ちうごく詣其の弐(しかし壱は欠番(w

事の発端は1月半ばに北京へ大灰廠訪問のミニトリップのはずでした
しかしイマイチ行程が煮詰まらないまま時間が経ち
気がつけば飛行機が確保できず結局流れてしまう
その時点で計画は白紙になっているはずだった・・・が
いつのまにか2月の集通詣のメンツとしてカウントされていたのだ(笑)
最初は「えーー!?」と思ったんですが、その後に入ってくる集通情報は
どれも芳しくないものばかり
「来年もう一度行きたいなぁ」とは思ってましたが、とても来年まで
前進が100%残ってる保証がなくなってしまいました
前回のちうごくから約4ヶ月、再び一週間余りの有給取得は申し訳なさでいっぱいですが
背に腹はかえられない、やはり酷寒の中の昇竜煙前進を見てみたい!たい!!たいーー!!!
という事で決行してきましたヽ( ´ー`)ノ

今回は前回と違ってp氏との二人旅
費用面(ホテルは殆どツインなので)
安全面(荷物の見張りなど)
などでちうごく個人旅行は二人が望ましい訳でして(^^ゞ
あーでもない、こーでもない というか行きたい所がありすぎて
計画が最終的に確定したのが実に出発の10日前(笑)
北京までの往復飛行機チケット以外に出発前に手配したのは
初日の北京から集寧南までの無座票
熱水の竜泉賓館の予約、現地移動用の貸切出租
瀋陽から北京への飛行機チケット
最終日の北京首都机場賓館の予約
これだけでした、後は現地で突撃あるのみ
といっても実際突撃するのはp氏なのですが(^^ゞ

どか雪の只見をなんとか無事故で切り抜けて日帰りで帰宅
翌8日15時、再び成田へと降り立ちました
ほどなくしてp氏と合流、チェックインを済ませて出国
2回目と言う事で多少気持ち的に余裕はありますかな(笑)
入国カードと健康申告もそれほど問題なく片付けて前回よりもあっけなく到着〜
と思ったら到着便が重なったらしく入国審査が大渋滞(;´Д`)
しかも並んだ列がハズレでさらに時間をロスしてようやく入国
荷物回収して自動両替機で換金して準備おっけー
ゲートを出て、手配したチケットを持ってきてくれてるガイドさんを捜す・・・
と見た事ある顔が! 前回、秋にお世話になったガイドさんですた(^^ゞ
「遅いので、また何かあったのかと思いましたよ〜」スミマセン(w
チケット受け取りついでにタクシーより割安で北京西駅まで送ってもらいました
ホントにお世話になります

北京西駅で別れていよいよ長旅の始まりです
今夜乗る列車は途中駅からの乗車なのでいわゆる指定券がありません
手元には無座のチケット(これでも買うのには手間がかかるので手配してもらった)
席があるか否かは乗ってからしか判りません いきなり大バクチです
0時をまわったというのに待合室には活気が溢れ、改札には行列が
どこの列車だ〜?とふと列車案内を見上げると時刻表にはない
北京西始発の包頭行の列車が(これからうちらが乗る列車も包頭行)
どうやら臨時列車のようです うぁ〜この列車の存在を知ってれば楽だったのになー
でも臨時があるくらいだから、これから乗る列車は逆に空くかな?
と激甘な希望をもちつつ改札を抜けてホームへ
車内販売用のチケット売り場があるという車両をめざす
それらしい車両を見つけたので人民をかき分けデッキに乗り込む
キタネ---!!!(ノ`□´)ノ≡≡≡┻━┻
実はこの列車、始発駅の発時間は朝8時、実に16時間経過してます
格上の寝台車とかは定期的に清掃が入るんですがここは一般の硬座車
もう散らかり放題の凄まじい有様で荷物を置くのもはばかる状態
車内の混雑もこちらの甘い期待(北京西で大半が降りるのではなかろうか)を
裏切るように人民がびっつり(単に出遅れで席がなくなっただけかもしれないが)
当然荷棚もびっつり(;´Д`)
まずい、荷物も置けず座れずで一晩明かすのはあまりにも辛すぎる
危機感いっぱいでp氏がチケット手配に向けて突撃(この間おいらは荷物番)
しばらくしてなんとか硬臥上段を無事にゲトしたp氏が帰還
ヤタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!!
ホンマに頼もしいかぎりです(*^_^*)
 

集通で乗った車両と違って激しく狭い上段でしたが荷物が置けて
横になれるスペースを確保できただけでもありがたやありがたや
前回と違って暖房も効いてるので(w 布団なくても着たままで充分寝る事ができました♪

2月9日
窮屈な姿勢でしたが、思いのほか良く眠れて気がつけば朝日が昇ってました
凛とした空気の中を走る寝台列車・・・蒸気でなくても雰囲気はええもんです(*^_^*)
ほぼ時間通りに集寧南に到着〜 まずは朝御飯という事で小姐が呼び込みしてた
駅前食堂で刀削面を食す・・・(゚Д゚)ウマー
そういえば前回のちうごくは刀削面食べてなかったのよね
でも具がゆで卵2個入りとはなんとゆーか(w

朝からビール(w

程よく暖まった所で今日の目的地 賁紅(ben hong)へ向う事にする
ここは集通鉄路の西の起点、といっても実際の列車はそのまま国鉄線に
乗り入れて集寧南まで行きますが、集寧南に蒸気機関車は乗り入れない為
機関車の付け替えをここで行います。
そんな理由があって、ここの机務段に集う前進が目的だったのですが、
事前情報ではこの区間はDL化がほぼ完了したらしく前進貨物は望み薄っぽい模様
でも入れ替え用の機関車と客レ牽引は多分前進だろうと言う事で
まったくの空振りはないと踏んでの訪問となりました

駅前で出租捕まえていざ賁紅へ
30分程原野を走ると、前方にいかにも力行してそな白煙が見える
「稼動してる!!」
駅に到着後、はやる気持ちを押さえつつまずは列車票の売り場を確認
(この駅から列車に乗って熱水へ移動なので)
しかし殆ど無人駅の様相で駅員ぽい人民を捕まえても答えはよーわからん
ま、とりあえず列車に乗ってからでもどーにもなりそうな感じなので
ようやく彼方で白煙をあげる前進を拝みに歩く・・・(;´Д`)
線路端マーキングだらけやでヽ(`Д´)ノ
凍ってるからもし踏んでもダメージは少ないけど たまらんなぁ
そうこうしながら歩いて、入れ替え真っ最中の前進に対面〜(*^_^*)
光線はカマ正面を撮ろうとすると激しくが逆光なので厳しいですが
なんせ生きた蒸機です、見ているだけでも圧倒されます
ほけ〜っと見送ってると運ちゃんが「乗れ」と招いてくれたけど
荷物放っぽって乗り込む訳にもいかずで遠慮してしまいまった(残念!
しばらく作業を続けた前進は引き上げ線で休んだあと、逆方向へと走っていってしまいました
滞在中入線してきた貨物はいずれもDL、ここにいてももう何もなさそうなので
去って行った前進を追ってヤードの反対側へ移動します

