量。量の手答え。「でがなか(量が少ない)「でがある(量が多い)。
てー 樋。
てー 〜ということだ。「あんひとが いうたてー(や)(あの人が言ったそうだよ)〜なのに。「おいがいうたてー
きかんとやから(私が言ったのに 聞かなんだから)」
てーす 主人。「亭主」からか。
てーすばしら 大黒柱。
でくる 出来る。優秀である。
でけん 出来ない。頭が悪い。
てご 手篭。「魚篭(いをてご)」「豆腐篭(おかべてご)」
でしんこ 弟子。
てしょう 小皿。
てずま 手品。奇術。近世語「てづま(手爪)」から。手先の仕事、手品の意。
例 「さらば拙者がてづま御覧に入れんと」(浄瑠璃・三国志)
ててー 父。「大正初年以前、明治末年までは父母のことを「ててー、あっぱー」と言った(母親は他に「あはー、あばー、
あはほー」とも言った。)。小学校では教育上「とと、かか」と呼ぶよう指導し、大正中期頃から「おとーさん、
おかーさん」と指導したが、中には「おっとん、おっかん」と呼ぶ人もあった。妻に対して「ばきー」はいけない。
「ばきー」とは、伯母、叔母に対する言葉で妻には「おまー」が正しい。人妻に対しては「おくさん」か「こじゅう」
と言うべきと思う。昔「おまー」の神様が、今日「ほーまん」神社と言われているが、昔は、「おまー」の神様と
言った。(故遠藤可先生の談として徳永幸彦氏が「種子島の民族・自然二六号」に載せている。
てなし 月経のこと。「手無し」から。禁中の女房言葉。その期間中は天皇のお膳や御調度に手を触れられない
ことから。(御湯殿上日記)
てぬき 手袋。
てのげー(ちぇのげー) 手拭。
てなむ 連れ立つ。
でばり ピクニック。
てまぜ 餅つきのこねどり。
てまめ 手先を器用に使うこと(人)。
てもと 箸。
でおう 病気になる。発作が起こる。