はじめに
 このPAGEのスタンド分析における「コミックスのスタンド分析表」や「JOJO−A−GO GOスタンズの公式分析表」の立場ですが、基本的にはコミックス劇中で起きた「事実」を最優先として分析します。その点に関しては「原作原理主義」ということになります。ただし、劇中だけでは判断しかねるパラメータや事象などもあるので、その場合は公式のスタンド分析表を補助として参考にさせて頂きます。中には劇中の事実と公式分析表が明らかに異なる処(ところ)などがありますが、この場合は劇中を優先とします
例)ギアッチョが纏っているのはホワイト・アルバムか?
→JAGより、あれはW・アルバムの能力効果でありヴィジョンではない。

例)JAGより、スパイス・ガールは柔らかくするために手で触る必要がる。
→JJ63巻19頁より、K・クリムゾンがハジク前の弾丸にS・ガールが触りそれをディアボロが気付かないはずがない。よって、S・ガールは柔らかくするために特に触れる必要が無い。
 必殺技、得意技の名前で赤色で表しているのは原作中に出ている名前であり、オレンジ色で表しているのは私が名付けたものです。
 私はスタンド名を表記する時に「バ行」を「ヴァ行」で書く場合がありますが、そちらの方が格好いいと思ってやっているのでワザトです。そんなところから、実は私は純粋な原作原理主義ではないです。ある程度、距離をおくことにより客観的な視点を維持するという効果もあります。


≪分身≫ ≪事象≫ ≪生成≫
 スタンドとは…人間や動物の未だ果てがみえない未知の器官『脳』から引き出されたエネルギーである。正確には『脳』から生み出された『心』『精神』から引き出されて具象化したエネルギー体である。このエネルギー体は人間や動物、武器、道具と様々な形態/映像をしている。この具象体を『スタンド』という
 そしてこの『スタンド』はさらに特別な能力を持っている。ほとんどの『スタンド』は1つであるが、中には複数の能力を持っているものもいる。複数の能力であるが『1つの題目(テーマ)』の元に存在している場合もあるが、全く独立して複数を持っているスタンドもいる。
 この特別な能力も『スタンド』と呼ばれる
 スタンドを分析する者は前者と後者の『スタンド』の違いを意識しなければならない。なぜならこの2つを混同することは正確な分析どころか、間違った結果を導くだけである。このPAGEでは前者をスタンド≪分身≫と呼び、後者をスタンド≪事象≫と呼びます。
 これに加えて、≪分身≫と≪事象≫の中には新たな像(ヴィジョン)を創りだすものもいる。この創りだされた像を≪生成≫と呼ぶ。これもスタンドの1つであり、明確に意識しなければならない。
 このサイトでスタンド能力と記した場合は、≪分身≫≪事象≫≪生成≫全部を含めた総合的な能力を指しています。
≪分身≫小論
 スタンド≪分身≫―少なくても人間や亜人、動物の形態をしている≪分身≫は本体とは異なる人格、性格、知性を持っている。よくエコーズAct.3について「意思を持つ」と書かれているが、上の形態の≪分身≫は(推論の域ではあるが)全て意思を持っていると解した方が正しい。
 例として意思を持っている描写があるスタンドを挙げると…

アヌビス、エコーズAct.3、バイツァ・ダスト、シアーハートアタック、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム、サーフィス、スパイス・ガール、セックス・ピストルズ、チープ・トリック、ハーヴェスト、パープル・ヘイズ、ハイウェイ・スター、ブラック・サバス、ベイビィ・フェイス、ホワイトスネイク、ヨーヨー・マッ、フー・ファイターズ…