保線小屋で人民に混じって暖をとらせてもらいながら
入れ替えが始まったら撮影、をしばし楽しむ
さて、そろそろ問題の客車列車が到着する時間です
ホームにはどこからやってきたのか人民がわらわらと 謎だなぁ(w
やがて視界の彼方には黒い物体と白煙が
「pさ〜ん、客レ前進だぁ!」
中望遠セットして手持ちでパシパシ ええ感じやぁヽ( ´ー`)ノ
でも客車から切り離された前進はそのまままっすぐ進んで500メートル以上向こうに
去ってしまいました、さすがに荷物持ってあそこまで歩くのはきついので断念
デフなし前進の形式写真を優先して運用がひと休みするのを待ちます
が、なかなか単機で止まってくれません、カブースを頭に付けた状態で行ったり来たり
でもそんな中、一本の貨物の入換えで素晴らしいシーンに遭遇
録音できなかったのがホントに悔やまれる引き出しですた
空転をギリギリでしのぎながら、というか空転の勢いを利用するかのような
絶妙な加減弁扱い、空転連発もしびれますがこのぎりぎりのせめぎあいは
日本で見る事は絶対叶わないシーン
(定数一杯で引き出しで苦労するような負荷は与えてないですし) 
日本の現役時代の石炭列車引き出しってこういうのだったのかなぁと
想像してしまいました(^^ゞ
やがて歩くよりも遅い速度ながら確実に歩みを進めて出発していきました
ホンマに凄かった・・・

一仕事終わって戻ってきた前進は入れ替え途中な編成のまま
やれやれ、といった感じでひと休みに入ってしまいました(笑)
見学してるとブレーキホースのような極太のホースを持ってきて
自前の蒸気でスチーム洗浄を始めてしまいました
こんなシーンは初めて見たよ(笑)
見てると薄汚れた動輪がみるみる本来の赤を取り戻す
キャブにぶっかけたら今まで見えなかった機番が見えてくる有様(w
でも念入りに洗浄を施したら足まわりは以外と綺麗ですた(*^_^*)
後撃ちですがとりあえず形式アングルで撮影
しかしやはり単機留置前向きで撮りたいというp氏が
機関士にお願いにいく・・・オッケーだー ヤターーーヽ( ´ー`)ノ
貨車から切離して、念入りにロッド下で留置 (・∀・)イカス
短時間ながらバシバシ撮影!これにてここでの課題達成(*^_^*)
こんだけしてくれた運ちゃんは金銭要求する事もなくそのまま仕事に戻っていきました
・・・_| ̄|○|||サッキノットケバヨカッタ

無事目的を達成して満足してホームで通遼行きの列車を待ちます
時間が近付くとやはりどこからともなく人民がわらわらと集まってくる
周辺に民家はちらほらとしか見えんのだが(笑)
そこそこの人数がいるので一瞬不安が過りますが、やってきた列車をみて安心
硬臥車はガラガラでした(硬座も余裕あり)
なんなく下段を確保、よかったよかった(*^_^*)

p氏は念願の集通西側乗り鉄、おいらは前回とは逆方向への走破
レチさんが車掌室にこもらず寝台の側で番をしてるので荷物の心配も少なさそう
と言う事でひと休みの後、餐車へ乗り込みます
とりあえずビールでカンペーしてつまみを注文・・・メニューがないな?
とここで思い出す「この車販の服務員、前回も乗ってたぞ(笑)」
しかし残念ながらそれを伝える手段は持ち合わせてなかったでし(^^ゞ
(写真撮らしてくれとお願いしましたが強固に断られてもーた(;´Д`)
で、注文しようとちうごく会話本をバラバラめくって文面を見せる
「菜単? めいよー!」(意訳 メニュー? ないよ!)
メニューないのかよ(後で聞くには営業休止だったらしい)
料理人のおっちゃんが繰り出す食材をみて適当に炒めものを作ってもらいました
細切りじゃがいもの炒めものとトマトと卵の定番な炒めもの、あと何だっけ?
陽が傾きかけた内蒙古の平原をつまみにの〜んびりとマターリ
ほどよく眠くなったので席に戻ってしばし休息。。。

そのまま朝までとはいかず夜半には目が覚めたので再び餐車へ・・・
すでに閉店したのか服務員が休憩中ですた
つか「職員休憩車」言った方が正しいのかもしれんが(笑)
夕飯が早かったので小腹が空いてきたのでワゴンに乗ってたカップメンを購入
2個で8元なので10元札を出す・・・おつりは1元のソーセージ2本でした(笑)やるな
遅い夕食ですが明日の朝は多分まともに食べられないからね
味は伝えられないのがもどかしいですがニュータッチに劣る感じで(w
日本の即席めんは偉大ですホント 世界一ぃぃ
味はまぁそれ、それでも程よく満たされて良い感じになりました
明日は5時起きなので今日はこれにて(^^ゞ

2月10日
目覚ましより早くp氏に「もうハダシャンだよ」と起される
お、もうそんなとこまで来てしまったかと思いつつ
寝起きの水を飲んで通路椅子にすわってぼーっと外を眺める
月明かりに照らされた4ヶ月ぶりの経棚は粛々としてなんとも言えない雰囲気に溢れてました
改めて「また来ちゃったなぁ〜」と外を眺めると窓の外を火の粉が流れているのに気付く
月明かりの雪原をバックに赤いほのかな光の粒がはらはらと
た、タマラ━━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━ン!!!!
これこそが蒸機牽引夜汽車の醍醐味でしょう
機関車から3両目と位置も絶妙だったのがホントに嬉しい
録音から戻ってきたp氏と
いまのえがったーヽ(*´Д`*)ノと感嘆したのはいうまでもない
お陰でスッキリと目が覚めました♪

余韻を残しつつ、列車はサミットを越えてやがて三地に到着
こんな所で降りるのうちらだけだよなーと思ってたら乗ってくる人民がいた(笑)
向こうも降りてくるのがいるとは思っていなかったようで面喰らってたな
発車を見送ってから駅長室にお邪魔して今日の運転予定表をみせてもらう
ひとしきり書き終わったp氏「めちゃめちゃ多いよ」
見ると西行、東行共にほぼ1〜2時間に1本のペース、撮影時間帯に一体何本遭遇するやら・・・
どうやら忙しい一日になりそうです(^−^)
とはいえまずは投宿して荷物を整理しないとなので、これから三日間
世話になる龍泉賓館目指して月夜の熱水を歩きます
ほどなく先ほどの客レと一つ先の駅で交換して登ってきた貨物列車を見送る
かっこええなぁヽ(*´Д`*)ノ
撮る事ままならないので記憶に焼きつけつつ先を急ぐと1時間程で
無事龍泉名物、鉄路側の角部屋へと到着〜(笑)
荷物整理と耐寒装備を整え、ひと休み・・・している外では前進がばほばほばほばほ
やっぱたまらんわこの部屋(^^ゞ

