2001年度〜 2006年度〜 2011年度〜 2016年度〜 2020年度〜

2001年度

第38回(2001年6月3日 於キャンパスプラザ京都)

[午前の部]

重田みち氏  『毛詩』注釈書と能の音曲論

天野文雄氏  東大寺文書にみる鎌倉末期の田楽界 ―権力者との関係など―

[午後の部]

川端咲子氏  四条道場芝居考

岡田万里子氏  「江戸歌」をめぐって

川添裕氏  見世物研究と資料 ―朝倉無声『見世物研究』への対し方をきっかけに―

[総会]

[講演]

武田恒夫氏  真行草について

 

2002年度

第39回(2002年6月9日 於キャンパスプラザ京都)

テーマ【藝能史を読みなおす】

[午前の部]

島田龍氏  アタヴィズムと折口信夫

尾本頼彦氏  「奥義」と「別紙口伝」 ―その先後関係と世阿弥能楽論の展開―

佐々木香織氏  日本思想から見た世阿弥の『平家物語』理解について ―なぜ能『知盛』は存在しないのか―

[午後の部]

三原文氏  二十一世紀の見世物研究

俵木悟氏  民俗文化財と芸能史研究

和田修氏  拍物風流の伝播

[総会]

[講演]

植木行宣氏  山鉾の祭と芸能

 

2003年度

第40回(2003年6月1日 於キャンパスプラザ京都)

テーマ【芸能史研究の現在(いま)】

[午前の部]

大谷節子氏  能楽研究の現在

山路興造氏  女曲舞の系譜

[総会]

[午後の部]

廣瀬千紗子氏  狂言作者・並木正三とその周辺

今岡謙太郎氏  「三題噺の会」と幕末の諸芸

田中秀隆氏  「近代茶道」と「創られた伝統」論以後

[講演]

小沢昭一氏  小沢昭一的芸能のこころ

 

2004年度

第41回(2004年6月6日 於キャンパスプラザ京都)

[午前の部]

中尾薫氏  田安家と明和改正謡本 ―田安家旧蔵版本番外謡本の書込みをめぐって―

舩阪富美子氏  究理堂所蔵煎茶具目録「茶具厨平生心賞架品目」について

甕佳代子氏  幇間の社会的機能の変遷 ―幇間の現状から―

[総会]

[午後の部]

團夕紀子氏  髪型板歌舞伎・浄瑠璃「絵番付」小考 ―宝暦期浜芝居を中心に―

森田恭二氏  文献資料に見る「風流」の成立と変遷

[シンポジウム]

【語り物の流れ ―幸若舞曲から古浄瑠璃へ―】

パネリスト 小林健二氏  川崎剛志氏  阪口弘之氏

 

2005年度

第42回(2005年6月5日 於キャンパスプラザ京都)

[午前の部]

上野暁子氏  近世前期における当道座の音曲活動 ―琵琶から箏・三味線への展開―

松葉涼子氏  長持の演出 ―『仮名手本忠臣蔵』十段目の先行演出に関連して―

川畑薫氏  恩頼堂文庫所蔵『瀧本坊代々什物之覚』と松花堂昭乗の書学について

[総会]

[午後の部]

村上紀夫氏  近世における桂女と勧化

廣田吉崇氏  茶の湯の流派維持のあり方に関する一試論

竹内信夫氏  鯖江城下における興行芸能の様相 ―「鯖江藩日記」の分析を通して―

[講演]

山路興造氏  「楽戸」の伝流 ―芸能民差別の源流を考える―


 
2001年度〜 2006年度〜 2011年度〜 2016年度〜 2020年度〜

 

2006年度

第43回(2006年6月4日 於キャンパスプラザ京都)

[午前の部]

鈴木博子氏  享保期江戸歌舞伎における屋敷方と芝居町の一様相 ―加賀藩邸上演記録を中心に―

北川博子氏  「嵐橘三郎」の創出とその襲名

鶴崎裕雄氏  応仁乱期の『大乗院寺社雑事記』に見る芸能文化

[総会]

[午後の部](立命館大学21世紀COEプログラム共催)

シンポジウム【芸能と絵画資料 ―浮世絵研究の新次元―】

〈基調報告〉

木村八重子氏  芸能と画像資料

〈報告〉

齊藤千恵氏  演出資料としての黄表紙 ―「忠臣蔵」七段目を中心に―

神楽岡幼子氏  役者評判記と役者絵 ―三代目歌右衛門を例に―

埋忠美沙氏  黙阿弥作品と絵画資料 ―『鼠小紋東君新形』を例に―

〈まとめ〉

赤間亮氏  歌舞伎研究における「役者絵」の可能性

 

