スタンド名 クレイジー・ダイアモンド
Crazy Diamond
本体名 東方 仗助

4部進行表
戦闘スタイル 接近剛毅型


≪分身≫
具象化法 幽体−単体型
操作方法 近距離操作

 


 屈強な体格の人間型。兜を被っている風貌、瞳がある。身体の各所にハートが配置されているが、両拳の装飾は4本の筋である。両拳の連打の時の掛け声は「ドラララァー」。

 剛力度  −   剛力を持つ。加えて仗助が怒りに染まった時は、スタープラチナのガードを弾くほどのパワーを見せる。
 連打力  −   両拳の連打は凄まじい。
 射的距離 −   約2メートル。パワーと反比例する。
 耐久力  −   屈強なヴィジョン。
 防御力  −   高いスピードによる防御力は一級。鼻先で不意をつかれて撃たれた弾丸を止められるほど(“エニグマの少年 その3”にて)。


≪事象≫
題目 物体を直す
<特殊破壊>  <生物活殺> <物体変化>

直す/治す<生物活殺> <物体変化>
怪我をした生物や壊れた物体を直す能力。直すスピードは非常に早い。ただし自分自身、病気、部品の無い機械、失った命を元に戻すことはできない。また、物体を材料別にまで戻すこともできる。

壊す/直す:<特殊破壊>
直すために壊すという逆説的な行動をとる。

 破壊力  −   難しいのだが、怪我を治すという意味ではもちろん破壊力はないのだが、現在の状況を変化させるという解釈では破壊力を持つといえる。そういう側面では位だろう。
 有効範囲 −  特定はできないが、直すパワーとスピードを考慮するとそんなに広くはないと考える。
 発動射程 −  接触しなくては発動しない。触れた後は、効果を待機させることができる。両手両拳による接触で発動するが、少なくても肘でも発動する(31巻“間田敏和(サーフィス) その3”より)。
 持続時間 −  直すのは短時間で行われるが、能力を待機させられる。
 対象数  −   特に数量の制約はないようである。触れば能力は発動する。
 自在度  −   能力の自在性は高いが、仗助自身に適応されないのは残念であり、大きなマイナス。より詳しく能力論に記載。


能力論
クレイジー・ダイアモンドの治癒
 クレイジー・ダイアモンドの直したものリスト

 クレイジー・ダイアモンド(以後、CD)はご存知の通りその能力は「直す」ことである。しかしその直すことも分析してみると数種類に分けることが出来る。


(1)物質を直す
CDが発動した能力の大部分を占める能力。基本的には壊れた際に分離した部品や破片を1つの物に直す、これは生命も同じであり血液や肉片が傷口に戻る。リスト18や35から流血が跡かたもなくなったたことから確信できることである。


(2)材料にまで戻す
リスト22、25等。加工すると言うことは、ある意味では破壊と言うことなのだろう(熱を加えたり、曲げたり)。CDの能力には「アンチ・エントロピー」と言う裏の顔があるので、普通の「直す」では考えられない現象を顕現させる。


(3)元の状態に戻す
「直す」と言うより「アンチ・エントロピー」の顔を濃く出した能力。あらゆる物は散らかったりバラバラになる傾向にあると言うエントロピーの法則に能力を使って大胆に逆らっている。リスト26ではタイヤをただ直すのではなく空気を高圧で封入している。リスト32ではボルトを外されて落ちかかったパイプ(どう考えても破壊ではない)の状態を直した。


(4)生物を治す
これはリスト55に関して推測されることである。CDは胴に穴が開いた億泰を治した。一応肉片らしき物が集まって来ている描写はあるが(JJ46巻−P42)胴の穴を埋めるほどではない。つまり億泰の傷を埋める部品は爆破により消滅しているのである。また、その後に言われることであるが血は固まっただけでもはや人間の部品ではないので(JJ46巻−P108)例え肉体が炭化して残っていたとしてもそれは恐らく人間の部品とはならないだろう。
 しかし億泰は治っている…つまりどういうことか。私見としては、(1)の能力で治しきれない生物(「動物」と限定した方が自然に感じる)に関しては自己治癒能力を活性させて肉体を再生させているのではないのだろうか。億泰に関しては仮死状態であったが、肉体を活性させるのには支障がないだろう。
≪事象≫の自在度について
 CDの能力の自在度は高い。欠点は自分に能力が適応されないことだけであろう。
上記の4つの効果を使い分けているところや、直すタイミングを意のままにできること、直す範囲や効果を限定的に発動させられることもできる。例えば、壊した壁を直すが途中で能力を止めて自分の盾として使用できる大きさにすることが可能である。それに加えて直すスピードも早い。優良な自在度である。