ごみっく日記
[乱読・雑読・つん読2001年4月] ほとんどゴミです(^^;
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今は亡きPCVAN SCOM#6の「読書(予定)日記」の続きです。
でも作品名しかメモしていなかったんでほとんどが忘却の彼方...
4月1日(日)
土曜は法事のため、一家で田舎に帰る。いつもの通り3月は何日あっても足りないため日曜出勤するつもりで私一人だけ最終の新幹線で帰宅。帰ったら信じられないくらいの寒さ。それまで暖かい日が続いていたため暖房器具は既に片づけられている。ありったけの布団をかぶって震えてました。朝、お約束通り出勤できる体調に非ず...でも本は読める

斎藤純 , 森からの使者 , 徳間書店 , 図書
超能力者という訳ではないが、常人よりは何らかの能力(単なる体力の場合もあるけど)が優れている一族の血を引く(なぜか末裔というパターン多し)男を主人公とした冒険物語って割と多いような気がする。本作品も確かそのような物語。HMMで連載されている「日本人作家インタビュー」で初めてこの作家を知る。読後感はまあまあだったが、他の作品を探して読みたくなる程ではなかった。
4月3日(火)
上遠野浩平 , ぼくらは虚空に夜を視る , 徳間書店 , 文庫
SF。だったよなあ。ボギーポップシリーズよりは読者年齢層は上をねらっている?
4月5日(木)
梶尾慎治 , おもいでエマノン , 徳間書店 , 文庫
地球誕生以来の記憶を受け継ぐ少女の物語。連作短編集。面白かったんだけど、真ん中にあった一話がなんかすんごく暗い話になりそうな予感がして半年ほど中断してました。読んでみたらそんな暗くもなかった。
4月7日(土)
妹尾ゆふ子 , NAGA , 幻冬舎 , 文庫
つん読してた。SFです。人間には蛇が駄目な人と、そうでない人の2種類いる。私は勿論駄目な人なんで、イマイチ登場人物に感情移入できず。
4月8日(日)
奥さんが土日月と家出しているため久々に「クレイマークレイマー」してしまった。
とは言っても食事と洗濯だけで掃除など他の家事は当然パス。2,3日掃除しなくたって死にはしない。お風呂は自分一人だけなら当然パスるのだが、なぜか子供が入りたがるので仕方なく沸かす。といっても栓を確認してスイッチ入れれば後は自動なのだが...(風呂の掃除は?って聞かないでくれ)
洗濯は、ついつい奥さんに見栄晴くんして「洗濯ぐらいやっておくよ」と言ってしまったのが命取り。これは証拠残っちゃうからな。でもいくらゆすぎをやっても泡が残る。結局水を流しっぱなしにして30分。来月の水道代が怖いです。
さて上の子供も明日から中学生。という事で「子供部屋にするから、この部屋片づけて」と小学入学以来言われ続けていた事を6年目にしてやっと実行する。4つある本棚のうち2棚分を今使っている部屋に移動(2棚は5月現在条件闘争中。旗色悪し)。でも6畳にあったブツが12畳の部屋に入りきれないのはなぜ?...(答:12畳の部屋は初めからあふれかかっていたから)

茅田砂胡 , スカーレット・ウィザード 5 , 中央公論新社 , 新書
最終巻。だけど、終わり方が唐突すぎ。昔ある乱歩賞受賞作家が出版社と喧嘩して人気シリーズを止めるために使った手段に似ている?と思ったのはきっと私の考えすぎでしょう。
4月9日(月)
子供の入学式。奥さん不在のため、会社を休み出席。(親バカと言われそうですが小学校は入学式・卒業式ともパスってました。)昨夜、電気釜の予約方法が判らず取説も見つからなかったので、5時半に起きてSWを入れるというドジをしたのは内緒。パソコンより難しいぞ<電気釜の予約方法
4月11日(水)
渡瀬草一郎 , 陰陽ノ京 , メディアワークス , 文庫
電撃文庫金賞受賞作(の筈)。オカルトSF書くなら、魑魅魍魎の平安京を舞台にするのはお約束。オカルト系とかファンタジー系はそれほど好みではないのだが、これは素直に読めました。
4月12日(木)
泡坂妻夫 , 比翼 , 光文社 , 単行本
ボンビーな私としては、単行本は図書館で調達する事にしています。でも例外あり。特定の作家で、かつその本を発見したときにお財布が空でない場合です。淡坂妻夫はその特定の作家の一人で、できるだけ図書館利用を心がけてはいるのだけど、ついふらふらと...(でも給料日前なのにお財布にお金があったのが謎)
ミステリと奇術と男と女の間の心理を描いた短編集
4月13日(金)
西澤保彦 , 謎亭論処 , 祥伝社 , 新書
この作者はいわゆるSFミステリ(例えば超能力が存在するという条件を設定し、その条件下で矛盾無く謎をといていく。)と本作品のようなまともなミステリの2種類を書いています。どちらも読んでいるけど後者のほうは、暗くなりがちなのが玉に傷。でも久々の短編集なんで、長編よりは明るめでした。

