| ごみっく日記 |
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| [乱読・雑読・つん読2001年6月] |
ほとんどゴミです(^^; |
今は亡きPCVAN SCOM#6の「読書(予定)日記」の続きです。
でも作品名しかメモしていなかったんでほとんどが忘却の彼方...
6月5日(火)
泡坂妻夫 , 大江戸奇術考 , 趣味 , 平凡社 , 新書
一時期、奇術に はまった事がある。独身貴族というか貯金もせずに酒と漫画とSFとミステリしてた頃と同時期の頃のお話。なぜか色事と勝負事には手を出さなかったのは根が真面目というより小心者だったからだが...
でもって奇術道具を茶箱いっぱいに集めたけど、結局物にならず、今はTVの奇術番組を観る程度。
私がこの作家を知ったのはちょうどその頃で「11枚のトランプ」という奇術ミステリがきっかけで以来お気に入りの作家の一人となっています。この作品はミステリじゃなく、江戸時代の奇術の解説書の解説書。奇術ファンや私のような似非奇術ファンは必読の書。
魚柄仁之助 , なんで美味いの? , 実用書的料理エッセイ , 徳間書店 , 文庫
朝日新聞を取っている人は確か木曜の夕刊で読んだ事があると思う。一読する限りでは私にも作れそうと思わせる内容でした。
6月6日(水)
L・M・ビジョルド , バラヤー内乱 , SF , 東京創元社 , 文庫
分厚いし流し読みできるような文章でもないので、時間ができるまで半年「つん読」していたが、土曜から読み始めて途中でちょっと他の本に浮気したものの、ほぼ一気に読了。SF者にとっては基本のシリーズなんだけど惜しむらくはどれも分厚いんで初めて読む人には辛いかも...短編集(中編集といったほうが正しい)があるんで、それからなら少しは入りやすいかもしれず。
6月7日(木)
「本の雑誌」7月号で大森望氏が「これは自分の理想とするSFではない。=これはSFではない。と短絡してしまう困ったちゃんがいる。」というような事を書いていた。
深く反省。これからは私も「私の考えている」という言葉をつけるようにしよう。もっとも私の蔵書リストのジャンルはSFとミステリ(含む冒険物)とその他しかないんで、逆に「なんでこの本がミステリ(SF)に分類されてるんや?」というほうが多いけど...
小杉健治 , 灰の男 , ミステリ , 講談社 , 図書
さて本書は「空襲警報はなぜ遅れたか?という謎をテーマにした」ミステリだと思って読み始めたが、これは自分の考えているミステリじゃないやい。だって、この謎が解明できてないんだもん。リドルストーリーでもないです。やっぱしミステリとして宣伝したほうが売れるからなんだろな。「空襲警報はなぜ遅れたか?の謎を追いかけるふりをして人間を書きたかった。」に違いない。でも暗いテーマにもかかわらず一気に読めました。
矢崎在美 , ぶたぶた , SF , 徳間書店 , 文庫
その名は「山崎ぶたぶた」。もうかわゆいいったらないですう。
6月8日(金)
矢崎在美 , ぶたぶたの休日 , SF , 徳間書店 , 文庫
おお、「ぶたぶた」の続編がでてる。もちろんその日に読みましたともっ!
6月9日(土)
秋本治 , こちら葛飾区亀有公園前派出所 125 , コミック , 集英社
娘用(息子用に非ず)
杉浦日向子とソ連 , ソバ屋で憩う , エッセイ , 新潮社 , 文庫
このエッセイを読んだ途端、無性に蕎麦が食べたくなった。でもって休出の帰りに蕎麦屋さんに寄る。酒はずっと止められているんだけど、そばがきとお酒という組み合わせを試してみたく注文する。蕎麦屋で酒を飲むとなんでこんなに高いんだ!!お酒2本、そばがき、天おろしそばで5千円札で釣り銭は硬貨だけ...確かに美味しかったけどさ
ちなみに「ソ連」とは蕎麦なんとかかんとか連合の略らしい
E・パティスン , 頭蓋骨のマントラ 上 , ミステリ , 早川書房 , 文庫
このミステリはどう評価したら良いのだろう。チベットの収容所に送られてきた中国人が探偵役なのだが、決して際物狙いではない。読むべし。
6月10日(日)
E・パティスン , 頭蓋骨のマントラ 下 , ミステリ , 早川書房 , 文庫
という事で久々にミステリらしいミステリに堪能
東直己 , 逆襲 , ミステリ , 光文社 , 文庫
短編集。ちょっと期待外れ。
光原百合 , 空にかざった おくりもの , その他 , 女子パウロ会 , 図書
ミステリではなさそだ。とは思ってましたが、童話だった...いわゆる「神のみこころ」を教える本。
秋山鉄 , ころがる石のゆくえ , 一般文学 , 新潮社 , 図書
ストーリーが完全に忘却の彼方...一カ月たってないのに...でも次の秋山本を予約してる所をみると、内容はまあまあだったらしい<ひとごとのような(^^;
6月11日(月)
丹沢恵 , ごめんあそばせ , 2 , コミック , 芳文社 , 古本
丹沢恵 , ごめんあそばせ , 3 , コミック , 芳文社 , 古本
丹沢恵 , ごめんあそばせ , 4 , コミック , 芳文社 , 古本
久々に古本屋を覗いてget。とりあえず好きな作家。でも4コマってなんか暇潰し用
6月12日(火)
岩本隆雄 , イーシャの舟 , SF , 朝日ソノラマ
購入は去年の11月。でもって途中で雰囲気が暗くなってきたので中断。手持ちの文庫がなくなってきたので読書再開。しっかりハッピーエンドじゃないですか。岩本本は今後も要チェック
唐沢俊一 , カラサワ堂怪書目録 , エッセイ , 学陽書房 , 古本
知らなくても困らない知識なんですけど、人間ゆとりがなきゃね。私の場合無駄ばっかりなんですけど
6月13日(水)
小川一水 , イカロスの誕生日 , SF , 朝日ソノラマ , 新刊
1年前に購入。「イーシャ」と同じく途中で(こっちは「ヒロインの翼が失われる」という)暗くなっちゃったのでパスしてました。一応ハッピーエンドなんだけどさ、ちょっと「とんでもの世界」に入りかけてるようなストーリーと思ったのは私だけだろうか?