2007年度

第44回(2007年6月3日 於京都市勧業館〔みやこめっせ〕)

[午前の部]

橋本今祐氏  開化期における旧会津御蔵入領の芸能興行の存立環境 ―若松県大沼郡冑村の村芝居観客を中心に―

小森崇弘氏  後土御門天皇連句文芸御会の歴史的位相 〜”場”から読み解く天皇の連歌〜

木村涼氏  七代目市川団十郎と成田山新勝寺の江戸出開帳

[総会]

[午後の部]

神津武男氏  竹本綱太夫の代々 ―一幕物(付け物)作者の系統として―

中川桂氏  大坂蔵屋敷勤番の芸能享受 ―嘉永四年の久留米藩日記を中心に―

[講演]

権藤芳一氏  戦後の文楽の動向と今後の課題

 

2008年度

第45回(2008年6月1日 於同志社女子大学今出川キャンパス)

テーマ【「芸能史と文化史」―林屋辰三郎没後十年―】

[第T部]

〈一般報告〉

漆澤その子氏  近代における歌舞伎十八番

宮尾與男氏  黙阿弥と写し絵

樹下文隆氏  「毛利元就父子雄高山滞留日記」をめぐって

[総会]

[第U部](シンポジウム)

〈個別報告〉

村上紀夫氏  一九五〇年代と林屋史学

河内将芳氏  「戦国時代の祇園祭」論 ―豊かなイメージと史実の間隙―

原田正俊氏  室町仏教と学芸・芸能者

福原敏男氏  後ろに意味がある ―「後戸の神」35年―

〈パネルディスカッション〉

 

2009年度

第46回(2009年6月14日 於同志社女子大学今出川キャンパス)

テーマ【音からみる芸能史】

[第T部]

〈一般報告〉

廣瀬千晃氏  古代の抜頭

比嘉舞氏  琵琶の音色の表現 ―「御琵琶合記」を中心に―

三島暁子氏  将軍家天神講と雅楽 ―南北朝・室町時代の足利将軍家と醍醐寺法身院―

齋藤桂氏  黎明期の新民謡 ―「俚謡」と「民謡」をめぐって―

[総会]

[第U部](シンポジウム)

〈基調講演〉

小島美子氏  日本音楽史研究の方法論

福島和夫氏  日本音楽史研究と芸能史

〈パネリスト報告〉

藤田隆則氏  音資料からわかることと新たな課題 ―謡の強吟の歴史研究をつうじて―

入江宣子氏  若狭の民俗音楽から分かること

〈パネルディスカッション

 

2010年度

第47回(2010年6月6日 於同志社女子大学今出川キャンパス)

テーマ【仏教儀礼と芸能】

[第T部]

〈一般報告〉

大東敬明氏  延暦寺根本中堂修正会における咒師作法 ―『中堂咒師作法』をめぐって―

遠藤徹氏  江戸時代の高野山鎮守天野社で行われた遷宮舞楽曼荼羅供について

田村菜々子氏  「旧節」御詠歌の性質をめぐって ―講における詠唱活動の実態から―

[総会]

[第U部]

〈講演〉

吉田一彦氏  古代国家の仏教儀礼と芸能

特集テーマ【修正会・修二会と芸能】

〈特集報告〉

上島享氏  日本中世社会の形成と修正会・修二会

松尾恒一氏  修正会・修二会における咒師と芸能 ―六勝寺と南都寺院―

西瀬英紀氏  大和における修正会・修二会とオコナイ

福持昌之氏  京の修正会と裸踊

〈総括〉

山路興造氏

 

 
2001年度〜 2006年度〜 2011年度〜 2016年度〜 2020年度〜

 

2011年度

第48回(2011年6月5日 於同志社女子大学今出川キャンパス)

[午前の部]

〈一般報告〉

鈴木義博氏  伶人・山科言継が見た猿楽 ―公家日記『言継卿 記』の記録から―

竹内淳氏  千本ゑんま堂狂言の背景にあるもの 時代による比較を中心に

薦田治子氏  北九州地方の盲僧琵琶の誕生について ―伝存する楽器資料から―

[総会]

[午後の部]

特集テーマ【流動期の狂言 ―中世と近世をつなぐもの―】

〈基調報告〉

関屋俊彦氏  流動期の狂言をめぐる諸問題

〈テーマ報告〉

長田あかね氏  年預と《翁》 ―長命茂兵衛家の役割を中心に―

藤岡道子氏  狂言の古図から見えてくるもの ―江戸時代以前の 演技演出を推考する―

稲田秀雄氏  鷺流の「古態」

〈パネルディスカッション〉

〈講演〉

森下伸也氏  笑い学から見た藝能史

2012年度

第49回(2012年6月3日 於同志社女子大学今出川キャンパス)