さて、いよいよ出発〜♪
p氏が前回の撮影で利用した現地出租の好青年
劉先生の愛車に乗り込んでいざゆかん冬の熱水
・・・中略(笑)
いや、もうどこでどう撮ったか混乱しますた(^^ゞ
だいたいの流れは経棚ヘの道すがらで登ってくる列車をハケーン
2ケ所くらいで撮影して上店の踏切で終了して、再び経棚へ向うと
またまた登ってくる列車をハケーン、再び追撃撮影
というパターンですた(笑)
とても追っかけきれないうえ日付けも曖昧なので以下三日間での
印象的だったポイントでの記述に絞ってみる(^^ゞ

☆経棚西側
前回のちうごくで訪れたものの読みが外れて列車が来ずに
撮影できなかった経棚の西側2キロ程先にある橋梁
峠にはない幅が広い川が全面結氷、逆光に光ってえがった〜
煙も光ったしね(*^_^*)

☆経棚〜下杭子 通称「一橋」前後
この辺も前回では未踏だったので新鮮ですた
春節の名残が残る集落を入れての後追いの雰囲気が(*^_^*)
下杭子への登り込み、逆光に白煙(;´Д`)ハァハァ

☆夕陽を受けたループ橋
積車がくればよかったけど、貨車2両だけのスーパーミニ編成が・・・
でもこれが逆に模型みたいで良い感じ?(^^ゞ

☆ループ内側から夕陽シルエット
ちょっとレンズ広かったけどええ蒼空だった(*^_^*)

☆哈達山駅裏の小山
ぶっちゃけ前回のやり直し(^^ゞ
てゆっか線路端がほとんどだったので一回くらいは登っておきたいなと
なにもおなじ所に登らなくても良かったなぁと後で思う(笑)

☆二地
前回は雪の中での撮影でどんな場所かもさっぱりだったので
今回行ってみたかった場所の筆頭(^^ゞ
撮影の自由度はやや落ちますが集落の雰囲気といい、回り込んでくる
線路の形といいとても好みに合いました(*^_^*)

☆上店踏切
今回、ここで昇竜煙を見るのが最大のテーマと言っていいだろう
訪問回数が2桁に届きそうな、まさしく「○●の一つ覚え状態」(w
いろいろな昇竜を見る事ができてこれだけで今回の課題達成
でもやっぱり気温が低い朝方の方がより一層ドラマチックでした♪

まだまだいろいろあるけど大体はこんな感じでしょうか
という事で話を戻します(^^ゞ
朝も食べずにでしたのでさすがにお腹が空きましたので撮影を休止して
劉先生に経棚町中の餃子が食べられる店につれて行ってもらいます
今回はまだ餃子食べてないので(^^ゞ 食堂車じゃメイヨーだったし(残念
他の団体の多くが昼は撮影地でカップ面がパターンですが3人と小回りがきくので
昼もなるべく地元食堂の味を堪能しようって事で(^^ゞ
炒めものと餃子半斤、もはや水替りのビールを注文
前菜で出てきた肉味噌が激しく好みの味で(゚Д゚)ウマーかった
餃子もやっぱ(゚Д゚)ウマー
腹も満たされたので眠くなる前に午後の撮影へと戻ります(w

時が経つのは早く、輝く夕陽を見ながらラストは日暮れの経棚駅で薄暮バルブ
これにて本日の撮影は終了、竜泉に戻る頃にはまっくらでした(^^ゞ
ひと休みしたあと夕飯へ、とここで多くの日本人は金泉美食城へと乗り込みますが
当方は車がなく、歩いて行くのもさすがに面倒なので賓館地下の食堂に降ります
前回も竜泉泊でしたがこんな場所があるとは知らなかった(^^ゞ
それにしても小姐に顔を覚えられてるp氏はさすがだ(w
で、前食べてうまーかったという肉じゃがを注文しようとして問題発生
「どれだかわかんねー(;´Д`)」
肉じゃがゆーても向こうの料理名がなんだかさっぱり不明
どうにかじゃがいもが土豆(言い得て妙だ)というのは判明したが
それだけじゃねぇ(^^ゞ
結局、まーとりあえず食べてみようと言う事で読み取れる漢字から想像して
三品注文 でとりあえずビールで長い一日に(*^^)/□☆□\(^^*)
出てきた料理は羊肉唐揚が(゚Д゚)ウマー かった(^−^)
でも3品ではちょっと足りないかな? ってことで炒飯を注文
洗面器に入って出てきよった(@_@) でかーーーーー
油断したというかなんとゆーか改めて盛りには注意しないとあかんと思いました・・・



充分に腹を満たしたところで部屋に戻って実に三日ぶりの風呂にありつきます(^^ゞ
勢いは弱いながら一応お湯がでるのがありがたい限り
そーいえばお湯のでない賓館にはまだあたってないな(入らない事も多いですが)
日本式に湯舟にどっぷりつかりたいですが、そうもいかないので(湯をはるのに時間かかりすぎる)
シャワーで我慢我慢 それでも充分さっぱりできました( ´ー`)
p氏はロビーのパソコンでネット繋げて戯れてるハズなので降りてみると
自前のノートをLANに繋げてネットしてました(  Д ) ゚ ゚
つか、ありなのかそれは?(笑)
当然日本語もバッチリで実に快適にネットしてました すごい時代になったものだ
消息だけ自分の板に書いてもらい、今日の所は部屋に戻ります
ふと気がつけば窓の外を前進が奮闘してますが、今日は三日ぶりの広いベッドなので
横になったらそのまま寝てしまいました(^^ゞ

