蝿。きんばー(キンバエ)
ばー お婆さん。⇔じー。
はー 灰。
はいと いつも。常々。いつもかつも。
はいかく 怒る。「腹かく」から。
はえ 南風。「はえんかぜ」ともいう。
はえ 陸続きの岸礁。
はからーせー 無かったことにせよ。
ばかーなる 刃物がなまくらになる。ものがその用をなさなくなること。「ねじがばかーなった(ネジがだめに
なった)」
はかす 水を汲み出す。
はか 仕事量。「きょうは はかが いった(今日は仕事がはかどった)」
はがゆか(はがいか) はがゆい。
はがためもち 生後一年目の正月元旦に子供の歯が丈夫になるようにと食べさせる餅。成人も歯固めと
いって食う。
ばきー 妻。
はぎ くじ引きなどで金銭を出しあって、歌詞などを友達同志で食べること。
ばくりょう 牛や馬の仲買人。「ばくろう」の転。「こんびょう」ともいう。
ばこー 奪い合う。「ばかう」から。
ばこー 馬で畑などを耕すこと。「馬耕」
はしりくらご かけっこ。
はしるはしる 突然。出し抜け。「はしるはしるじゃばって こみょー かーてくれーや(突然ですが米を貸して
ください)」
はしり 炊事場の流し口。
はしかいか かゆい。むずむずする。
はしかいん 狂犬。
はしる 乾燥した種子類や豆などの皮に、割れ目が出来ること。
はしと しっかりと。力強く。「はしとせんか(しっかりせんか)」
はしる 駆け落ちすること。
はじく はね返る。はね返す。
はじまけ(はぜまけ) ハゼの木などにかぶれること。
ばじょう 妻。「ばきー」よりも年令層が上の者に使う。また、ばあさんの意にも使う。
はずむ (会合等が)盛大である。奮発する。勢い余る。「わざい はずーだな(たいへんな盛大
だったね。また、えらく奮発したね。)」
はたく 砕く。粉々にする。
ばたぐるー ばたばたする。慌てて動き回る。
はたご 二合五勺の枡。
はたと 急に。ばったりと。
はた 側。側にいる人。
はだもち 季節。気候。(おもに温度から来る季節感)
ばちかぶり 罰当り。
ばっく 蛙のこと。特に大型の蛙のことを言う。「いぼばっく(ひき蛙)」
ばったりばったり のろのろとうろたえる様。
ばったりならん(ばったいならん) どうにもならん。
ばっちー ズボン。股引。
はってく 逃げていく。死ぬの意にも使う。「はってーた(逃げていった。)」
はでをとる 人気を取る。
はなしー メジロ(小鳥)。
はなずんだれ 鼻汁を垂らした人。「はなしったれ・はなしゅりたれ」とも言う。
はな 突端。鼻先。
はばしか すばやい。利発である。よく働く。
はほー 母は。母を。
はまる 精を出す。一生懸命する。
はめつける(はめつくい) 一生懸命する。
はやりめ 流行性・気候性の眼疾。
ばら 竹製の大型の笊。小さいものは「そーけ」と言う。
はらぐりー (子供が)ふざけ合う、くすぐり合う。
はらのきーわく 非常に腹が立つ。「きーわく」は「きりわく」
はらいっぱー 形動 腹一杯。
はれをする(はりょーすい) 見晴れをする。格好良く手柄をする。
はろ 原。「うぇんはろ(上原)」「はろんさと(原之里)」「そーすばろ(走水原)」
はわきだめ 掃き溜め。
はわく 掃く。
はんきーする 怒る。反論する。
はんきー よく怒る人。よく反論する人。
ばんこ 涼み台。
はんじょう 出産。
はんとーがえる 転倒する。
はんまー 食料。「飯米」から。多く牛馬のものを言う。
ばんじょうがね 曲尺。「ばんじょう」は大工の意の中世語「番匠」。「ばんじゃうばこ(番匠箱で大工道具を
入れる箱)」