 全ての≪分身≫にその描写が見られるわけではないが、このサイトでは「人間や亜人、動物の形態をしているスタンド≪分身≫は本体とは異なる意思や人格を持っている」という説をとる。普段は本体の意思に統制されており、本体の意思の通りに動く。逆に≪分身≫がその意思を露わにするということは本体がまだ未熟であり、そのサポートのためという側面もある。または未熟な本体を見限り、独立するためという場合もある。
 第5部“マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ”との闘いでは面白いことに、統制されたスタンドと本体が無理に引き離された場合にどうなるかという質問の答えが出されている。基本的には「何もしない」というものである。パープル・ヘイズは奇特な行動をしていたがフーゴの統制が弱ったためスタンドの人格が出たのであり、攻撃を繰り出すとか敵を討つというのはフーゴの命令があるまでしていなかった。
スタンド能力の原則
(1)スタンド能力は各個人特有のものである。
(2)スタンド能力は必ず生み出した本体を持つ。
(3)スタンド≪分身≫と本体はダメージがリンクしている。≪分身≫が傷つけば本体も傷つき、逆もある。
(4)スタンド≪事象≫は『1人1題目(テーマ)』である。『題目』の元に複数の≪事象≫を持つ場合もある。
(5)スタンド能力は本体からの距離とパワー、スピード、正確性は反比例する傾向にある。
(6)スタンド能力はスタンド能力のみ能動的に接触可能である。
(7)上記(1)〜(6)には全て例外が存在する。
スタンド能力 個々の例外
 スタンド能力が初めて顕現する際に、以後の能力と比べて爆発的な破壊力を発揮したり能力から外れた効果を発現する場合がある。
「ドカベン」の打順1番の岩鬼選手が1回の表の第一球を本塁打して以後の打席は全て凡打(というか全三振/笑)という現象を思い出しました。よって、上記のような現象をイワキ現象と(勝手に)呼びます。
 閑話として、荒木先生は「ドカベン」のことをずっと「ドカベ」と覚えていたらしい。


≪分身≫のパラメータ説明
剛力度 ≪分身≫の単純なパワー。

A−基準としてスタープラチナ S−スタープラチナより凄い B−人間より上
C−人間並み D−人間以下 E−≪分身≫がない
連打力 拳、剣、弾丸など直接攻撃を連打連射する能力。

A−基準としてスタープラチナ S−スタープラチナを圧倒的に凌ぐスピード
B−人間より上 C−人間並み 
D−人間以下 E−≪分身≫がない
射程距離 本体から≪分身≫が離れられる距離。≪分身≫射程とも。

S−独立/暴走タイプを代表とする半無限射程
A−数百メートル以上 B−数十メートル
C−数メートル D−本体に密着または自発的に動かないタイプ
E−≪分身≫がない
耐久度 ≪分身≫の屈強さ。

S−A級融合タイプに加えて更にプラス要素がある
A−A級融合タイプや数の多い群体タイプ
B−頑健な体躯のヴィジョンを持つ。またはB級融合タイプ。
C−比較的細身な体躯のヴィジョンを持つ
D−小さい≪分身≫ E−≪分身≫がない
防御力 能力を掛けられていない状態でのダメージ忌避能力。奇襲をいなす能力。

S−もはや攻撃が当たらない 
A−高い敏捷性に+αをもつものや身に纏うタイプ
B−高い敏捷性により対処できる C−普通
D−劣っている/自発的に動かない E−≪分身≫がない

≪事象≫のパラメータ説明
破壊力 ≪事象≫によって起こされる破壊の強さ。

S−凄い A−強い。スタープラチナの渾身の一撃に匹敵
B−人間より上 C−人間並み 
D−人間以下 E−破壊しないまたは≪事象≫がない
有効範囲 ≪事象≫の有効な射程。≪事象≫射程とも。

S−地球規模以上の範囲
A−非常に広い範囲 B−数十〜数百メートル
C−数メートル D−密着している時のみ有効
E−≪事象≫がない
発動射程 ≪事象≫を発動できる射程。

S−地球規模以上の射程で発動
A−非常に広い射程で発動
B−数十〜数百メートル離れていても発動
C−数メートル近づけば発動
D−接触して発動
E−≪事象≫がない
持続時間 有効範囲内での≪事象≫がどれくらい持続するか。

S−スタンドの存在に関係なく半永久的
A−長時間に及び、待機/潜伏能力が優れている
B−長時間に及ぶが待機/潜伏能力がないか劣っている
C−短時間で切れる
D−一瞬で終わる
E−≪事象≫がない
対象数 ≪事象≫支配下における数

S−無制限に加えて伝染性を付与する
A−無制限
B−10個以上 C−3〜9個 
D−2個 E−1個以下
自在度 基本的には私の主観で判定しますが、その理由/根拠は書いていきます。

≪生成≫のパラメータ説明
破壊力 ≪生成≫によって起こされる破壊の強さ。

S−凄い A−強い。スタープラチナの渾身の一撃に匹敵
B−人間より上 C−人間並み 
D−人間以下 E−破壊しないまたは≪生成≫がない
射程距離 本体から≪生成≫が離れられる距離。≪生成≫射程とも。

