GN004 ガンダムナドレ
 ナドレ
 

 GN004ナドレはGN005ヴァーチェの内部に秘匿されていた機体である。

ヴアーチャンとナドレ
  純白の機体には他のガンダムにはない秘密のシステムが搭載されており、これこそがナドレの存在を明かしてはならない理由であった。
ナドレには量子コンピュータ「ヴェーダ」とリンクする全ての機体を制御下におくという「トライアルシステム」が搭載されており 、これはソレスタルビーイングに於ける紛争根絶のミッションの過程において「万一ガンダムが裏切った場合」に切り札となるべくして実装されたシステムである。
  実際、対ガンダムスローネ戦ではこのシステムによって2機のガンダムを行動不能に陥らせた。
  反面、GN粒子の貯蔵量が少ないために戦闘能力に於いては他のガンダムよりやや劣るものとされる。
  髪の毛を思わせる赤いコードはヴァーチェの外装にGN粒子を供給するためのものである。
  ガンダム捕獲作戦時に初めてその姿を衆目に晒したが、その時はヴァーチェのGNキャノンを手持ち火器として使用、ティエレン複数機を瞬時に撃破した。


ナドレキャノン  

 最終決戦においては、前世代の機体GNY−004プルトーネの武装である大口径ビームライフルとシールドの改良型を装備し、国連軍のGN−Xと壮絶な死闘を繰り広げた末、大破した。

 なお、機体名のナドレとはナバホ族の両性具有の調停者を意味する。
  前機体のプルトーネがタロットの「審判」を意味し、ナドレが調停者という意味を持つのは、両機体が共にトライアルシステムを搭載しているという事実から名付けられたものであろう。


 

 いつか出る、、と噂されていたナドレです。
 00の機体でもひときわ細身で、脆さや儚さを併せ持った魅力的な機体をキットは非常に上手く再現しています。
 設定画からすれば太腿が細めですが、キット単体で見た場合はこちらの方がスリムでまとまっているかと思います。逆に、設定重視ならヴァーチェから移植するか、真ん中あたりからエッチングノコでちょん切って1oほど幅増しするとちょうど良いかもしれません。
 武装として大型ビームライフルとシールド、サーベルが付属。少パーツ構成ながら出来は良好。ただし、色分けは皆無なので塗装が必要です。
 髪の毛は軟質樹脂製、ある程度の表情が付いているので可動の時にも妨げになりません。
 そのほかはいつもどおり、GNコンデンサーがクリアパーツで再現。
 今回はタイムアタックで「一日で仕上げる」というコンセプトのもと、改造や後ハメ加工などはせずに製作しました。元々合わせ目を消す部分は少ないのですが、腿などは接着後に瞬間接着剤とポリパテの塊を削りだしたときにとっておいた粉末で合わせ目を消しました。
 塗装はいつもの筆塗りでガイアノーツのエクストラホワイトをチョイス。赤の部分はガイアノーツの赤+ニュートラルグレー+白少々。グレー部分はエナメル塗料のグレーで。
 仕上げに初めてパールを使用、白を際だたせようとしましたが赤い部分がまだらに……一気に台無し。泣きそうになりましたが取りあえずパールの上から2000番のヤスリで慣らすという本末転倒なことをやって、多少マダラになったのは軽減したと思います。
  墨入れはガンダムマーカーとコピックのグレーで。
 総製作時間は8時間弱でした。

 さあ次はMGケンプファーの仕上げです。

 

戻る