GAT-X105 バスター
 
バスターガンダム

 バスターはX100系の基本フレームに、砲撃戦装備を持たせた機体である。
 モビルスーツの機動性とアウトレンジから艦船並みの砲撃を可能とする機動砲台とも言うべき意欲的な設計の下に開発されている。
 背面には94ミリ高エネルギー収束火線ライフルと350ミリガンランチャーを搭載。
 取り回しを良くするため、これらの銃器は腰部のサポートフレームを介して装備されている。

 また他のX100系と比べて莫大なエネルギーを消費するため、背面に追加エネルギーパックの装備をすることで稼働時間の伸張を図っている。
 この機体特有の機能として、それぞれの銃に供給されているエネルギーバイパスを直結させることで超高インパルス長射程狙撃ライフル砲と亜光速プロジェクタイルガンランチャーの二形態の高出力兵器として運用が可能になっており、戦術の幅を広げることに成功している。

 

超高インパルス 

亜光速プロジェクタイル

バスターは砲撃機体として設計されたため近接兵器を一切持たないが、代わりとして短距離ミサイル6門を両肩に装備しており、高密度の弾幕を形成することで近距離での戦闘力を補っている。

バスターミサイル

 バスターはザフトによって強奪された後に地球連合所属アークエンジェルによって撃墜、収容され、オーブ本国で修復された後にオーブ防衛戦に参加、そのまま3艦同盟に所属したのちプロヴィデンスによって中破され、終戦後に連合へ返還されるという数奇な運命をたどっている。
 パイロットはディアッカ・エルスマン。
 ザフトレッドと呼ばれるエースパイロットの一人であり、バスターが苛烈な戦場を生き残ってきたのも彼の類まれなる射撃のセンスと卓越した操縦能力があってこそといえよう。
 バスターは支援砲撃機体ではあるがディアッカ・エルスマンは前線での戦闘を好み、二丁の銃を巧みに使い分けることで乱戦でも近接戦闘においても多数の敵機を撃墜している。


 遅れて登場バスターガンダムです。
 初期の5機の中でも屈指の完成度とプレイバリューを誇ります。
 関節の可動は可もなく不可もなく、足の設置面積が広いので比較的安定して立ちます。
 ももの関節が横ロールするので開脚ポーズもなんのその。
 装備ギミックはすべて搭載、肩部ミサイルはプラ同士の渋みで開閉、背中の銃二丁は設定どおり合体可能です。

 厳密に言えばガンランチャーにはスライドギミックがあり、グリップがフレームに沿って前後可動するのですが、さすがにこのサイズでそれをやるのは無謀が過ぎるので普通に組み立てています。
代わりに肩関節をダブルジョイントを使って上下左右にスイングできるようにしました。こうすることで銃を腰だめに構えるのも合体させた長物を構えるのも楽になり、ポージングに幅が広がります。

 腰のフレームと銃はABS製なので、ABS用接着剤で接着の後、瞬着で合わせ目を消しています。
  フレームはボールジョイントが割りとすぐ摩耗するので、動かして遊びたい方は市販パーツのものに差し替える、ポリキャップを仕込む、などの処置をしたほうが良いかもしれません。
  サイズ的には、かなりギリギリですが…………waveあたりの小さいボールジョイントなら何とか。

 あとは各部をシャープにして、陸戦兵器らしくちょっと汚しを。
 フェイズシフト装甲の色は塗装ではなく装甲が相転移したエフェクトのうえ、物理的な破壊はほぼ不可能、と言う特性から塗装の剥げの表現などはできませんので、陸上で使いまくって装甲に汚れがついたようなイメージで。
 色はタンにキャラクターホワイト少々、緑はザク色にいろいろ混ぜたもの、オレンジはオレンジ+ガンダムカラーレッド2+いろいろ
 いつもの適当配色です。基本的にサンプル出しながら微調整して行くのでレッド何割とかそんな厳密ではなくなっちゃいます。黒味が足らなければネービーブルー足したりとか。

 ヴェルデバスターも悪くないですが、シンプルさとギミックの妙で個人的にはこちらの方に軍配が上がりますね。

戻る