ガンダムTR−1 アドバンスド・ヘイズルの巻
アドバンスドヘイズル1

 以前のヘイズルの記事が今読み返したら割と攻撃的だ……

 と言うことでアドバンスド・ヘイズルです。
 やはり、この辺りのデザインが一番まとまりが良いです。 

 バズーカはHGUCガンダムMk2より奪取して、グリップを少々削り込んで持たせています。
 ヘイズルの弱点として肘の二重関節が摩耗しやすく(ABSの挟み込みのみなので)保持力に不安があるのですが、バズーカなら肩に引っかけられるので安定して持たせておけます。
  何よりバズーカはいいものです。部隊にいた頃、普通科の人が必死で運んでるの見て『重火器はロボが持つ方がいいな。それかパワードスーツ』などと思っていたりしましたが、なんといっても弾が爆発しますし、バズーカはよいものです。絶対。

 閑話休題

 ヘイズルとの違いは 成型色の他に、顔面に装着される高性能センサー、 腰部のサブアームユニット、高速形態用のグリップが握れる手首、背面可倒式ブースタポッド、それに強化型シールドブースターとソール部の補助推進ユニットです。
  素のヘイズルのパーツも全て付いてくるので、トータルで考えても大変お買い得なキットと言えます。

 

何より秀逸だと思ったのがソール部の補助推進ユニット。これのお陰でやや短足気味だったヘイズルの等身が上がってスマートになり、また底面積が増えることでノーマル・ヘイズルの弱点だった自立性の弱さが解消されています。組み立ては両側から挟み込む形式なので、着脱可能な形式にするには前後分割にするなど少々手を入れる必要があります。

 顔のセンサーユニットも今までのガンダムにはない特徴的な面構えになって大変気に入っています。
  腰の補助アームユニットは細身のパーツにもかかわらず十分な保持力で、ビームライフルもしっかり構えられます。ポロリしない分、普通の手首よりもはるかに優秀。 ただ、これを付けるとだいぶ可動域が狭くなってポージングに制約が出るので一長一短ですね。

 強化型シールドブースターはデザイン的に大味な感じがしてちょっと残念。パーツ数が少ないのはいいのですが、拡散ビーム砲の塗り分けが面倒だったのでここだけでも別パーツにしてくれると嬉しかったかなぁ、と思いました。

 手首は相変わらず取れやすいので、思い切って接着してしまうのもアリだと思います。武器保持に関してはやや難アリ、というのはヘイズルからの変わらぬ欠点です。(金型が一緒なので当たり前ですが)

 なお、成型色が暗いブルーにもかかわらず黄色を塗らなくてはいけない部分が多いので、エアブラシ塗装がお勧めです。私は筆塗りで塗装しました。
 白いティターンズテストチームのマークがよいアクセントになりましたが、久々のシール貼りで色々勘が鈍っていることを実感。やはり面倒くさがってはいけませんなぁ。

 基本色のブルーはブルーFS15044(サンダーバーズカラー)にモンザレッドと白少々で調色。
 白はガイアノーツのEXホワイトにネービーブルー少々
 黒っぽいところはネービーブルーそのまま

 といった勘だけで調色しています。ご参考までに。

 装備を付けたり外したりのプレイバリューも高く、若干年月は経っていますが大変良いキットです。

アドバンスドヘイズル2

 シールドブースター×4くらいですと自立しますし、見栄えも良いです。

 腕に自信のある人などは肘関節を改造するとか、他のキットから持ってくるなどすると、なお遊べるのではないかと思います。

 フルドドを付けてみる

 強化パーツのフルドド(未塗装)を付けた状態です。

 アドバンスドヘイズル4

 フルドドを背面に付け、さらにシールドブースターを二つ装着している状態ですが、この時点で自立できません。

 アドバンスドヘイズル4

 ノーズユニットとシールドブースターを外し、ビームキャノンを装備。
 この辺りがMSとしてのバランスの限界なのでは、と思います。ノーマルヘイズルでは自立しませんが、ソール部の強化ユニットによる底面積の増加で十分自立できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  おまけでさらに盛ってみる 

アドバンスドヘイズル5

 フルドドを付けると凄いことになりますが、2つつけるともう何が何やら。

 シールドブースター×4
 フルドド×2
 を全身くまなく。ロングライフルとキャノンは保持できず下がっちゃってますが。

 アドバンスドヘイズル6

  こうなるとMSというよりMAですね。有り余る推力でかっとんで一撃離脱するような使い方をするしかないような気がします。小回りは利かないんじゃないかと。キットも殆ど動かせません。完全にネタ機。

 この状態でさらにノーズユニットを腰に付けてシールドブースターをさらに2機追加できます。