シクラメンが花を咲かせた。晦日の話ではない。
梅雨も中休みの7月はじめの頃の珍事である。
冬の鉢花の女王とも呼ばれるこの花の開花時期は冬。
原産地は地中海沿岸地方。
サクラソウ科の多年草。
(ホームページ「植物図鑑」より)
我が家に咲いたシクラメン
花の管理は難しく、日本の高温多湿の夏は水やりをやめて休眠させるか、
日陰の涼しいところで管理するのだという。
我が家では特別のことはしていない。
水やりと液体肥料を適当に与えていただけだった。
ある日の朝、バキー(妻)が突然、ベランダから私を呼ぶ。
「シクラメンに花芽がついている」と素っ頓狂な声で言った。
見ると10個ほどの花芽が確かにある。もうじき咲きそうな勢い。
それからというものバキーは、花を咲かせるために、
温度管理や水やりに懸命。
数日後、本当に咲いてしまった。こんな事があるのだろうか。
けなげにも2度の花を楽しませてくれたシクラメン。
この暑い夏に必死に咲いているようにも見えてくる。
シクラメンがいとおしく思えてくるのであった。