発現時に射程内のあらゆる動物を眠りさせます。
「記憶操作」、人間の脳に干渉して記憶を植え付けたり欠落させたりします。
個人的には一番恐ろしい能力だと思う記憶を操るタイプ。誰が敵だか解からないというのは精神的苦痛もかなり大きいでしょう。
「感情操作」、特定の感情を引き出す能力。
一応、サヴァイヴァーだけとなっていますが具体例がないだけでヘヴンズ・ドアーやホワイトスネイクにも可能かもしれません。変わった例として、本体が恐怖を引き出すことでスタンドが攻撃するエニグマ。本体が罪悪感を引き出すことでスタンドが攻撃するザ・ロック。
「知覚支配」、いわゆる「幻覚」のことです。
「読心能力」、思考や心の奥底の願望を覗き見る能力。
アトゥムはYES/NO限定ですが即効的に読心できるのは強力。限定的読心能力として、ジャッジメントは「願い」に関しての情報を心から引き出して土に投影します、マリリン・マンソンは取り立てに関して標的の心を読むことが可能。ハーミット・パープルとヘヴンズ・ドアーは瞬間的には思考を読めませんが、かなり自在に心を読めます。特にヘヴンズ・ドアーは心を読まれたことも記憶から除外させることができます。因みにホワイトスネイクは過去や体験を読むことはできますが、現在の思考を読むことはできないようです。
「魂魄掌握」、肉体を介さず精神や心に直接攻撃を加えるタイプ。
スタンドではなく魂(精神体)に直接接触して攻撃をするタイプ。デス13は精神体を「悪夢世界」に封じる、同様にA・H・ファーザーは魂のエネルギーを「写真」に封じ込め、写真の中の魂に攻撃を加えます。心に直接「錠前」を掛けるザ・ロック。勝負や賭博に負けることで魂のエネルギーが落ちたところを捕えるオシリスとアトゥム。標的の影に接触するだけで魂を捕らえるブラック・サバス、ただしスタンド使いの場合はスタンドが優先的に引き出されます。
「精神力奪」、精神力=スタンドを奪う能力。スタンドを奪われた本体は当然のことながら死を迎えてしまいます。
「心身分離」、肉体と魂をムリヤリ分離させる能力。もちろんそれだけではなく、さらにその先に目的があります。
結果を見ると<心理支配>の王様はヘヴンズ・ドアーとホワイトスネイクです。各々、「命令指示」「記憶操作」具体例はないが可能と推測される「意識不明」「感情操作」など多くの効果を持ちます。さらにヘヴンズ・ドアーは「読心能力」、ホワイトスネイクは「知覚支配」「精神力奪」を持っているためかなり強力なスタンドとなっています。 |