運。巡り合わせ。中世語「符」
例 「さてもわれはふの悪いものかな」(仮名草子・伊曾保)
ぶえん 鮮魚。生魚。中世語「無塩」から。
例 「何も新し魚物をぶえんといふと心得て」(平家・八・猫間)
ふくれがし ソーダを入れて膨れさせた麦粉の菓子。
ふくとー ふぐ(魚)。
ぶげんしゃ 物持ち。財産家。
ふすもーる 煙が充満する。
ふすむる いぶり立てる。
ふせ 破れに当て布をしてつくろうこと。
ふせくず ぼろ切れ。
ふっとか 太い。「ふとか」の強調形。
ふっする(ふっすい) 捨てる。「うっする(うっすい)」とも言う。
ふっと 全く。全然。決して。打ち消しを伴う。中古語「ふつと」から。
例 「御屏風のつらに引きつけられてふつと動きもせず」(大鏡・伊尹)
ふつ よもぎ(草)。餅に入れてつく。
ふつけ うぶ毛。
ふつくら 懐。
ぶと ところてん。天草にも言う。
ふむ 履く。「くつぉーふめや(靴を履きなさい)」
ふよーごろー 怠け者。骨惜しみする者。
ふれ 役所等の告示。近世語「ふれ(触れ)」から。
例 「このふれ聞くといなや、御前にまかり出で」(浮世草子・桜陰比事)
ふろー さやの長い豆。十六ささげ。
ぶんになる 分家をする。
ふんなか 古い物。
ふんもの 履物。