接尾 複数を表わす接尾語。他に「ども」「たち」がある。「ども」は人間以外にも、ののしって言う時に使うが、
他は人間に用いる。「こどもんし」「にさーし」「おやんし」「おとこんし」「おなごんし」
しーたれ 末っ子。参「しったれ」「しりふさぎ」
じーんと しっかりと。
しーか 酸っぱい。「すいか」に同じ。
しいら 実の入らない籾。「しいら籾の先走り。」「唐みのにかけた時)
しかぶる 小便を漏らすこと。
しがき 狩場で鳥獣にさとられないように作る柴垣のこと。
しきー 形動 確かである。 「しきーか(本当か?)」 「あよーなーまーしきー(ああほんとうにねえもう)」 「ごーらしなー
しきー(可哀想にねえ本当に)」
じぎ 遠慮。近世語「辞儀」
例「唐衣(人名)代はれやとありければ、いや辞儀は却って迷惑」(浄瑠璃・川中島)
しこー 準備する。おもに米等を洗って、炊くだけに準備すること。「こみょー しこーとけや。(米を洗って準備して
おけよ。)」
しこ(ひこ) くらい。ほど。(量に用いる) 「こしこ(これだけ)」 「そしこ(それだけ)」 「どしこ(どれだけ)」 
「わーの いるしこ くりょーわい(あんたの要るだけあげようよ)」 「くろーしたしこのこたーあいなー
(苦労しただけのことはあるな。)」
じじら 嫌がらせを言ったりしたりすること。
したし おむつ。
したじ 汁。味。
したむる しぼりきる? 古語「したむ(水分をしたたらせる。水や酒を漉しだす)」からか。
したみ 釣った魚等を入れる竹製のざる。古語「したみ」
例「女大きやかなるしたみを持ちたり」(今昔・巻三一)
じだ 地面。
しったれ 末っ子。参「しーたれ」「しりふさぎ」
しのぶる 片付ける。整理する。「いえんなこー しのべーや(家の中を片付けろよ。)」
しび まぐろ。
じゃくる ふざける。
しゃっぱー おてんば。津軽の「ジャッパ」と関係があるか。
しょしょーぶり 居眠りをすること。
しょたれ ぶざまなこと。「塩たれ」から。
しょうしか 恥ずかしい。
じょうじゅう いつも。「常住」から。
じょうじゅうぎ 普段着。
しょのむ ねたむ。羨ましがる。
しょうよう 饗応。祝い。
しらわらー 軽蔑した笑い。「しらわらい」
しりふさぎ 末っ子。参「しったれ」「しーたれ」
しわつけなか あつかましい。
しんご 尻。
しんけー ノイローゼなど精神を病む人。
しんくだり 新下り。都会に出た人が、郷里に初めて帰ること。