主人公スタンドで一番は誰?

 ここでいう主人公スタンドとは(言うまでも無いですかね)スタープラチナ(以後、SP)、クレイジー・ダイアモンド(以後、CD)、ゴールド・エクスペリエンス(以後、GE)、ストーン・フリー(以後、SF)のことです。ジョセフのハーミット・パープルは除きます。ジョセフはやっぱり波紋編の主人公ですからね。ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムは普通のスタンドとは明らかに違う次元の能力なので除きます。

 この中で実際に殴り合いをしたら誰が一番強いのでしょうか?自分でふっといて何ですが愚問です。近距離パワー型の接近戦というのはハッキリとした差はないです。その日の体調や精神状態によってスタンドの優劣はコロコロ変わるでしょう。例えそれが同等だとしても、お互いの立ち位置とかささいな運によって勝敗は変わるでしょう。しかし、ここで本体の影響が大きく出てきます。本体が格闘技を習得していたり、喧嘩の場数を踏んでいたりするとスタンドの格闘力も上がると推測されます。そうなると、留置所にブちこまれる程の喧嘩をしている承太郎が操るスタープラチナが一歩抜きん出ているという感じです。しかし切れた仗助も侮れない、SPのガードを吹き飛ばすほどのパワーをCDに発揮させました。

 ここで能力を含めた戦闘スタイルを考察してみます。
 接近戦なら時を止められるSPは無敵。とにかく射程に入れば時を止め接近し、一方的に殴りつけることができます。時を止める事は当然、奇襲に対しても高い防御力を発揮します。
 CDの戦闘スタイルは物質を自在に直すことから生じるトリッキーさと正統派ラッシュの組み合わせ。ただし、攻められるとSPのように即座に切り返すことはできないので防御に徹しながら逆転の機会を待つ戦闘スタイルとなります。
 GEは能力により生み出した生命を組み込んだ策略が戦闘スタイル。生み出す生命の多彩さにより攻防共に高い能力を持ちます。生命は自動操縦的にふるまうため、GEとの連携攻撃をしたり、かなりの遠距離の敵を攻撃する事ができ、戦闘に対して非常に有効です。
 SFの能力により肉体を糸化した徐倫が、その糸を応用してSFの射程距離まで敵に接近もしくは敵を引きずり込むのが戦闘スタイル。能力が攻撃力を持たないという点でCDと似て逆転を狙うタイプです。ただし、敵の攻撃を「直す」能力で防御/反撃する「対応型」ともいえるCDと違い、SFはあらかじめ糸を使った作戦を起てて相手が罠にかかるのを待つ「策略型」と言えます。