MG Concept-X 6-1-2 "ターンX"

 
ターンX

 月のマウンテンサイクルから発掘された謎のMS 。左右非対称かつ由来不明のパーツが数多く用いられており、オリジナルの形状はもはや判別できない。元々は外宇宙から漂流してきた機体であり、どのような来歴を持つのか、いかなる文明圏の物かも定かでは無い。
 確かなのは、ターンXが当時のテクノロジーを遙かに凌駕していたこと、それを驚異に感じた人類が対抗策として∀ガンダムを建造するに至ったと言うことである。
 外宇宙からの侵略こそ無かったものの、地球圏で繰り返されてきた戦争の切り札として∀とターンXは互いに戦うことになり、結果として人類の文明をリセットするほどの惨事を引き起こした。
 ターンXの胸部の傷はそのときにつけられ、現在に至るも修復できない痕跡として残っている。

 

 ということでMGターンXです。
 実は∀ガンダムを見たことが無いのですが、「謎のテクノロジーの産物」「左右非対称」「武器がいっぱい」「シャイニングフィンガー」などの要素 が個人的に大好きなので即購入。

 キットはポリレス、かつABS不使用という思い切った内容。最近のHGで使われている柔らかめのプラスチックで、フレーム部分が構成されています。保持力は(今のところ)過不足無く、摩耗も少ない様子。
 また、機体の構成上、内部フレームのような複雑な機構が無いため、HGよりちょっと手間がかかる程度のパーツ構成で大変作りやすくなっています。胸部などの一部はスモークグレーのクリアパーツ。また、胸はクリアパーツの下に貼るナノマシンの稼働をイメージしたシールがついています。

 背面。

ターンX

 キャラパスと呼ばれるウエポンプラットホームは入り組んだ形状で、なんだか「とりあえず使えるパーツの組み合わせて作った」感じさえします。武器を乗せるだけでなく、この状態でメンテナンスと弾薬の補充を行っているらしい、とのこと。こちらも一部がスモークグレーのクリアパーツになっていて内部構造が見える仕組みになっています。せっかくなのでブライトシルバーでメカ部分を塗装しています。

武器は4つ付属。

ビームライフル

ターンX

バズーカ。

後部が伸縮しますが、それほど大きくはなりません。

ターンX

ハンドガン。

ターンX

3連ミサイルユニット。

これだけは構えると言うより持ち手でぶら下げる感じ。キャラパスには可動式フレームで接続しているので、そのまま発射する使い方がメインのようです。

ターンX

 

シャイニングフィンガー(溶断破砕マニピュレーター)。

ターンX

内部に引き込まれているアームを引っ張り出して展開します。

ターンX

 もの凄いトゲトゲしたエフェクトパーツ付き。さすがに重いのでへたってきます。

 

オールレンジ攻撃「ブラディ・シ−ジ」

ターンX


 各部の変形も再現して展示用スタンドまでつく豪華さ。
 しかし、足のパーツは重いので、なんだかアームがねじれておっかないです。この状態で飾るには足のパーツだけはどうにかした方が良さそうです。
 なお、∀ガンダムをお持ちの方は、機体データハッキングシーンでも飾れます。(そのためにわざわざ股関節に可変機構が設けられています)

 余談ですがこの展示用フレーム、エビっぽいなと思いました。

 

 カラーレシピは説明書に準ずる形です。ただ、グリーン部はルマングリーン、ホワイト、ジオングレーを何となく混ぜ合わせて作ったので配合は不明です。二度と作れません。

 繊細な筋彫りが各部にありますので、墨入れだけでもしてあげるととても良いと思います。
 塗装する方は、ちょっと深めに掘り直す事をおすすめします。
 でかくて作りやすく、武器もギミックも満載で実に良いキットでした。


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