2月11日
6時半出発ですが充分寝られたのか5時には目を覚ましてしまいました
そろそろ昨日の乗ってきたスジの客レが峠を下ってくる頃でしたので
窓を明けて外をみると目の前を三地駅で交換の貨物がばほばほ登っていきました
が、どうも空転が多く足が重そうな感じ ふと気付けば三段目を降りてくる
光の帯が見えます、間に合うのかなぁと思いつつしばしなりゆきを見守ってると
一段目のループを周りこんだあたりで盛大に空転してる音が風に乗って届く
ばっばっばばばばば・・・ばっばばばば
客レはすでに二段目を快調に走って三地へと消えてゆきます
あーあ、客レ待たせちゃったーと思いながらなおも見てると
事態はけっこう深刻らしく、奮闘の音が消えてます どうやら駅の手前で停車してしまった模様
ループの曲線抵抗で負荷が増大したからだろうか?
待つ事10分ほど?汽笛の後、彼方に月明かりに照らされた白煙の固まりが立ち上る
時同じくして空転をくり返す音が届く
おっとーせっかくだから録音するべ、と今さらだがMDをセット
念入りに蒸気を作ったのか依然として空転連発してるもののどうやら動き出したようだ
空転が少なくなり、ブラストのピッチが安定してきた、もう大丈夫かな
結局、待たされた客レは20分程遅れてようやく発車していきました。
いや〜音だけとはいえ素晴らしいドラマが見れました
一応p氏にもお声がけしたんですが夢の人でした(笑)

ロビーで劉先生と合流、夜明け前に出発です
途中で前進の単回をハケーン、あれをシルエットで行こうという事で
サミット手前の築堤で待ち受ける・・・なかなかこない
不安になりp氏のところへ移動したら来ちゃいました(w
ポジションがp氏と同じになってしもうた(^^ゞ
でも結果的に月が見ていたので正解(*^_^*)
さて、いよいよ昇竜煙を拝むべく上店へ、まず駅に寄り道して今日の運行予定を拝見
昨日とほぼ同等の列車本数、うーん今日も忙しくなりそうだ
上店の踏切は追っかけての撮影が充分に間に合う最終ポイントなので
じっと待っていても勿体無いので迎撃すべく経棚へ向けて出租を走らす
さっそく目標を補足、適所で迎撃、速やかに車に戻り
「シャンディアーン」「ゾバゾバ(w」
踏切アプローチの道、けっこうな斜面なんですがお構い無しに突撃
こっちではごく当たり前の日常なのでしょうが昨日初めて来た時には
「この道ホンマに登んのかよ!」と思いましたもん(w
さて、朝一の上店踏切はハイライトだけあってほぼ全員集合な状態
いるわいるわこんなに人がいる熱水は初めてだ(w

そして昇竜に遭遇
マイナス20℃くらい?と全盛期には負けるかもしれませんが
それでも天空高く上がる白煙に

感動すた(゚∀゚)!!

これ見ちゃうと煙至上主義ではないですが国内が遠くなります(w
定数一杯の重車を懸命に牽引する前進重連の苦闘のあかし
噴き上がるその煙が意味するものはやはり「現役」の一言
ホントに素晴らしいシーンでした
夜通し力闘していた前進の足回りが真っ白なのも厳しさが伝わってきて
最高でした(レンズ交換間に合わず見送るだけ(;´Д`)

はぁ〜ええもん見れた〜 満足して車に戻る
手が痛いくらいに冷えきってるに気付く
痛さを忘れる位の興奮を与える昇煙煙\(^o^)/
さて、運行予定を見る限り続行がありそうなので再び経棚へ
以後何度となく同じパターンをこなす事になる
一度として同じ煙はないですから(^^ゞ

充実した撮影をこなしてお昼
早くもデジのメディアを使い切ったp氏、データのバックアップと充電の為に
ホテルに戻る事にします、ついでに地下で昼御飯
って地下じゃなくて一階だったのね
入り口側からだと地下だけど裏からみたら一階でした
南向きなので陽光が差し込んで暖かい、というか暑いくらい
冷えた身体にはありがたい空間でした(^−^)
待ってる間にも前進が登って行きましたがまぁしゃーない
お手軽に面だけ注文したら、どんぶりがないとかでお茶碗二つに入って出てきました
ここの面はもちろん初めてですが、今まで食べた中で一番細麺
ちょっと太めのそうめんって感じか ただコシは足らない感じかな
茹でトマトの定番湯で超あっさり風味つかダシがでてないので物凄く味気ない(;´Д`)
こっちはおかずはしっかりした味だけど主食は朝の粥といいあっさりしたのが習慣なのか?
餃子も食べたかったけどメイヨーなので やや物足りないながらも切り上げて午後の撮影へ

天気もほどよく、というかちょっと暖まり過ぎな感じもしますが
下杭子、ハダシャン、上店、などで撮影をこなす
夕焼けをループ内側で撮って本日の撮影終了〜
ホテルに戻ってまたも地下の食堂へGO
いや、やっぱサンダルで行けるのがお手軽なんですよ、なにより安上がりだし(笑)
またもよーわからんメニューから適当にチョイスして御飯
昨日の教訓により炒飯は止めました(w
昼に食べ損なった餃子を頼んだらなんと羊肉餃子でした
ほんとにポピュラーなんですね・・・スンマセン実はデジってないのでよく覚えてない(^^ゞ
初日は間違いないんですが後の二日の夕食、どれがどっちだったか(w
記憶に残ってる食べたメニューは
ねぎと羊肉の炒めもの
じゃがいもの薄切り揚げ(何の事はない、でかいポテチ(w
・・・あ〜 食った時は旨くてももう忘れてる・・・トシか(爆)

さてそんな感じで財布に優しいが腹には溜まる夕飯終了
ひと休みしてから先にロビーでネットアクセスしているp氏の所へ
どうやらいつのも茶部屋のようですって日本と中国でチャットですか!
改めてすごい時代なのを実感(@_@)
しばし楽しんだ後、部屋へ戻り前進の息吹きを感じながら床につきます。。。

2月12日
今日も夜明け前に出発、昨日と同じ場所でシルエットを納めた後
上店で時刻を聞き出して課題の一つであった朝の二地へ向かうが
集落の入り口ですでにハダシャンに入線してる列車をハケーン
まにあわーんので即Uターンしてまた上店踏切(w
何度目かの暴れ龍煙を堪能した後、改めて二地へ
といってもすこし下で撮ってからでも間に合うので下杭子へ向かって移動したら
ちょうど登ってきてました、このパターンほんと多かったです(^^ゞ

ええ雰囲気で満足のいく撮影をしたあと昼まで数箇所で撮影
そろそろ腹減ったので昼御飯を食べにに経棚へ、駅構内に飯屋があるというので
いってみたら閉まってました (;´Д`)残念 
でも他にも店はあるというのでそっちへ移動
まるで迷路のような駅横の路地の奥におよそ店とは思えない普通の家で営業してました(笑)
ここでも「麺」でもって真っ昼間からビールで(*^^)/□☆□\(^^*)
すると窓の外を前進貨物列車がゴーーーー(゚∀゚)ーーーー!!
おぉー前進貨物の地響きを体感しながらのビールとはおつなもんだ(*^_^*)
しばらくして出てきた麺、青とうがらし?の辛味が効いたスープが(゚Д゚)ウマー
この味は日本にないけどうまーーい ほのかに口の周りがひりひりするのがまたいい感じで
たいへんおいしうございました 今回いちばん気に入った麺でした(*^_^*)