笹本祐一 , ARIEL16 , 朝日ソノラマ , 文庫
待ちくたびれたです。この作品は4クール52話で完結予定と、どっかで読んだ事があるけど、それを考えると最終章のイントロ?(今回は44、45話)と思わせるような内容でした(最新情報:6月に17巻がでるそ〜な。嬉しいっな)。今回もサブキャラの味が光ってます。わたしゃ謎のインド人の大ファンだいっ。どんなに虐められても負けるんじゃないよ。
4月15日(日)
昨日今日と「クレイマークレイマー」でもって鬼の居ぬ間にという事で正月以来の悲願であったナナオの17”ディスプレイ(入力2系統)を水曜日に購入(本日配達)。どうやったら奥さんに見つからずに持ち込みできるかという問題はクリア。(でもさ。こんなデッカイもの押入に隠して置く訳じゃ無し、帰ってきたらバレルのは必須なのに。どうするつもりなんだろ?って全然考えてません)
昨日は奥さんのかわりに中学の授業参観に出席。&終了後、恐怖のPTA役員決め。希望者がおらず、予定通り籤決めとなる(前役員はちゃんと抽選用の道具を準備してるのでした。)が、運良く外れ。
4月19日(木)
昨日の小さな悲しみ:「十二国記」が発売されてる筈なんだけど地元書店では見つからず
4月20日(金)
今日の小さなどじ:給茶器でインスタントコーヒーにお湯を入れようとしてお茶のボタンを押してしまった。
↑の原因が判明:1週間前まで使っていた給茶器は水・お湯・お茶がでる奴でした。今度のはお湯とお茶だけ
でもって、お湯を入れるとき、左から2番目のボタンを押すように身体が覚え込んでいるみたい
4月21日(土)
今日・明日と旅に出る。お供は文庫本3冊。でもって上野駅構内の本屋さんで探してた「十二国記」をゲット。小さな幸せを感じる。

青井夏海 , スタジアム 虹の事件簿 , 東京創元社 , 文庫
腰巻きのジンポ教授の「この作家達が好きな人達へお薦め」という内容の紹介を読んで即購入。ちょっとストーリーに甘い箇所がないでもないが充分堪能しました。ある球団のオーナー(野球がどんなスポーツかも知らなかった未亡人)が探偵役を務める一種の安楽椅子探偵物。野球ミステリとは言えないかもしれないけど、野球を好きな人にも、そして野球を知らない人にもお薦めします。ちなみに冒頭の作家達とは泡坂妻夫とか北村薫とかです。ほら買うっきゃないでしょ。

P・ラヴゼイ , ダイナマイト・パーティへの招待 , 早川書房 , 文庫
P・ラヴゼイといったらダイヤモンド警部の活躍する「最後の刑事」(未読(^^;)が有名だけど、私はデビュー作の「死の競歩」を初めとする19世紀末のクリップ刑事&サッカレイ巡査のコンビが活躍する「スコットランド・ヤード」シリーズのお話が大好きです。最初ポケミスで3冊、単行本で1冊(後に文庫化)でた後は全く翻訳されていなかったのですが、やっとでたのが本作品。一気読みできる時間が取れるまでしまってたら半年過ぎてました。アイルランドのテロリストのグループに潜入する主人公の活躍(特に女テロリストとのやりとり)がおもしろいっす。
<蛇足>
「死の競歩」「探偵は絹のトランクスをはく」「殺しはアブラカダブラ」「マダム・タッソーがお待ちかね」(このシリーズあと2冊未訳あり)
4月22日(日)
小野不由美 , 黄昏の岸 暁の天 , 講談社 , 文庫
十二国記の最新作。これも首長だった本。このシリーズと新潮社の「魔性の子」の間をつなぐ作品になるんだけど、読んだ感想は最後の頁に「続く」と書いてあるよ〜な気がするのは私だけだろうか?
でもって今悩んでるのは1ヶ月遅れでホワイトハート文庫からでるんですよね。しかも2分冊。内容に差分があるのかなあ?

山田風太郎 , 眼中の悪魔 , 光文社 , 文庫
推理小説短編集。分厚くって、読み終わるのに一ヶ月かかってしまったです。発表時期が古いのばっかしなんで読みづらかったのも事実(でも翻訳物だと百年前のミステリでも気にならないで読めるんだけど...やっぱし文体とか漢字と仮名文字の比率の違いによるのかな?)
4月24日(火)
光原百合 , 遠い約束 , 東京創元社 , 文庫
「虹の事件簿」に挟まれてた新刊案内を見て、読むしかない。と思った本です。「虹」なるジンポ教授の腰巻は「遠い約束」にあってもおかしくないです。個人的には「虹」より好きです。殺人のおきないミステリが(も)好きな方にお薦め。
4月26日(木)
鯨統一郎 , なみだ研究所へようこそ! , 祥伝社 , 新書
デビュー作の歴史ミステリ短編集「邪馬台国はどこにあった?(題名うろ覚え)」が好みの作品だったので、読み始めたんだけど、残念ながら私的には期待はずれでした。この本のどこがミステリなんだろ?と考え込ませる所がミステリ...
4月27日(金)
樋口明雄 , 狼は瞑らない , 角川春樹事務所 , 図書
日本の山を舞台にしているという点で結構めずらしい山岳冒険小説(単に私が読んでないだけだったりして。読んでても忘却してたかもしれないし。)ですが、面白く読めました。
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