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とんぼ玉の歴史

とんぼ玉古くはインダス・メソポタミア文明の時代にそれぞれの技法で発達 しました。
そのころの貿易に欠かせない通貨としての役割をになったとされています。
その後アジア~アフリカ大陸を経てヨーロッパ各地でもつくられるようになりました。

日本へは弥生時代には海外から入ってきたと考えられており、奈良時代にはその製法が紹介され、製造され始めたと想像されます。
また、江戸時代になると南蛮貿易を通じて中国やヨーロッパのガラス加工技法が伝わり、長崎などで盛んにつくられるようになりました。
このころから庶民の間で根付けやかんざしなどの装飾品として広くしようされることとなりました。
とんぼ玉の名前はとんぼの目のように丸く輝いているからこのころからそう呼ばれるようになったとされます。

現在は、これまでのさまざまな技法に加え、新しく開発した技術を駆使して現代作家がとんぼ玉の制作を行っています。

とんぼ玉の技法

ガラス棒

巻き付け法


右の 画像のようなガラス棒をバナーで溶かしながら、剥離剤を塗布した金属製の棒に巻きつけながら成形していきます。
現在多くのとんぼ玉制作で用いられている方法で、とんぼ玉創作体験教室でもこの方法で制作します。

鋳型製法


高温で溶かしたガラスを鋳型に流し込み成形する方法。

ビーズ製法


真中が空洞のガラス管をつくり、それを輪切りにした後断面を丸くなるよう研磨して作る方法