ビールは劉先生のおごりなのだ(w

満足して店を後にする、この後p氏はバッテリー補充にホテルに戻るというので
別行動にして一山登る事にする(笑)
さて、目的地は哈達山の裏山ですがさてどっちにいこうっかな〜
駅の先と駅の横、やや迷ったのち結局横の丘に登る・・・向こうの丘にしとけばよかった(;´Д`)
高さを稼いだだけで基本的なアングルは秋の場所とあまりかわらんかった
秋に一回、今回もいわゆるハダシャン進入定番の丘から撮ってるので
都合三回目(笑)
ま、しゃーないね俯瞰馬鹿やし(o_ _)ノ彡☆
撮影場所はどーあれ一山登った事に満足(笑)秋と同じく貨物列車が続行と
シチュエーションが全く同じだったのにも因縁めいたものが(^^ゞ
列車が眼下を通過したところで撤収開始、最後まで見送りたいけど
合流予定時刻をオーバーしそうだったので下山します
ほぼぴったりかなーと思いながら歩いてると合流地点に車が停まる
そのまま待っててくれててよかったのに・・・登ってきちゃたよ(笑)
劉先生にまたもハダシャンアプローチの急坂を登らせてしまいました
無事に合流の後、ループ内側でシルエット撮影
今日は雲が増えてあまり芳しくないので1本撮っただけで夕暮れはあきらめて経棚駅へ
何度か来ている駅ですが給水などの作業は間近で見てなかったので最後にじっくりと見学
ちょうど先行列車の窯替えで出たアッシュをドロップピットからかき出していました、
やっぱり量がハンバじゃないですねリヤカーがあっという間に満載になります
人民4人がかりぐらいで押して何処に持っていくのかと思ってたらそのまま土手下にザザーーーー
もしかして捨てっぱなしですか?(w 
しばらくすると夕暮れの中、峠越えを終えた重連がすべりこんでくる
2両同時の給水、窯替え、テンダのならし、点検
蒸機が現役で働いている空気を存分に楽しみました(*^_^*)

ぼけーと眺めてると人民が寄ってきて蒸気ドームを指差したあと
四角のジェスチャーをして 銘板買わないか?(意訳(笑) と持ちかけてきた
あのなー、500元という価格もだけどそれ以上にでかいし重すぎだ(笑)
地上からだと小さく見えがどー考えても日本蒸機のナンバープレートよりでかいだろそれは
そんなんでかくて重いもん持って帰れるかーちゅーの(;´Д`)
小物だったら考えたんですがねー(^^ゞ でも売りに来るってことは買ったヤシもいるって事か・・・
そうこうするうちに陽もかなり暮れ、形式撮影をしていたp氏も撮影終了
後ろ髪を引かれつつ経棚駅を後にしてホテルにもどります

熱水最後の夜、でしたが結局お手軽度に負けて地下でごはん
でも特別豪華にはせず、ひたすら質素な食事を心掛ける(笑)
明日は風呂に入れないので、ひと風呂浴びてさっぱりする
しかし・・・ユニットバスは風呂に入った気がしないなー(;´Д`)
さて、今日もp氏はネットしているはずなのでロビーに降りると
なんと今日はハブ経由のLANケーブルでネットしてます
昨日は備え付けマシンのケーブルを引っこ抜いてたので
既設のパソは空いててもネットできない状態でしたが
今日は隣ではちゃんと他の人が使ってます、素晴らしい(w
(もちろん使用量はちゃんと払ってますよ(^^ゞ
残念ながら茶部屋に人がいなかったので会話はできませんでしたが
近況を報告してネット終了。

さて、明日の予定。
当初は早朝に林西へ移動して客車列車の発車を撮る予定でしたが
予想以上に夜明けが遅く、とても撮影はできない
つー事で昼まで熱水で撮影後、劉先生に赤峰までのチャタをお願いする事にします
午前撮影で昼過ぎに出発になって荷造りは明日できる事になったので
今日の所はそのまんま寝ましょう〜

2月13日
起床して外を見ると昨日の夕方から増えていた雲が空を覆っていた
峠の方をみると視界が効かない、「こりゃー雪雲じゃないかー?」
と思いながら観察してると風に乗って風花がちらほら
最終日に一転して雪とは秋とまんま一緒なんですが(^^ゞ
準備を終えてロビーに降りると外人部隊に混じって日本語もちらほら
が、早々と劉先生が到着してしまったのでそのまま出てきてしもた(^^ゞ
今日はシルエットは無理なのでとりあえず上店へ向かう
案の定、峠に近付くほど雪の量が増える、FRのノーマルタイヤでよく登るよなーほんと
舗装路のみならず上店駅への駆け上がりのダートもごりごりと登る
司令室で時間を聞くと、今日は少ないという
とりあえずもうじき上がってくるという情報だけで行動を開始
しかしこれが失敗でした
二地のオメガに構えたものの一向にこない(;´Д`)
粉雪降りしきる中吹き曝しの築堤の上でうろうろするハメになりました
気温が−10度程度?となんとか我慢できるのがせめてもの救いです。
ふと気付くと、さっきまであった劉先生の車がありません
あれ、どっかいったのか? 道でも捜してるんかなー?
とか考えてると、風にのってようやく汽笛とブラストが聞こえてくる
耳を出して聞いてみる、「・・・力行してるな」
この位置だと取っ掛かりのループかな?
一度大きくなった音が再び小さく消えていく、間違いないな
待つ事しばし、哈達山を通過するブラストが聴こえてくる
しかし音が聴こえてからがまた長〜いのが経棚の醍醐味か(*^_^*)
ようやくブラストが反射音でなく直接耳に届く、と同時に
雪霞みの向こうに白煙が沸き上がる!やっとキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
視界が効かない中、眼下を通過、ぐるっと回って二地のトンネルを出た所を
集落いれてもいっちょ撮影・・・雪でまっしろや(w

とりあえず撮影終了で撤収、さっき除雪(5cmくらいだが)
しながら登った築堤の階段が綺麗に積雪してました(吹き溜まりだったからかな)
恐る恐る降りてp氏と合流すべく線路下の畑に戻るとさっきまでいなかった車が戻ってます、
妙な所に人影があるなーと思ったらp氏でした
「そっちは煙倒れた感じだったけど、どーでしたー?」と呼びかけたら
予想外の返事が「列車来た?」???