6月16日(土)
林望 , くりやのくりごと , エッセイ , 集英社 , 新刊
いわゆる生活の知恵を教えてくれていて、読んでいるうちは「そか、そか」と頷いてたんですが、実地でやるかどうかは別物でし。
6月17日(日)
山田正紀 , ミステリオペラ , ミステリ , 早川書房 , 図書
土曜の夜から丸一日かけて読了。重かったす。腕が疲れた。内容も重かったというか、よく判らなかった。最後の謎ときの頃にはこんな事件もあったっけ?という感じ。体力に自信のある人のみお勧め。
関係ないけど「魔弾の射手」のストーリーってこんなにめちゃくちゃだなんて初めて知る。
6月18日(月)
安西信行 , 烈火の炎 29 , コミック , 小学館
河合克敏 , モンキーターン 17 , コミック , 小学館
高橋留美子 , 犬夜叉 21 , コミック , 小学館
いずれも子供用。買ってくる人の特権でいっちゃん最初に読むけどね。
6月19日(火)
西山優里子 , DRAGON VOICE 2 , コミック , 講談社
この作品の面白さは読んでて今後の展開予想を裏切らないことでし。<褒めことば。
ジェニー・サイラー , ハード・アイス , ミステリ , 早川書房
柴田よしきが解説でほめてたんで買ってしまったけど、おもった程ではなかった。考えてみたら、わたし「柴田よしき」は読んでないのになんで読んでない作家のほめてる本を買ったんだろ?ミステリだなあ
6月21日(木)
タッド・ウィリアムス , 黄金の幻影都市 1 , SF , 早川書房
こちらも訳者の褒めことばにのって購入したけど、同じく思ったほどにあらず。ま、こちらは翻訳が分冊されて発行されているので、2巻目以降から面白くなるのかも(気配あり)...でもその時は1巻のエピソードを忘れてるのは絶対確実
6月22日(金)
木村紺 , 神戸在住 3 , コミック , 講談社 , 新刊
1巻を買ったときは地元のお店に1冊しかありませんでした。3巻は同じ店で平積み。出世したんだね。
このコミックについてははanqさんのHPを読むべし
確かにすんげえ怪しい色っぺいさが見える時あり<かつらっち
6月23日(土)
矢崎在美 , 刑事ぶたぶた , SF , 徳間書店 , 新刊
ぶたぶたの文庫版最新作(実際は第2作)。さて、この「ぶたぶた」シリーズ。娘に読ませようかと思っているのです(勿論、SF者に仕立てあげて将来は娘の本代をあてにする...もっとも少女マンガ作戦は失敗したが)。
川田弥一郎 , 平安京の検屍官 , ミステリ , 祥伝社 , 図書
これは私の考えるミステリではない
6月27日(水)
笹本祐一 , ARIEL 17 , SF , 朝日ソノラマ , 文庫
ついに異星人と地球代表(誰がだ!!)のファーストコンタクト...地球に残っているインド人(じゃないってば)と女子不良高校生が加勢(火星)に飛び立つ日も近いに違いない
がぁさん , 背後霊24時 2 , コミック , 秋田書店
やっと入手。がぁさんらしいコミックとしか言いようがないです。
6月28日(木)
大倉崇裕 , 三人目の幽霊 , ミステリ , 東京創元社 , 図書
いわゆる「殺人のでてこない日常の不思議を解いていくミステリ」なのですが、先達の作品たちに比べると半歩物足りず。
6月29日(金)
荻野目悠樹 , 双星記 4 , SF , 角川書店 , 文庫
最初のような「テンポのよさ」が若干薄れてきたような気がするし、物語の展開も予想される方向に進んでいるみたいだし(勿論ほめ言葉に非ず)
とは言うものの、5も買うだろな。6は不明。
6月30日(土)
倉田よしみ , 新・味いちもんめ 5 , コミック , 小学館
買っているマンガの中で多分唯一の奥さん公認コミック(要は読んでるコミックなんですけど。)
まあ奥さんも昔は「勉強もしないでマンガばっか読んでて」と叱られたほうなんで、他のマンガもこっそり読んでるかもしれず。
鯨統一郎 , 九つの殺人メルヘン , ミステリ , 光文社 , 新書
前作(なみだ研究所)は、これはミステリじゃない。と書いたような気がしますが、今回は十分堪能しました。いや、「お酒を飲みながらうんちく話をしてるのが良かった」だけじゃないんですが...
いわゆる椅子探偵もの。?な謎解きもあったけどご愛敬。この作家は「与えられた謎をいかに解いていくか」ではなく「こういう説明でも見かけ上は矛盾していない」一番トリッキーな答をだす事を目指してるんじゃなかろか?と邪推