[午前の部]

〈一般報告〉

村上紀夫氏  近世四条河原の信仰 −めやみ地蔵仲源寺と「禹王廟」−

須田努氏  一八世紀、近松門左衛門が語る因果 −近世人の身体観−

宮信明氏  土子笑面『話術新論』と三遊亭円朝

[午後の部]

〈総会〉

〈特集〉 テーマ【饗応と贈答のなかの中世芸能】

〈趣旨説明〉

〈基調講演〉

佐藤豊三氏  室町将軍家の御成

〈特集報告〉

家塚智子氏  室町時代の行幸・御成と芸能

五島邦治氏  儀式の中の進上物

天野文雄氏  「饗応」という場から見えるもの−能の場合−

全体コメント

 

2013年度

第50回記念大会(20136月8日(土)・9日(日) 於同志社女子大学今出川キャンパス)

プログラム
第1日 6月8日(土)  9:30〜17:00
全体テーマ 【藝能史研究の過去・現在・未来−史料としての映像記
[第1会場 芸能史料としての映像Tー民俗芸能]
 1.昭和20・30年代の映像記録     山路興造氏
  ・「雪まつり」1953年 折口信夫台本 岩波映画製作所 
  ・「山伏神楽」 NHK放送文化研究所(岩手県花巻市文化センター所蔵)
2.映像による民俗芸能考        山路興造氏
  ・「絵と証言でつづる阿波踊りの歴史」2006年 徳島県民俗芸能文化保存会(構成 皆川学)
  ・「子ども役者たち 華麗なる変身」2011年 長浜曳山文化協会 (構成・制作 松本正樹・牧田敬佑)
3.民俗芸能 映像記録の歴史と現状
  京都文化史学と民俗芸能撮影の系譜   斉藤利彦氏
  渋沢敬三の系譜と現在の記録方法    北村皆雄氏
  演劇博物館による映像記録からの展開 中藪規正氏
  映像に今求められるもの・・・その可能性−『久多の花笠踊』の記録を通して−
                            高濱雄介氏
 東北地方で実行している映像記録の方法―岩手の神楽から―  阿部武司氏

[第2会場 芸能史料としての映像U―舞台芸能]
1. 映像記録のなかの京舞  戦前の都をどり   大西秀紀氏
 ・第66回「御国の礎」1933年 片山家能楽・京舞保存財団蔵
 ・第66回「御国の礎」1933年 祇園甲部歌舞会
 ・第67回「四絃の調」1934年 片山家能楽・京舞保存財団蔵
 ・第68回「謡曲今様鏡」1935年 片山家能楽・京舞保存財団蔵
 ・やさか踊「廓の色彩」1937年 片山家能楽・京舞保存財団蔵
 ・第72回「建武の源」1939年 片山家能楽・京舞保存財団蔵
2.映像記録のなかの講談
 東京文化財研究所無形文化遺産部制作「講談」一龍斎貞水口演「雲霧五人男 三囲の殺し」   宮田繁幸
 ・「雲霧五人男 三囲の殺し」2012年 東京文化財研究所
3.映像記録のなかの能・狂言
 映像記録の能・狂言―その記録性と芸術性、啓蒙的役割を廻って  三浦裕子
 ・金剛謹之輔出演「羽衣」「望月」「橋弁慶」「隅田川」「小鍛治」1912年 アルベール・カ ーン博物館蔵
 ・「名家の面影」 1932〜34年 法政大学鴻山文庫蔵
                      法政大学能楽研究所企画制作
 ・櫻間弓川出演「葵上」(野上豊一郎監修)1935年 鉄道省観光局 
 ・野口兼資出演「羽衣」1952年 文化財保護委員会
 ・「NOH DRAMA/(邦題・日本の美)」1966年 桜映画社
 ・山本則寿・山本則直・山本則俊出演 「狂言」 1967年 東映教育映画
 ・「狂言師・三宅藤九郎」(映像協力:公益財団法人 ポーラ伝統文化振興財団)                              1984年 日経映像
 ・「晩春」1949年(小津安二郎監督作品) 松竹配給
4.映像記録のなかの歌舞伎         児玉竜一
 ・松本とめ出演「三国一」 1912年 アルベール・カーン博物館蔵
 ・吉川一子出演「鉄輪」 1912年 アルベール・カーン博物館蔵
 ・池田小三勇・吉川一子出演「わしが在所」1912年 アルベール・カーン博物館蔵
 ・市川團十郎・尾上菊五郎出演「紅葉狩」1899年 松竹大谷図書館蔵
 ・市川團十郎・尾上菊五郎出演「紅葉狩」1899年 早稲田大学演劇博物館蔵
 ・市川團十郎・尾上菊五郎出演「紅葉狩」1899年 東京国立近代美術館フィルムセンター蔵
 ・中村歌扇出演「先代萩 御殿の場」1915年 東京近代国立美術館フィルムセンター蔵
 ・「旧劇絵本太功記」1908?年 早稲田大学演劇博物館蔵
 ・尾上菊五郎出演「鏡獅子 KAGAMIJISHI[英語版]」1935年 東京国立近代美術館フィルムセンター蔵
 ・「鏡獅子[不完全版]」小津安二郎監督、1936年、東京国立近代美術館フィルムセンター蔵 、
 ・尾上菊五郎・坂東三津五郎出演「寿式三番叟」1936年 故市村吉五郎蔵
 ・中村歌右衛門・市村羽左衛門出演「沓手鳥孤城落月 糒庫」1934年 故中村芝翫蔵
 ・中村吉右衛門出演「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」1953年 早稲田大学演劇博物館蔵