え?もしかして今の撮ってなかったの?
俺は撮り終わって撤収してきたんですが・・・
話を聞くと、どうやらあまりにこないので上店に時間を確認しに行ったらしい
車がなかったのはそういう理由だったのか・・・
もう来ると言われて戻ってきたものの、雪で視界が効かず列車の存在を
全く確認できなかったらしい(ちょうど雪の降りが強い時間だった)
う〜ん お疲れさまでした・・・

やはり列車の時間は把握しておきたいという事でまたまた上店へ
さてこの上店駅、車でのアクセスが最も簡単という事で
列車の時刻を調べに多くの鉄が訪れる事で有名(笑)
当然駅員も鉄慣れしていて、訪問する度に物品販売に勤しむ事でも有名(笑)
前回、今回とも例外なく記念品攻撃を繰り出してきました
昨日までは前回買った肩章を見せて牽制してましたが、今日はぷち吹雪
ついにアレを繰り出してきました
寒地人民帽キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
字で説明するのはまどろっこしいので画像でどうぞ(笑)
圧倒的な存在感(w

この界隈の屋外労働人民が大抵かぶっている、現地ではポピュラーな帽子
だが、その圧倒的な存在感はちうごく以外での着用を激しく制限する究極の人民装備の一つだ(笑)
繰り出されたp氏「●○氏にお土産だー(笑)」と御購入
味をしめた駅員は次なる標的を俺に定め、奥から新品を持ってきよった
マジですかー(w
う〜ん、これを買ってしまったら何か大事な物を失うような気がする(w
が、ここに来る事ももうないかもしれない・・・
あー、人民とH氏になんて言われるか(;´Д`)
とか迷ってたら200元が150元に値下がりしたので
「ま、いっかー記念だし」購入(o_ _)ノ彡☆
早速かぶったままで入線してきた列車を撮影・・・
確かに暖かいけど慣れるまで頭重いわーコレ(笑)

上店での撮影を終了、時間も迫ってきたので熱水側に降りてガラデシタイの駅向こうで撮影、
意外とこの近辺も登ってるそうで縦上がりの白煙「これで見納めか・・・」と余韻にひたってたら
車でp氏が待ちわびてました「踏切でひっかかるー」スンマソ〜(^^ゞ
案の定間に合わず、踏切にて前進雄姿を見送る、通過後、速やかに移動して三地手前のループへ
ここまでくると撮影構想も思い付かなかった てゆーかおなかいっぱい?(w
p氏は奥の集落へ行くというので、単独で車を降りて築堤を見上げて撮影&見送り
これで見納めか〜と見送りながら道路に戻ると、劉先生の車がザーーーっと停車
お迎えに来てくれました、じつに素晴らしい働きですヽ(*^Д^*)ノ
速やかに乗車してp氏が構える三地踏切へ、ここで集落のお子様達を交えて最後の撮影。
ちょっとしたアクシデントでそそくさと撤収したのは内緒だ(笑)

ホテルに戻って、荷物を旅行仕様に再構成
元々積載荷物で目一杯だったので帽子が激しく邪魔だわ(笑)
かぶったまま移動はさすがにできないしな・・・
どーすっかなーと思ったらいいスペースを発見
今回手持ちの物より大きめザックカバーを新調したのが大当たり
ザック内に入らなくても、ザックカバーで押さえ込めば持ち歩けます
これで問題解決、帽子かぶって帰らないですむわー(w
1時間半程の準備時間を終え、いよいよ出立です
赤峰までは約3時間の長距離運転の為助手席に劉先生の友人を乗せ、いよいよ熱水を後にします
長いようで短かった三日半、天候にも恵まれ充実しまくった三日半
もう来る事は叶わないかも知れない熱水の町並みをリアウィンドー越しに眺めながら・・・再見

林西までの道が「ホントに鋪装してんのかー(;´Д`)」てなぐらいに極悪なだったので
この先どーなるんだーと思いましたが、幸いにして林西から赤峰は新しい道だそうで快適で助かりました
しかしこの車よくこれだけのスピードがでるもんだわー(機材込み4人乗車なのに)
平地なら100キロ近くでぶっ飛ばす、がいかんせん足回りが・・・
およそゴムブッシュとか緩衝物とかが効いてない感じな、ものすごーくソリッドな乗り心地
でも「この車のお世話になるのもあとちょっとかー」と思うと不思議と愛着が湧くもので
うたた寝してしまいました(^^ゞ 三日間ありがとうヽ(*^Д^*)ノ

ほぼ予定通りに陽が傾きかけた赤峰駅に到着〜
劉先生、ホントにお疲れさまでした 一路平安(*^_^*)
さて、これから瀋陽へ夜行列車にて移動なので集票所へp氏が突撃・・・
「無座しかない(;´Д`)」マジデスカー
これは困った事になりました
さすがにこの事態まではp氏も想定しておらず(硬座は買えると思っていた)
無座で一晩か・・・しばし呆然
後は乗車後の臥席ゲトにかすかな希望を抱くのみ
呆然としていても仕方ないのでとりあえずここでの用事を済ませてしまう。
それは「国際電話」実はp氏、今回の旅行にあたって国際対応の携帯に買い替えたのですが
道中アンテナマークはバリ3でもいっこうに使えず端末の不備なのか契約の不備なのか
さっぱり判らないということで問合せをしたかったのでした。
売店の電話で試してみるもかからない、やはり国際電話はどこの電話からでも
オッケーではないですね。 聞いてみると駅前ホテルの近くにあるというので
そのフロントを訪ねて連れて行ってもらう・・・すぐ隣の商店の片隅にありました
こんなん絶対にわかんねー(笑)
しばし電話でやりとりの後、出てきました(大荷物なので外で待ってました)
「バリ3でもサービス圏外だと使えないんやと」なんじゃそりゃー
そんなふざけた構造だとは恐れ入りました
そーゆーシステムならちゃんと電波表示以外にもサービス圏の表示も出すべきですね…

さて、さっきのホテルのフロントでなんか手がないか聞いてみる事にします
筆談、ガイドブックの文例、片言ちうごく、を繰り出しながら
なんとか会話を成立させて問い合わせてもらう。
・・・「明日の軟臥ならまだある」
やっぱりどうあっても今日は没有
さて、決断です。
ここで1泊して明日近くの元宝山で撮ってから瀋陽に移動するか?
でもそれだと瀋陽に飛行機乗りに行くだけで鉄法は無理
泊まるとしても買った無座票はすでに払い戻し不可(大した額ではないが・・・
結局、覚悟は決めてたので「いきますか」「いこかー」
フロントの小姐が日本の硬貨ないですか?(手数料としてね(^^ゞ
というので50円をあげたら喜んでもらえますた
さっぱりした白鳥由里みたいでかあいかったなぁ(誰も解らん(w

