エンジンオーバーホール編その3
綺麗に掃除したクランクケースにいよいよ、部品を組み込んでいきます。
まずはミッション。今回チョイスしたのはSP武川の5速ストリートミッションです。ノーマル4速よりもギヤの厚みが薄くなり強度が心配ですが、以前に持っていたモンキーでノーマル4速&88ccは作ったので今回は5速ミッションを組んでみることにしました。ノーマル4速の時は各ギヤが離れていた為、シフトアップやダウンの時に違和感を感じていたので今回は5速化でキビキビとした走りを期待してます。
続いてボアアップキット。こちらはキタコの108ccSTDボアストロークアップキットをチョイスしました。こちらも88ccは以前に作ったので今回はオーバー100ccの製品を選びました。STDなら安いし。(^^;)安いからヘッドやクランクは流用かなと、思っていたらキタコで製作した物らしくコンロッドはキタコマークがあってしかもピカピカに磨き上げてました。ヘッドの作りもノーマルのヘッドよりも丁寧に作られていて、ノーマルヘッドには一杯あった鋳物のバリや巣穴がキタコのヘッドには無く全体に綺麗に作られていたのにはちょっと驚き。ピークパワーを求めないのならこのキットはお得かなと、思います。
作業台の上にLクランクケースを置いてまずはミッションを載せます。ミッション全体にオイルを塗ってスラストワッシャーを忘れずに入れたのを確認して載せます。
次はクランクを入れます。モンゴリのクランクは両端のべアリングをクランクケースにスポッと入れるだけ。簡単、簡単と思っていたら・・・。は、入らない。(^^;)試しにノーマルクランクを入れてみるとスポスポ入る。どうやらキタコのクランクに付いているベアリングはノーマルのベアリングより外径が若干大きいらしい。う〜ん、どうしよう。クランクを叩きこんで入れるのは絶対やりたくないしと思っているとハンディートーチがあるのを思い出してケースのベアリングが入る部分をあぶって見ることに。しばらくあぶってクランクをそ〜っと入れてみるとナンの抵抗も無くスッと入ってくれて一安心。f(^^;)
忘れ物が無いようによ〜く確認して(したつもりだった)R側のケースを合わせクランク、ミッションとも抵抗無く廻る位置にケースを合わせネジを慎重に締めこんでいきます。ふ〜っ・・・。これで腰下はほぼ出来たな・・・。等と考えながらこの写真を撮っているとあることに気が付いた・・・。オイルポンプ駆動用のギヤとシャフトって後から付いたっけ??なんとか入れようとしても後の祭り・・・・。また、ケースをバラす事に。。。やる気を無くして今日の作業はこれで切り上げちゃった。(^^;)