GAT−X131 カラミティの巻

カラミティ

 初っぱなから下手物で。
 というか、無印SEEDではこれが一番好き。
 砲撃戦用MSということで、「とりあえず大砲とかいっぱい付けておけばいいだろう」的なちょっと頭の悪い設計思想が大好き。

 ビーム兵器ばっかりなので相当燃費が悪いらしく、結構すぐ弾切れになっていたのが印象深い。
 そういうところも大好きだ。

 さて、このHG版、出来はかなり良く、設定画を実に格好良くアレンジして非常に見栄えのするものになっている。
 ちょっとピンをちょん切ったりするだけで簡単に後ハメ加工が出来たり、成形段階で色分けもかなり考えられているので、素組+マーカー着色のみでも十分に良くなる好キットである。
 写真のブツは各部のエッジを立てたのみで後はほとんど手を入れてない。あとバズーカのセンサーにクリアパーツを仕込んだのと盾の衝角砲を独立可動するようする、と言う定番工作のみ。
 色はGSIクレオスのカラミティガンダム用セットを使用。総筆塗り。
 筆塗り以外はしない主義。エアブラシなんてさわったこともありません。
 設定よりも遙かに明るいグリーンとなっていて、ちょっと失敗したが、慣れてきたらこれはこれでいいような気がしてきたので塗り直しは無し。
 改造するポイントがあるとすれば、背中のビーム砲にボールジョイントを仕込む、シールド裏の穴埋め+グリップ新造、胸の排気口のハイディティール化、と言ったところか。
 徹底的にいじるなら、スラスターを全部切り離して成形、奥まった感じに再接着したりすると良いのかもしれない。
 元が良いので、手を入れれば入れる程良くなる良い素体だ。
 お金と時間があればもう一体買って徹底的にいじってみたいところ。

 劇中では悪の3馬鹿ガンダムなどと言われ、途中薬切れになったりする愉快な描写で人気を博したが、ミーティア装備のジャスティスに真っ二つにされ死亡。 合掌。
 バリエーション機として背中の二門のビーム砲「シュラーク」などを全て近距離兵装に換装した「ソードカラミティ」がある。

 どうでもいい話だが、手持ち火器のプラズマサボットバズーカ「トーデスブロック」はプラモデルや初期の解説では 大口径ビーム兵器となっているのだが、劇中では思いっきり実弾を撃っており、後の設定では「プラズマによって初速をあげることで小口径でも大口径並の威力を持たせたバズーカ」となっていたりする。

 

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