ティエレン宇宙用
 
ティエレン宇宙用
 

 本機は人類革新連盟で広く用いられているティエレンの宇宙用タイプである。
  地上用との差違は多岐に及ぶが、基本的なフレームは同一であり、モジュール化された装甲をスラスターユニットに換装することによって成り立っている。
  最も大きな違いとしては脚部のシールドがプロペラントタンクになっていることであるが、タンク自体の強度はかなり高く、地上型と同様にシールドとして機能する。また、化石燃料の枯渇から推進剤として水が充填されており、使い切った後は半ばからパージすることで軽量化も可能。
  武装はティエレン同様200ミリ×25口径長滑腔砲であるが、宇宙での使用を鑑みて放熱板が取り付けられている。この放熱板はカーボンブレイド同様の硬質カーボンで作られており、そのまま斬撃武器として使用可能である。
  ティエレン宇宙用は他国に先駆けて宇宙運用されていることからデータの蓄積も進んでおり、ティエレンの操作性の良さとも相まって旧式ながらも高い戦闘能力を持つ。
  故障率は他国のMSに比べ4割も低く、整備時間は五分の一という驚異的な数値を示しており、地上宇宙を問わず一貫して共通の操作を導入することでパイロットの習熟率を高めており、空間戦闘に於ける熟練速度は他国の倍以上とされている。

 人類革新連盟によるガンダム捕獲作戦では、徹底したチームワークによりガンダムを鹵獲寸前まで追い込んだが、これもパイロットの高い熟練度の為せる技であろう。

 というわけで、待望のティエレン宇宙用です。
 本体の出来は言わずもがな、オプション武装として単分子ワイヤーネット射出装置と、コーキング弾発射筒、捕獲用単分子ワイヤーアンカー射出装置が付いてます。
  これの出来もなかなかよいので無改造で。
 本体も殆ど手を加えていませんが、設定画に比べると背中のスラスターユニットが下過ぎるので3ミリほど上にずらしています。
ティエレン後ろ

  また、脚部のタンクには内側の分割ラインにモールドが入っているので、腕に覚えがある人はタンクの切り離しを再現してみるのも良いかと思います。脚部のタンクは入り組んでいて一見すると塗装が大変そうですが、実はピンを飛ばして一カ所切断するだけで簡単に後ハメが出来たりする秀逸な設計。

ティエレン足

 ここ数年のバンダイの技術力の躍進ぶりには頭が下がります。……開発の人、死んでたりしないか心配だ。

 塗装は相変わらず筆塗り、調色は適当なので何とも言えませんがキャラクターブルーとネービーブルーと他の色を適当に混ぜて作りました。アクセントとして全身のスラスターは全てガイアノーツのガンメタルで塗装。いい感じです。
 セルゲイ大佐が使用していた指揮官機の発売も決定し、量産機の充実に拍車が掛かる00ですが、ついにイナクトの発売もアナウンスされ期待が高まります。
 ナドレも出ますし、好きな機体が在ればちょっと買って組み立てて劇中に思いを馳せるなんて言うのも楽しいものです。

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