ガンダムアストレイ ブルーフレームセカンドL
 
ブルーフレームセカンド

 ブルーフレームは来るべき事態に備えてオーブ首長国が地球連合の技術を盗用して完成させた、防衛用MS試作機の一機である。

 コーディネイター用OSおよび特殊装備検証機体として製作されたブルーフレームは、コロニーへリオポリスの襲撃事件により爆破・解体されたはずだったが、たまたま居合わせたジャンク屋ロウ・ギュールの手によって確保され、その後傭兵部隊サーペトテール隊長の群雲劾に譲渡された。

 その後幾度かの戦闘を経て、より実戦的な改修案として肩部増加装甲と推力の強化、索敵能力の強化、および格闘戦能力の向上を目的としたプランが実行された。
 それがこの「ブルーフレーム・セカンドL」である。

 外見上の差異は肩部の増加装甲兼スラスターユニット、強化された頭部、脚部ユニットに増設されたコンバットナイフ、背面に装備されたタクティカルアームズである。また、足首のユニットには爪先と踵にコンバットナイフが内蔵されており、格闘戦時における隠し武装として機能する。

 装甲面では相変わらず発砲金属などを使用した軽装甲で自重の増加を抑えているが、唯一コクピット周辺のバイタルエリアには感圧式フェイズシフト装甲を使用しており、衝撃を受けたときのみ機能するようになっている。これは奇しくも同時期に開発されていた連合の「トランスフェイズ装甲」と同一のものだが、もちろんロウ・ギュール独自の発想であり技術的な繋がりはない。

 セカンドLの特性を決定づけるタクティカルアームズは、可変式ユニットとして大気圏内での飛行サポート

背面

 実弾・ビーム混合式90ミリガトリングガン、

ガトリング形態

 対ビームコーティングされた巨大な実剣の3形態で運用される。

ソード

 

 さらにタクティカルアームズ自体が推力を有し、ある程度の距離ならば遠隔操作さえ可能という、同世代の武装としては抜きんでた高性能を誇る。
 設計プランとしては連合のストライカーシステムが参考にされているが、ストライカーそのものを変形させて用いるというアイデアは設計者であるロウ・ギュールの柔軟な発想の賜物であろう。
 セカンドLの「L」はロウ・ギュールの頭文字であり、これとは別にタクティカルアームズを廃し、頭部とバックパックを通常のものに変更した機体を「セカンドG」と呼称する。 


 驚異のタクティカルアームズ完全変形をひっさげて登場しました、ブルーフレームセカンドL

 当然自立が怪しい。

 ガトリング砲の所にアクリルのブロックでも置いて立たせるのが良いみたいです。
 背面の荷重が物凄く、変形させてもまともに構えるのが一苦労。
 人によってはタクティカルアームズの支柱が折れちゃうとか何とか。
 転倒対策として足に重りを入れていますが、やはりちょっと自立させるのは大変みたいです。

 が、元がレッドフレームなので出来は大変素晴らしく、造形的にはハイレベル。
 踵は無理ですが爪先のナイフは引き出し可能、腰のナイフはもちろん抜刀できます。
 腰に付けられた2つの増設バッテリーはタクティカルアームズにも装着可。
  改修点として 個人的にちょっと面長かな、という気がしたので、頬の部分を幅増しし、チンガードをエバーグリーンの細いプラ板の積層で造り直し。接続は1oの真鍮線でしているので、特に意味はありませんが可動します。
  設定ではここから3層のシャッターとなって顔面を保護するみたいですが、流石に再現は無理かと…………
  肩にスラスターがあるみたいなんですが、色塗ってからどうもフィンの部分がそうだったらしいと言うことに気づくものの手遅れ。そのままです。
  後は股関節など負荷の掛かる場所に真鍮線を突っ込んで補強しています。

 タクティカルアームズのエッジ部分は、剣と言うことを考えれば尖らせるべきなんでしょうが、そうするとガトリング形態にしたとき間違いなく先端が逝ってしまうのでこのままで。
  ただ、ガトリング形態は幅取るし構えにくいので、いっそ無しにして剣だけのためにガンガンに尖らせるのもアリかと。この辺は好みの世界なので正解は無いと思います。

 色はいつもどおり勘で調色。
 パッケージアートを参考に、設定画よりもやや薄めの色合いで。
 白はガイアノーツのエクストラホワイトにフラットベースを混ぜたもの、オレンジは105ダガーのセットに入っているオレンジをやや明るくして使用。
  珍しくエアブラシでの全塗装です。
  シャドウ吹きは個人的にはあまり好きではないので吹いていません。

 した方が立体感が出て完成度が高く見えるのは判っているのですが、どうにも。

 今回は初めて撮影用の簡易ブースを使ってみました。
 照明の工夫をすれば、前よりもずっと綺麗に撮れそうです。

戻る