蝿か?蝿なのか?



どこの国にも金持ちはいる。
昔聞いた話では、タイ辺りの華僑系の金持ちは、日本のそれとは格が違うらしい。
バンコクからパタヤ辺りに行くのに車なんか使わない。
自家用ヘリである。
で、行くと、ホテルとか貸切。
女の子呼んで、全員の胸にチップ、1000B札。

ま、人から聞いた話なんで、自分で見た訳じゃないが…。

ただ、その話を聞いた時、相続税や固定資産税がないタイだったら、考えられる話だなと思った。
日本と違って、金持ちは永久に金持ちのまま…。

が、ここで書きたいのはそんな話ではない。
(大体、金持ちの知り合いおらんし…。)
バンコクじゃなくて、ラオスとタイのもっと地方の話である。
そして、正確には「金持ち」じゃなくて「小金持ち」。

彼らは何故、揃いも揃って、似たような格好をしているのか?
あちこちで彼らを見かけると、僕はいつもそう思う。

どっからどう見ても、安っぽいペラペラのグレーの、いや、ねずみ色のスーツに黒のちょっと汚れた革靴。
必ず、しかも、でっかい携帯電話。
腕には金メッキバリバリの腕時計。(どこのだ!?)
そして、顔からはみ出すぐらい大きなレイバン(偽者)のサングラス(これも金メッキ)なのである。

どうなのだ?
カッコいいのか?それは。
って言うか、蝿か?蝿なのか?