チェーンライン&オフセット編

ドライブスプロケットのオフセット量を確認する為にまずは基準になるCB-Fの数値を確認してみます。
ホントはタイヤを外してリム幅を計測するほうが正確だが、その為だけにショップ店長にタイヤを外してもらうのも気が引けたので、コンパス状の外径を計測する計測器を買ってきました。
ノギスでも測れないことは無いがVTECホイールはセンターにあるリブが邪魔をして上手く計れなかったので、この計測器を使うことにしました。
丁度、再生停滞中のゴリラ用に用意していたNSR50のホイールがタイヤの無い状態だったので、それでリム幅をノギスで測ったのと、この計測器で計った数値が誤差1ミリ以下になるまで練習し感覚をつかんでから計測したので、それ程大きな誤差は無い・・・
と、思う。^_^;
で・・・。
計測したリム幅の数値幅は約99ミリ。
次にリムの端面からスプロケットの内側までの距離を測ります。これもタイヤが邪魔をして丁度いい長さの物差しも無いので2ミリ厚のアルミの帯板を買ってきて丁度リムの端面にかかる長さに切断後、リム端面からスプロケットまでの長さを測りました。
その計測数値は約46ミリ。
リム幅99ミリ÷2で49.5がホイールセンターでそれにリム端面からスプロケット内側までの距離46ミリを足した95.5ミリがCB-Fのホイールセンターからスプロケットまでの距離。
まぁ〜小数点以下は切り上げて96ミリとしておきましょう。^_^;
次にCB-SF VTECの数値を確認します。こちらも同じように計測して147ミリ。
続いてリム端面からスプロケット内側までの距離は約28ミリ。
147÷2で73.5がホイールセンター。足すことの28ミリで101.5ミリがホイールセンターからスプロケット内側までの距離。
こちらも同じく小数点以下は切り上げて102ミリとしておきます。
102ミリ−96ミリ=6ミリCB−Fに比べて広くなった訳です。
CB-F用のオフセットスプロケットって、カワサキZ系に比べると種類が限られていて6ミリオフセットに一番近い物を探してみるとリアルパワーコーポレーションさんの8ミリオフセットがあったので早速注文して取り寄せました。
ノーマルとの比較はこんな感じ。

歯数は18丁530サイズを選択。

これにあわせてリヤのドリブン側もAFAMにCB-SFの取り付けピッチで530サイズを発注。
品番は11605。
ドライブ側が8ミリ出て、リヤのドリブン側が6ミリ・・・。
その差2ミリ、ドリブン側が引っ込んでいるようになります。
その差を無くす為にまずはノーマルのスプロケットから寸法を測り厚紙で型紙を作った後、2ミリ厚のアルミ板を買ってきて、スペーサーを制作。
幸い勤めている会社にはエンドレスの糸鋸、コンターマシンがあるので、2ミリくらいのアルミなら楽々切り出せます。
制作したスペーサーをハブとスプロケットの間に入れると、計算上、これでリヤも8ミリオフセットした事になります。
幸い、ドリブン側を外に出しても、チェーンやスプロケ取り付けナットがフレームやスイングアーム、その他の物とも干渉する様子は無い様子。
前後スプロケットのオフセット量が揃ったら、チェーンの装着です。
南海製のチェーンカッターを使って余分なチェーンを切断後、かしめ。
付属のゲージでかしめ具合を確認しながら取り付け終了。
しかし・・・
「金メッキ仕様」と箱書きには書いてあるが、銅みたいな色だなぁ。
ホントは真鍮めっきでしょ??

○×仕様・・・って、書くところがミソなんだよね・・・。(~_~;)
チェーンの張りを調整して、目視&ホイールを浮かし手でホイールを回してみてチェーンラインのずれを確認してみました。
後、1ミリくらいはドリブン側を出しても大丈夫そうだがこれでテスト走行してみて、異常が確認できたら調整することにする。
CB-SF VTECにはフロントにスピードメーターギヤが無いのでこちらもリアルパワーコーポレーションさんのメータードライブキットを発注。
他にもチェイスさんやオートマジックさんからも出ているが、PRCさんの物はギヤシフトスピンドルをベアリングで支持している所が購入決定ポイント。


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