ああけえじょう とんぼ。「あきづ」から。参「ああけこう」
ああけこう 「ああけえじょう」に同じ。
ああつく 慣れつく。なじむ。住み着く。定着する。
あい あれ。彼。(「あれ」のイ音便形)
あいじょう 兄貴。
あえだす 落ち始める。雨が降り出すとき使う。
あおっしい 未熟な果物のこと。
あか 船底の溜り水のこと。中古語「  」から来たものか。 
例 あか奉り花折りなどするもあらはに見ゆ(源氏・若紫)
あかがり あかぎれ。
あかはら 赤痢。参「あかはらひり」
あかはらひり(あかはらひい) 赤痢患者のこと
あがあな 連体 あんな。参「こがあな」「どがあな」
あがあに あんなに。参「こがあに」「どがあに」
あがらんか 組語 お食べになりませんか
あがりもうせ(あがりもうしぇ、あがいもうしぇ) 組語 お上がりください。お食べください。
あがんし 「あんし」に同じ。
あくばる 閉口する。てこずる。
あくまき 餅米を灰汁に浸し、孟宗竹の皮に包み、長時間煮たもの。ちまきの類。参「角巻き」
あさってのほう 組語 方角違い。見当外れ。
あしこ(あひこ) あれほど。あそこ。参「こしこ」「そしこ」「どしこ」
あしたあ 明日。明日に。「あしたあとおもおら、あしたあとおもお あおおなあ。」児童が別れるときお互いに交わす言葉。「明日も友達でいよう ね、明日も会おうね」の意。
あしたあとお 明朝。明朝に。
あしのはら 足の裏。
あしんかど 踵(かかと)。
あじもささらもなか 組語 味もそっけもない。
あそうここ 組語 あちらこちら。
あっかあ 赤子。赤ん坊。
あっけっけ 驚いたときに発する言葉。「呆れ呆れ」からか。
あったらしか 惜しい。もったいない。中古語「あたらし」から。 
例 若くて失せにし、いといとほしくあたらしくなん」 (増鏡・おどろ のした)
あったらし 「あったらしか」に同じ。
あっぱあ 母親。屋久島では「唖」の意。東北地方北奥ではアッパ(母)、南奥デハアッパ(唖)である。
あっぴ 遊び。参「あっぷ」
あっぷ 遊ぶ。「あっぽうわい(遊ぼうよ)」「わあたあ あっぱんろ(お前とは 遊ばないよ)」
あつかあくやす いじりこわす。
あつかあくらます いじりこわして、ついには行方知れずにする。
あとええ 後追い。赤ん坊が泣きながら父や母の後を追いかけること。
あとかか 後妻。
あとげつ 先月。
あとぜき 後から思い出してぞっとすること。
あなばちとり 組語 処女を犯すこと。
あにょう 兄。兄貴。肉親に限らず、年上の男性に使う。
あば 驚いたときに発する言葉。参「あばよう」
あばける ふざける。関東、東北にもある。
あばてもなか(あばちぇんなか) 非常に。たくさん。
あばよう 「あば」に同じかやや強い。
あまがく 雨蛙。青蛙。
あまめ ごきぶり。参「くろじょう」
あまりばっちょう あばれん坊。いたづら坊主。
あまりがあ 形動 余分に。あふれる様。
あやがなか 元気がない。力の抜けた。
あゆる 落ちる。上古語「あゆ(ヤ下二)」から 
例 あゆる実は玉に貫きつつ手に巻きて(万巻十八・四一一一) 
あらあ 洗うこと。特に行水のこと。
あらあはり 洗い張り。
あらき 新しく開墾した地。「新起」か。
あらぞうけ 洗い物用の笊。荒目笊。
ありああのもん 有り合わせのもの。
ありいじょ 蟻。
ありたけまつり 全部。残らず。
あれ 餅取粉、片栗粉、きな粉等。
あわのまご(あわんまご) 外孫。参「こめんまご」
あわれしおれ 形動 非常に悲しむ様子。
あんし あの人たち。参「あがんし」
あんども あいつら。
あんばあ 塩梅。具合。体調。
あんわろう あいつ。あのやろう。