さて、乗るとなったら腹ごしらえせねば
赤峰駅の地下に広大に広がる有料待合室に潜入、ちうごくバリバリの照明センスがケバケバしくて笑えるぞ
まっ赤なスーツをビシっと着こなすコンパニャーにリレーで案内され(それぞれ受け持ちフロアがあるようで)
人民の列をかいくぐってようやくやや落ち着いた照明の食堂に到着
長い夜にそなえて(*^^)/□☆□\(^^*)
マーボドーフは覚えてるけど、あと何食べたっけかー
3品食べた記憶あるけどね(^^ゞ

有料の待ち合い室だけあって、改札が始まるとちゃんと声をかけにくるのはえらい
さあ、長い夜のプロローグです
見せ物状態でカラオケするコンパニャー(これでもれっきとしたCNR服務員だ(w
の横をぞろぞろと人民に混じってホームへ移動
待合室からだと一般改札より優先されるので有利なのだ(始発だし)
まず手近な所にいた駅員に聞いてみるも案の定なしのつぶて、もう慣れた(;´Д`)

なにはなくとも荷物置場の確保が最優先事項よ♪
なので既に列をなす編成中間の車両を無視してまだ人民が少ない先頭の硬座車へ直行
手早く片隅に陣取って荷物を棚に載せる、まずは第一段階無事完了
(出遅れると荷物をあげるスペースすらなくなる)
でも無座である以上、いつまでこの席に座っていられるかは運次第
やがて一般改札客もなだれ込んできて続々と席が埋まる
観察してると、対面に座っていた人民もどかされてる
どーやら無座票客けっこういる感じですね
ついに自分が座っていた所も正規の乗客が乗ってきてあぼーん
長い夜になりそうだ_| ̄|○ |||
列車の発車まで時間がありますがp氏が臥席をゲトするべくいざ戦場へ
健闘を祈る。。。

混雑の中、一旦は埋まった席ですがいつの間にか一人分あいてます
とりあえず発車まで待ちましたが、出発した後でも席の主が戻ってきませんので
いいのか? と思いながら座ると周辺の人民から「ほら、座られちゃったよ〜」と
いうような会話が聴こえてきました 言葉わからんでも雰囲気でけっこう判るもんですね(笑)
発車して十数分?経った頃でしょうか、p氏が戻ってきました
「とりあえず食堂車行こう」
まだ票のゲトには至っていないものの、列車長と交渉の結果とりあえず食堂車にいさせてもらえるようだ
それならば、という事で荷物を持って遥か彼方の食堂車へ満席の硬座車内を行軍
2両くらい抜けた所で駅停車の気配がしたのでホームを降りて走る事にする
ドアが開くと同時にホームダッシュ、どこだーーーと思いながら走ると
後ろから「そこだ!」という声がしたのでステップを駆け上がる。
装備過剰で汗だくになりながら無事に食堂車に到着とりあえず荷物をテーブルの下に置いてひと休み。

車掌にしては非常ににこやかなおばちゃんが応対してくれます、パスポを預けて再びお願い作戦
どうやらある規定時間後でないと車内での発券はできないようなのでしばらく待つと
「来」
軟臥に案内されたーヤタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━ !!!! 
まさに地獄から天国!p氏の奮闘に感謝ヽ(*´Д`*)ノ

軟臥は四人個室、日本流で言う所のカルテットってとこでしょうか
当然相部屋と言う事になります、同室の人民いい人だといいんですが・・・杞憂でした(^^ゞ
とても気さくな人でホントに助かりましたー
お名前は林先生、聞けば人民解放軍の特殊車両部か何かの部長さんらしい(身分証を拝見しますた(^^ゞ
歳もp氏と同じという事で大いに盛り上がる(笑) 
しかし…盛り上がるのはいいんですが連続煙草攻撃は少し堪えたぞ(w
こちらの言い分は向こうには大体伝わってるみたいですが林先生の話は聞き取りがてんで判らず、
大部分が理解できないのがもどかしい(>_<)
車掌から手書き補充券を発行してもらって、これで晴れて軟臥の乗客となりましたヽ( ´ー`)ノ
そしてこれが天国チケットだ!(w

なんて書いてあるかサパーリわからん(w

ようやく落ち着いた車内で窓の外を観察していると突然p氏が「蒸機がいる!」
どうやらこれから停まる駅のヤードの片隅で入換えかなにかの機関車から白煙があがってるのを
目撃した模様(俺はちょと判らなかった)どこだーと思って時刻表めくってみると・・・叶柏寿
なんかどっかで見た事ある駅名だなってイエバイショウじゃないか!
かつて蒸機列車の撮影で名を馳せた所だ、すでに本線から蒸機は淘汰され、
終わった路線と聞いてましたがどっこい入換えかなんかは残っているのかもしれないですね
一瞬の出来事でしたがちうごくの懐の深さを感じました。
ここから空いていたベッドにもう一人乗り込んできて定員となったところでそろそろ寝ましょうか〜
白酒を煽って就寝♪

2月14日
目を覚ますと外は既に明るく、下車駅まで1時間を切ってました
沿線は雪も目立ちます、それだけ北に来たということかな
無座チケを手にした時はどうなるかと思いましたがなんとかに瀋陽までやってきました
うっかりするととんでもない一夜になるかもしれなかった危険を犯してまで
わざわざ瀋陽ここまで来たのはもちろん現役蒸機を見るため
今日の訪問地は通称「鉄法」集通とならんでちうごく鉄にはメジャーな運炭鉄道だ
運用されている機関車は前進ではなくやや小型の上游型
しかし小型といえどもC62よりでかいのがミソだ(笑)
前回のちうごく含めてもこれまで前進とナローのC2しか見てないので
他形式の本線蒸機は実ははじめてだったりする
そういう想いもあったのでちょっと無理してでも来てみたかったのでした(^^ゞ

列車はやや遅れ気味な感じで瀋陽を目指す・・・ってちょっとピンチです
瀋陽から鉄法への入り口である大青行きの列車に乗り継がないとなんですが
待ち時間たったの
10分(笑)
日本的な感覚ではなんとかなりそうなタイミングですがちうごく旅行では
アクロバット以外なにものでもないスケジュール
なぜか? 基本的にちうごくの鉄道切符は全て列車指定なんですねー
おまけに切符は駅の外の集票所で買うのが大前提
今回の飛び乗り継ぎは緊急手段以外の何物でもないのです
そもそも乗せてくれるかどうかも未知数(w
ここで林先生が「電話して切符を買っておいてもらおう」
と申し出てくれましたがさすがにそこまでお世話になる訳にもいかないので
お断りする、すんませんホントにありがとうございます。
時計と外を交互に見ながらデッキでじりじり、やっと駅に進入
大青行きはどれだ!?
って対面に停まってるやつじゃねーか!間に合うか?
・・・願い空しく到着の数秒前発車してしまいました 残念

