ごーらしか かわいそう。「業らし」から。
ごーらしなげー 形動 かわいそうだ。
ごー 二合五勺の枡。その半量は「ごーなから」という。
こーらぐ 干し物が乾く。
ごいと 全部。また程度が甚だしい様。
ごいごい おしみなく。沢山。
こがやき 卵焼。
こがーな 形動 こんな。こんなに。このような。
こがー ここへ。ここに。(こがー きて すわれや。(ここへ来て座れよ。))
こがーに 形動 こんなに。このように。
ごき 御椀のこと。飯用を「めしごき」、汁用を「しゅりごき」という。中世語「御器」から。
例「御車に、柑子、たちばな、御器ひとつばかり、ゑぶくろ(弁当袋)に入れて」(栄花物語・浦々の別)
ごくごく 形動 病人の危篤状態。
こけ 垢。狂言などにも見える近世前期の古語
こけくらー 汚れて、長い間風呂にも入っていないような人。「こけくらい」から。
こごーさ 「こしこ」に同じ。
こさぐ かき落す。削り落す。上代語「きさぐ」のち「こそぐ」から。
例「きさがひひめ(赤貝の一種)きさげ集めて」(古事記・上)
「磨粉をこそげてなめて」(沙石集)
こしこ これだけ。これくらい。参「こごーさ」
こしなげ 形動 着物の帯から上だけ脱ぐ様。
こしき せいろ。蒸器。
こじゅう 女主人。
ごじゅる 大豆をすり潰して味噌汁にしたもの。
こせ 皮膚病。
ごぜん 御飯。「御膳」から。
ごぜんむかー 結婚式。「御前迎え」から。
こそくり 小さな修繕。「こそくる」の名詞形。
こそくる 小さな修繕をする。
ごたる(ごたい) 〜したい。〜のようだ。願望・比喩を表す助動詞。「ごとくある→ごとある→ごたる」
ごたー 身体。「五体」から。
こってー 牡牛。「こってーうし」とも言う。
こってーうし 「こってー」に同じ。
ごっとおき 起きぬけ。朝早く起きてまもなく。
こっぱー カライモの切干。木くず。
こづむ ものを積み上げること。「小積む」から。
ことかぎ 間に合わせ。
ことーる 訪問する。
ことろーしか 仰山な。大変な。
こなす 砕いて細かにする。(土をこなす、畑をこなす) 接尾語として用いて「思いのままに〜する」 (あつかーこなす(自由に扱う))、 (あいにゃー こなされた(彼にはいいように扱われた)) 中古語「こなす」から。
例「楮(こうぞ)をこなして料紙すけるとき」(古今著門集・巻二十)  「素人帥はおそれてこなす事ならず」 (西鶴・好色一代女)
こぶ 蜘蛛。
こぶのす(こぶんす) 蜘蛛の巣。
こぶいろう 子供。「こぶ」とも。
こまー 〜の間に。「いっときんこまー ぜんぶやけた。(わずかの間に全部焼けた)」 「しらんこまー でけちぇったー(知らない間に 出来 ていた)」
こまごと 不平不満。
こめんまご 内孫。「米の孫」から。⇔「あわんまご」
ころびじょう 貝の一種、いしだたみ。「ころび」とも。
ごろっと 遂に。とうとう。
こわか (飯などが)固い。
こんごー ねんねこ羽織。
こんびょう 博労。牛、馬の売買業者。
ごんもさんも 誰でも彼でも。
ごんごじょう やどかり。