S−スタンドや本体の存在に関係なく活動
A−非常に広い射程 B−数キロメートル以上
C−数十メートル D−数メートル E−≪生成≫がない
持続時間 射程範囲内での≪生成≫がどれくらい持続するか。

S−スタンドの存在に関係なく半永久的
A−基本的に消耗しない
B−長時間の存在が可能
C−短時間で消滅
D−一瞬で消滅
E−≪生成≫がない
個数 ≪生成≫を生み出す個数。

S−無制限に容易に同時に生み出せる
A−10個以上 B−4〜9個
C−3個 D−2個 E−1個以下


≪分身≫の特徴説明
【個幽活化】  「スタンド個々の幽体が持つ活発なヴィジョン変化」の略。≪分身≫のヴィジョンを変形させて動作や攻撃を行う。
【領域強化】 条件を満たす『場』に居ると攻撃力などが増し、闘いを有利に展開できる性質。ただし、この場から出てしまうと生命さえ危うくなるスタンドもいる。有利不利の落差が激しい性質といえる。
【特殊移動】 基本的には3つ。(1)移動の労力や時間を短縮するタイプ (2)行く手を遮る障害物を抜けるタイプ (3)近距離型スタンドの機動力を上げるタイプ。
【千里眼通】 『遠隔視』のこと。ただし視力だけではなく他の五感も含む。
【変化変身】 ≪分身≫が変身して他者や物体に化けられる性質。
【幽体離接】 ≪分身≫が自在に身体の一部を切り離すことができる性質。何事もなかったのように元に戻すこともできる。
【物質収集】 物質をスタンドに取り込む性質。つまり物質をスタンド化してしまうことであり、≪分身≫と同様に具象化や解除ができる様になる。
【生成物創】 ≪生成≫を創る性質。
【超透過能】 ≪分身≫が『物質をすり抜ける』と『物質に干渉する』の2つを同時に行うことが可能な性質。かなりの精密性を有する。
【増殖増加】 ≪分身≫がどんどん増えていく。


≪事象≫の特徴説明
<特殊破壊> 基本的には2種類。(1)防御不能な攻撃。 (2)直したり再構築するための破壊。
<生物活殺> 物理的な破壊力は低いかもしれないが生物の肉体に絶大に作用する能力。破壊だけではなく治療も含む。破壊と治療は裏表である。
<領域強化> 条件を満たす『場』にいると能力効果があがる。
<世界創造> 自分に有利な世界や空間を創りだす能力。
<情報収集> 特殊な情報収集能力。
<特殊移動> 基本的には3つ。(1)移動の労力や時間を短縮するタイプ (2)行く手を遮る障害物を抜けるタイプ (3)近距離型スタンドの機動力を上げるタイプ。
<本体変化> 本体に変化をもたらす能力。
<物体変化> 物体を変化させる能力。
<強制行動> 本人の意思に関係なく身体を操ってしまう能力。
<心理支配> 他人の心と精神を支配する能力。
<精魂支配> 他人のスタンドや魂を支配する能力。
<天地恐慌> 広範囲、多対象なため甚大な被害を起こす能力。
<運命決定> 無限の選択肢がある運命を(個々の能力差はあるが)決定する能力。因みに予知は<運命決定>と<情報収集>にまたがります。
<運勢操作> 運勢を操作する能力。時には運』を凌ぐ強力さを持ちます。
<時間支配> 時間を支配する能力。特徴として<特殊移動><情報収集>等の他の能力効果を伴なうことが多い。
<効果増大> 時間の経過や距離を詰めることで効果が上昇していく能力。。
<不解防御> よくシステムがわからないが、攻撃をかわしたり防ぐ能力。
<幽壊付与> 普通の物質にスタンドを傷つける効果を付与する能力。
<生成物造> ≪生成≫を創る能力。生成物を創ることは≪事象≫の1つである。
<動物操作> 動物を操る。


