BATM-03 ファッティー（地上用）

 

Ｂ−ＡＴＭ０３ファッティーはアーマードトルーパー（以下ＡＴ）の出現により劣勢に立たされたバララント軍が再初期のＢ−ＡＴＭ０２ブロッカーからの改良点を経て完成した量産型ATである。
　 その機体は スコープドッグを参考にして開発されたものの、体躯はスコープドッグより１回り大きく、むしろH級のATに近い構造となっている。

しかしながら、その構造は独自性とはほど遠く、駆動系や制御系などはスコープドッグのコピー品と言ってよい。スコープドッグのミッションディスクでファッティーが動いた、などという噂もあるほどである。
　 特徴としては前面装甲が厚く、対弾性と居住性が高い事があげられる。もともとは宇宙用として開発されており、宇宙戦術が確立されていなかった当初はギルガメス軍に大打撃を与えた事もある。

スコープドッグ同様降着機構を持つが、ファッティーのそれは体育すわりのように膝を前にして行われる。これは背面にある各種ハッチを通じたメンテナンスや補給を容易にするためである。

武装として宇宙用はカタパルトランチャーと呼ばれる小型のソリッドシューターを、地上用は三つの砲身を持つガトリングガン、もしくはグレネードランチャーを装備したアサルトライフルを使用する。

百年戦争末期には地上用に改良された機体が大量に投下され、その突進力で大いにギルガメス軍を苦しめた。地上用は踵に大型のグライディングホイールを搭載する事で悪路の走破性と加速性を得ているが、スコープドッグと違ってターンピックは装備されておらず、旋回性能は劣る。しかし、その装甲防御力と突進力を生かした突撃戦法は軽装甲のスコープドッグ系列のATにとっては脅威であった。

地上型には通常型のほかにガス圧式パイルバンカーを搭載してさらに突進力を強化したA型、腕部の構造を簡略化し、背面に6連ミサイルポッドを連結して装備した砲撃タイプのB型が確認されている。

　惑星サンサにおいては悪名高きレッドショルダー部隊と血みどろの死闘を繰り広げ、結果としてサンサは死の惑星と化した。 

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というわけで、長いボトムズの歴史の中でもインジェクションキットとしては初の立体化となるファッティー、それも地上用の登場です。
　構造はスコープドッグ同様負荷のかかる場所はABS製、外装は全てアンダーゲート方式で、組み立てただけでもゲート後が目立たない超親切設計。
　色分けは胸のマーク以外全部です。ほとんど単色ですが、ラインも全て別パーツ。胸のマークのみシールで再現されていますが、これは胸部の厚みとの兼ね合いがあるので仕方の無いところ。

降着機構も複雑な関節機構で再現。ロック機構のおかげで直立形態の時にへたる様な事はありません。
　胸のサブハッチも展開可能、レンズは左右可動と、動かしても遊べる凄い奴です。
　 武装はペールゼンファイルズで新規に設定が起こされたアサルトライフルとガトリングガンの二種が付属。これも合わせ目の処理が考えられており、内部構造も再現と前作であるスコープドッグシリーズ同様｢組み立てて楽しいプラモデル｣になっています。

何より出来上がったときのボリュームがMG　EX-sガンダム並と言う大型キットですので満足感があります。
　 プロポーションも文句なしですが、強いて言うなら足首の設置がちょっと悪いので、内側を削ったりして安定感を高めました。
　 色は基本色としてタン、ラインはマルーン+黒です。

塗った後でリアルタッチマーカーやウェザリングパステルで派手に汚しを入れたりドライブラシをかけたりしました。

ちなみに例のごとく中の人は塗っていないので生まれたままの姿です。