漆黒のフラッグはユニオンのエース、グラハム・エーカー専用に改造を施されたフラッグであり、オーバーフラッグ隊に配備されたカスタムタイプの原型とも言える物である。
オーバーフラッグ隊(改造時の名称は対ガンダム調査隊)のフラグシップ機として、ユニオン技術部の重鎮エイフマン教授によってわずか1週間で強化改造を施された機体である。
通常のフラッグとの相違点は背面のプラズマジェットの高出力化、関節の強化、及び全身の対ビームコーティング、通信システムの強化である。
また、軽量化の一環として機体の水素吸蔵率が下げられており、稼働時間の低下と引き替えに重量の増加を抑えている。
武装にはアイリス社の試作型リニアライフルを携行している。
これらの改造により驚異的な運動性と攻撃力を手に入れたカスタムフラッグだが、性能のみに重点を置いたため全速旋回時のGは12Gにも及び、パイロットに大きな負担を強いることになってしまった。
その速度は通常のフラッグの2倍にも達し、デュナメスの精密射撃を至近距離で回避するほどである。
グラハム大尉の卓越した操縦技術により、枯れた技術で作られながらもガンダムに肉薄する戦闘能力を誇り、アザディスタンに於ける戦闘ではデュナメスと互角の戦いを繰り広げる。
アイリス社を襲撃したチームトリニティとの戦闘では、単機で挑みながらもスローネアインのビームサーベルを奪い取り、その右腕を切断するという大金星をあげた。
人呼んで、グラハムスペシャル
ユニオンの変態さん、グラハム・エーカー上級大尉専用フラッグです。
古今東西ガンダムにはライバルキャラが数多く存在し、ガンダムを仇とつけねらうエースもたくさん登場しますが
「抱きしめたいな、ガンダム!」
などと発言したのはこの人だけでしょう。
実際抱きしめてました。
変態です。
だから好きさ、グラハム大尉
大尉の周りには変態ばかりです。特にオーバーフラッグ隊はきっと変態だけで構成されてます。少なくとも二人ほど大尉にぞっこんラブ。いいね、ユニオン。一人死んじゃったけど。
そんなグラハム大尉専用フラッグですが、元の出来が大変良いので全然問題ありません。パーツを丁寧に整形してやれば誰でも簡単、できあがり。元がフラッグなので完全変形します。ライフルが頭部まで覆うので空力特性はノーマルフラッグよりも良さそうです。
唯一の欠点は、グラハムフラッグの特徴である片目が再現されていないこと。
こればかりは塗装で表現するしかないと思います。
せめてシールがついていれば……取りあえず面相筆で書き込んでみましたが、黄色はムラになりやすい色なのでイマイチ。
ムラにならない黄色とか透けない白とか何とか作って欲しい物です。
透けない白い水着があるんだから、透けない白塗料だって出来るはずだ!
閑話休題
グラハム機は黒一色に見えて微妙に色が違うので説明書とにらめっこしながら色を選定。
やや明るい黒はネービーブルーに黒をちょっと、黒はミッドナイトブルー。そしてガイアノーツのEXホワイト。
そんな感じです。総筆塗り。隠蔽力の強い色は筆塗りで仕上げてもムラになりにくく、綺麗に塗れるので大好き。
エアブラシは便利ですが、小さい部品を塗るのには向かないので……超低出力で安定した圧の小型卓上エアブラシみたいなものがあれば大変ではないのかも知れませんが、流石にそんなものは聞いたことにないですし。
一番良いのは、ペンタイプの低圧スプレー塗料とかかなあ、と思いつつ、筆塗りしました。
筆塗りのいいところは場所を取らないので塗る→乾くまで別のことをする→乾いたらまた塗るということが出来ることでしょうか。
それにしても00のプラモは出来が良くて楽です。 |