ティエレンタオツーは人類革新連盟が極秘に研究していた超人機関の超兵専用に開発されたティエレンの強化版である。
ベースはティエレンではあるものの、全身に追加装備された偏向スラスター、頭部に増設されたカメラアイによる情報処理能力の向上、全周フォログラフ型コクピットの採用により、通常のティエレンとは別次元の機動性を誇る。
また、通常のティエレンが局地特化なのに対し、タオツーは宇宙地上の両方での適応を可能としている点が興味深い。
武装は通常のティエレンと同じく200ミリ滑腔砲である。砲身には冷却板が取り付けられているが、この冷却板自体が硬質のカーボン素材で出来ているため、そのまま打撃に用いることが可能。
本来は宇宙用の装備であるが、パイロットのソーマ・ピーリス少尉は地上においてもこの仕様のまま使い続けている。
このような高性能を獲得したティエレンタオツーではあるが、その操作性と情報量は通常のパイロットではとても扱いきれないものとなっており、現段階では超兵専用機体となっている。
というわけでティエレンタオツーです。
タオツーとは「桃子」のことらしく、色も桃色。似たようなものにSEEDのミーア・キャンベルライブバージョン・ザクウォーリアがありましたが、あのセンスの無さに比べればタオツーはかなり許せるデザインでしょう。
元が傑作機のティエレンであるため、タオツーも大変良くできています。
安定性抜群、プロポーション良し。キットも特に改修しなければならないと言う部分はないので丁寧に面出しすればぐっと見栄えが良くなります。
キット唯一の弱点とも言える腹部のポリキャップは市販の4ミリ径の物に交換。上半身分解の危険性はこれでなくなります。
キットのパーツ分けも良好なので、エアブラシ塗装でも特に後ハメ加工は不要。
しかし、両肩の偏向スラスターは塗ったらABSが割れました。
パッと見平気そうですが、実はシールドの先端部が可動しません。
どうしてもテンションのかかる部分なので、塗装する人は気を付けましょう。
個人的には、この部分だけ塗装しない、という選択肢もありだと思います。
基本の色はガイアノーツの赤と白を適当に混ぜて、少々ブルーを加えた物。
淡い感じにしようと思ったのですが、なんか乾いたら普通に桃色でした。
紫部分はやはりガイアノーツのラベンダーに青を加えた物。
しかし乾燥したらまたしても普通にラベンダーでした。
もっと思い切って調色しても良かったかも知れません。
00関連のプラモは異常に出来が良い物が多いので、どれ買っても外れ無しなのが嬉しいところ。
宇宙用の発売も決定しているみたいなので楽しみです。
ところでAEUのイナクトは出ないのかなあ。