≪分身≫具象化法の分類
(A)と(B)の組み合わせとなる。
幽体 スタンド能力のない一般人(以後、『一般人』と表記)はヴィジョンを見ることを始め存在を感じることは出来ないし、一般人の方から接触することもできない。
融合 ≪分身≫がこの世の物質と合わさって具象化したもの。一般人にも見えるし触れる。隠密性を損なうが打撃系のダメージを無効化するなどのメリットもある。
不明 ≪分身≫が確認できないタイプ。ヴィジョンがある可能性もあるが、便宜的に無しと考える。これに分類されるとパラメータはオール『E』ということになる。
単体 単一のヴィジョンで具象化するタイプ。
群体 ヴィジョンが複数体として具象化するタイプ。基本的に1体が分かれたというコンセプトなので、ダメージも分配される。
不定 ヴィジョンが流動である≪分身≫。自在に形を変化させるタイプも多い。
切替 単体と群体の両方の特徴を持ち、その都度ごとに切り替えることができるタイプ。


操作方法の分類
操作方法の分類の概念としてはまず最初に「本体が自在に操作できるか」でわかれる。本体が全く操作権を持たないのが独立/暴走タイプである。次に基本能力として近距離操作が全てのスタンド≪分身≫に搭載されているという概念で、その延長として「≪分身≫が本体の目の届かない場所に存在した時にどのように行動するか」がある。≪分身≫が感知した情報を本体が受け取ることができる(つまり遠隔視能力がある)タイプはリアルタイムで≪分身≫を操作可能なので遠隔操作となる。その能力がない時は≪分身≫が自律的にもしくは命令を単純に行動する。このタイプは命令遂行に分類される。
近距離操作 本体の目の届く所での操作。≪分身≫が感知した情報を本体が受け取ることができない。
遠隔操作 定義としては「スタンドと本体が空間的隔離状態でも本体がスタンドの状態を把握することができ、しかも本体の意のままに活動させることができる操作方法」。
命令遂行 遠隔視を持たないスタンドは、本体から遠く離れた際には本体下の操作を離れ与えられた命令を忠実に遂行する。
独立/暴走 スタンドが本体の意思とは無関係に活動する、またはスタンドが自分を生み出した本体の意思及び肉体から完全に離れて活動するタイプ。存在し続けるために別の人間を仮の本体としてエネルギーを補給することが多い。
無意識 何らかの理由で自分のスタンド能力を気付かずに使っているタイプ。成長すれば上記のどれかの操作法になる。


戦闘スタイルの分類
各々のスタンドの攻撃法のおおまかな分類法です。
直接攻撃型 ≪分身≫が攻撃して、それが主なダメージ源となるタイプ。

(例) ムーディー・ブルース  グーグー・ドールズ
接近剛毅型 正確には直接攻撃型だが、人型の≪分身≫が優れたパワーとスピードにより肉弾戦を行うタイプ。接近しての「両拳の連打」は確実に戦闘の決着をつける。原作中では「近距離パワー型」と言われる。

(例) クレイジー・ダイアモンド  ストーン・フリー
射撃投擲型 飛び道具をメインのダメージ源とするタイプ。つまり≪生成≫を創る能力を持つ。

(例) エンペラー  バッド・カンパニー
能力攻撃型 スタンド固有の能力を主なダメージ源とするタイプ。最も多い。

(例) キラークィーン  エコーズAct.3
本体支援型 本体の持つ才能や技能、行動を支持/強化するタイプ。

(例) セックス・ピストルズ  オシリス神


融合タイプの分類
スタンドが顕現する形態の1つとして「融合タイプ」がある。精神体であるスタンドが物体と融合して活動するというものである。融合の特徴として(1)スタンドや物体単体よりもパワーアップする。(2)スタンド能力のない一般人にも認識されるようになる。(3)ダメージを受けにくくなる。

(1)パワーやスピード、射程が伸びるという例がある。
(2)隠密性が失われてしまうが、逆に恐怖の演出に利用する輩もいる。
(3)正確に言うと、スタンドが受けたダメージを本体に伝達しにくくするということである。下記で詳しく説明するが、融合と一言でいっても個体差がある。それをA〜C級と分類する。
C級 通常と同じ様にダメージを本体に伝達する。

(例)エボニーデヴィル、エンプレス、ハイプリエステス
B級 融合した物質の性質を反映したダメージの不伝達性を持つ。多くは液体、気体であるため打撃が無効というものである。

(例)ジャスティス、ゲブ神、アクア・ネックレス
A級 スタンドが受けたダメージを融合した物質に転嫁→破壊された物質をスタンドが修復→ダメージを物質に転嫁…というサイクルを構築し、ほぼ不死身の様相を呈する。そのため、攻撃側は本体を直接叩かざるを得なくなる。

(例)サーフィス、ヨーヨー・マッ