第2日目 6月9日(日)  
研究発表
 史料としての3DCG―金丸座のデジタル仮想復元を例に    古川耕平氏
 モーション・キャプチャによる無形文化の記録と保存       八村広三郎氏
 映像資料による盆踊りと歌舞伎舞踊におけるオドリの核動作―ボンアシとオスベリ―                                       吉川周平氏
 フィクションとノン・フィクションの間舞台と映像資料めぐって  児玉竜一氏
   (総会〉
シンポジウム
   民俗芸能映像撮影の現場から
          宮田繁幸氏・高濱雄介氏・阿部武司氏・中薮規正氏・北村皆雄
          司会 植木行宣氏
  民俗芸能映像撮影の現場から
   ―フロアーとの対話―  進行 山路興造氏・天野文雄氏・廣瀬千紗子氏

 

2014年度

第51回(6月1日 於同志社女子大学今出川キャンパス)
大会テーマ【芸論・芸談研究の最前線】

[午前の部]
〈一般報告〉
 細川久美子氏 『貞享四年竹本義太夫段物集』自序小考
       ―「若木の桜」と「花七分、実三分」をめぐって―                                         
 田草川みずき氏 宇治加賀掾の芸論史における『八九杖』
       ―「序八曲」と宝永三年正月「語初」をめぐって―                                         
 多田英俊氏 義太夫節「風」に関する芸論の系譜 
       ―武智鉄二「『風』の倫理」に至るまで―                                               
(総会)
[午前の部]

【ゲスト報告】
□茶の湯
 生形 貴重氏 茶の湯の雑談から茶の湯の説話へ  (コメント:矢野環氏)
□能楽
 重田 みち氏 世阿弥の藝論に見る義持時代の美意識
      −冷え・さび・閑・しほれー     (コメント:大谷節子氏)
□人形浄瑠璃文楽
 後藤 静夫氏 文楽・太夫、三味線に聞く
      ―稽古・伝承の視点から―      (コメント:細田明宏氏)
□能楽
 羽田 昶氏 芸談から読み解く「能」      (コメント:伊藤真紀氏)
□歌舞伎・文楽
 森西 真弓氏 公開された近現代の芸談
      ―文楽と上方歌舞伎を中心に―    (コメント:斉藤利彦氏)
□話芸
 旭堂 南海氏 講談の形式(続き読み・読切り・抜き読み)について 
      ―師・三代目旭堂南陵の言葉をもとに― (コメント:中川桂氏)

 

2015年度

第52回(6月7日 於同志社女子大学今出川キャンパス)
[午前の部]
〈一般報告〉
  紅葉山楽人考                                    山田淳平氏
  嘉永元年初演「今様望月」考 ―幕末の能取物の諸相をめぐって―    青木亜里砂氏
  町田佳聲のもうひとつの仕事 ―義太夫節研究を中心に―         廣井榮子氏
総会 
[午後の部]
〈一般報告〉
  平安期内裏歌合における舞台装置としての洲浜台―天皇との関わりに注目して― 
                                               原瑠璃彦氏
  遁世芸能者の居士肖像 ―牡丹花肖柏と中世仏教―             芳澤 元氏
  修二会と『陀羅尼集経』―呪師作法の典拠経典をめぐって―         吉田一彦氏

〈講演〉
  能装束の意匠 ―唐様と和様―                         切畑健氏

 

 

 
2001年度〜 2006年度〜 2011年度〜 2016年度〜 2020年度〜

 
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