かーごまー 蚕児舞。蚕の取り入れを祝う踊り。
かーごじょう 蚕を親しんで言う。
かーしんまー(かかしんまー) 形動 裏返しであること。中古語「かへさま(返様)」からか。 
例「表(うえ)の袴をかへさまに着」(宇津保物語 ・あて宮)
かーるる 孵化する。
がある 変化する。悪くなる。
かえり つり銭。
かかじる(かかずる) 引っ掻く。
かかっしょう 関わりあう。相手にする。
かくれんごー かくれんぼ遊び。
かけぇおう 間に合う。
かげひ 月経。産後の日にも使う。参「かげ」
かげ 「かげひ」に同じ。
かごむ しゃがむ。うつむく。
かした 一番上。かしら。
かした 形動 きっと。「たしか」の転か。(あしとおあめじゃらあ かした(明日は雨だろう きっと))のように使う。
かしぐ 米などを炊く。また、炊くために水洗いすること。古語「かしく」が中世に入って「かしぐ」となったもの。 
例「かまどには火気(ほき)ふき立てず甑には蜘蛛の巣懸きて飯かしく事も忘れて」(万五・892) 
「貯へなく、かしぎて食すべき米もなし」(仮名・御伽婢子)
かぞむ においを香ぐ。近世語「かざ(香り)」を動詞化した動詞「かざむ」の転か。 
例「傾城の梅花のかざ鼻の先へしみ込んでは」(浄瑠璃・浪花鑑)
かたありー 形動 代わる代わる。交代交代に。
かたし 椿の実。椿の木。
かたき 食事。「ひとかたき」は一度目の食事、「ふたかたき」二度目の食事。
かたす 加える。仲間に入れる。
かった カルタ、またカルタ遊び。
がっしょく 性格的相違。仲が悪いこと。
がっつり(がっつい) 丁度。ぴったり。全く。まことに。
かっとーしゅう あちらこちらに。むやみやたらに。手当たり次第に。
かっちょう さつま芋。「からいも」が普通。
がてら 接尾 〜かたがた。〜のついでに。中古語「がてら」 
例「吾が宿の花見がてらに来る人は散りなむ後ぞ恋しかるべき」(古今集・春上)
かな 糸を巻いたもの。「ひとかな」「ふたかな」という。
かなじょか 鉄瓶。
がま 洞穴。参「がまんどー」
がまんどー 「がま」に同じ。
かまげ 叺(かます)のこと。藁で作った袋。
かまつち(かまつつ) 赤粘土。
からから 焼酎を入れる容器。容口と注口が付いている瀬戸物、または土焼物。
からかー からかうこと。
からこー からかう。
からんからん 形動 非常に乾燥している様子。
からぶしょう 怠け者。骨惜しみをする者。
かりーこ 物を背負うときの器具。しょいこ。
かるう 背負う。
がれぶ 山葡萄。えびづるのこと。
かわがみ チリ紙。
がんぎ 海岸に作った船や人の往来のための築造。
かんにゃく つつましくする。
がんたれ(ぐわんたれ) 粗末なもの。役立たずな人(物)。
かんずる 数える。
がんぶりがんぶり 形動 水などがあふれそうになる様子。
かんむる 物を頭に載せる。
かんまーちぇ(かんめーちぇ) けっして。打ち消し・禁止の表現を伴う中世語「構へて」から。 
例「かまへてまろがおもておこすばかりよき歌つかまつれよ。」(増鏡・おどろの下)