行ってしまったものは仕方ないので次の手である1時間後の列車の切符の手配をすべく外に出る、
ここでも林先生が案内してくれますm(_ _)m 集票所で列車を捜すが「没有」
手持ちの時刻表と大幅に時間が変わってしまってるようで列車番号がまったくあてにならない状態
しかし林先生の協力でなんとか目的の切符を無事にゲトする事ができました
あまり時間がないので慌しく入り口にとって返す
林先生とはここでお別れです ホントにお世話になりましたヽ(*^Д^*)ノ

手に入った切符は先程の大青行きの続行、直接大青には
行きませんが大青までの支線入り口である鉄峰まではいけるので充分ですね(鉄峰〜大青は30キロ程)
出発時間まで1時間あまりでしたが硬座の切符をゲトできました
が、いざ改札通って列車に乗ってみると思いのほか空席が目立つので
油断して既に混雑している指定された車両をパスして隣のガラガラ車両に座ります
・・・これが大誤算_| ̄|○|||
初めの内は空いてた車内も発車の頃には8割方埋まってしまいました
しかしちうごくの列車切符は始発駅を出てしまえば後は自由席
という思い込みもあり「まー瀋陽を出てしまえば大丈夫かな」と思ってました・・・
=■●_撃ち砕かれました
次の瀋陽北駅で怒濤の乗車、しかもその乗客が席番指定された切符を持ってるんです
「切符は始発駅からでも実際乗るのは違う駅って事か!」次々大荷物を抱えて乗ってくる乗客
春節明けの余韻がこんなところにもあったか(;´Д`)
しばらくは抵抗していたものの、ついに正規の乗客が乗ってきて−終了−
荷物は網棚に乗ってますが、大混雑の通路に汗だくで立ち尽くす事に
教訓 「指定された席は厳守しましょう」
しかしこの「凄まじい」と形容してもおかしくない車内の混雑状況写真撮りたかったわー(^^ゞ

すぐそばに座っていた小姐がすこし日本語できるようで、片言ながらコミュニケをとってみる、
しかしカメラマンという言葉が通じなかった(笑)
悲惨な状況ですが乗車時間が1時間程、しかも途中停車駅無しとこれ以上状況が悪化しないのが救いです
幸い、人の流れが収まったので次の行動に備えてデッキに移動してしまいます
あー涼しくてちょうどええわー(^^ゞ
30分程デッキで過ごしてなんとか鉄峰に到着〜長かった・・・
駅前で遅めの朝御飯。今回初めての炒面、いわゆるやきそばですね
これはイケますなー( ´ー`) こうゆう味は好みだわ(*^_^*)


さて満たされた所で、出祖捕まえて鉄法の拠点、調兵山へ急ぎます
位置関係は下図参照で(^^ゞ

市内を出ると圧雪のデリケートな路面、しかも走る車は多分殆どノーマルタイヤ
うーん凄いというかなんというか(^^ゞ
速度があまり出ないので周辺の観察にはもってこい
またもやp氏が「蒸機がいた」むーん 白煙しか見れなかったよ・・・

40分程でようやく調兵山の駅前に到着〜おぉ!駅の向こうに蒸機の気配が(*^_^*)
でもまずは今日の宿を確保してからです
当初は老辺餃子の上に泊まる、という話しもありましたが
エレベーターがないという体験談もあったのでここは無難に駅に近い方の賓館に投宿
ツイン100元?安っ(w 部屋にはでかいテレビはあるものの風呂は貧弱なシャワーだけ
まーこんなもんでしょー どうせ風呂は入らないから構いません(^^ゞ
荷ほどきをしてザックを再び撮影用にする
p氏の準備が整うのを待っていざゆかん って何処へ?
ここはp氏も初めての訪問なので土地勘もなにもありません
とりあえずメインは時間が読める客車列車と言う事にして
ポイントを絞る、で目星をつけてホテル前にいる出祖の運ちゃんに
地図をみせて行ってもらおうとするが「?┐(´〜`;)┌?」道がないというのか?
プリントしてきた地図にはしっかりと表記されてるんですが・・・
わらわらと数人の出祖が集まってきましたが、誰も行ってくれそうにありません
うーん仕方がない、のでとりあえずいける所まで歩いてみる事にする
3分後、やっぱ遠いな〜次の駅までとりあえず出祖で行ってみよっかー(w

再び出祖を捕まえて隣の駅の法庫まで行ってもらう
幹線から集落に入ったその先に目指す駅がありました
下車したあとの出祖が切り返しで雪にハマッて動けなくなってるのを
気付きつつもそのまま知らぬ顔で移動しちゃったのは内緒だ(w
さてp氏が駅員に状況聴取
貨物は行ったばっかり、次がいつかは判らないが運転はある
アバウトというかなんというか(w
とりあえずメインは客車列車なので、ポイントを捜しに線路ぞいを調兵山方向へ歩き出す
1時間近く歩いた頃だろうか、ひと休みした後で再び歩き出した耳に
かすかな汽笛が届く「来てないか?・・・キタ━━━(゜∀゜)━━━!!」
ここからこの先の開けたポイントへは間に合わない、少々苦しいが広角でサイドがベストだ、
という事で路盤から降りる・・・ズシャ=■●_・・・見事に足下救われて転倒しますた(;´Д`)
手に持っていた80-200ズーム付きのカメラが地面直撃、幸い割れるまではいきませんでしたが
フィルターは立派な傷が入ってアボーン( ´Д⊂ヽ
思えばこのレンズ、秋の集通でも災難だったんだよなぁ そろそろ換え時かな〜(;´Д`)
さて、とんだアクシデントでいっそう気持ちに焦りが出てしまい
録音機材をセットするのを忘れてしまいました_| ̄|○
24mmに付け替えてアングルを捜してると、とても良い音を響かせながら
初めての上游が爆煙でフレームイン 思ってたよりかこいいヽ( ´ー`)ノ
撮影後p氏と ぐ と同時に「録音したかったー(;´Д`)」よい音でした
じつはこの場所、歩いてきた感覚でレベル区間かな?と思ってたのですが
実際は登ってたんですね〜 これ程の音は後々でも聞けなかったので
幻の音に・・・残念

いま空車が行ったって事はしばらくはこないでしょう、改めてポイントを求めて移動開始
しばらく歩いた先で登ってくる客車向きのポイントに到着
極めてオーソドックスなアウトカーブポイントですがキメショットを撮るにはうってつけだもんね(*^_^*)
後は列車が来るのをひたすら待つだけ しかし駅で運転時間を入手すれば
ある程度時間が読める集通に比べるといつ来るか判らないのはやはり不安、
まぁそれだけ集通が恵まれてる証拠でしょうか
1時間も待った頃だろうか?撮影方向とは反対側の丘の彼方に白煙があがり
やがてブラストも風に乗って聴こえてくる
「pさーん、あの煙どこの発車だべ」
地図を改めて参照すると、線路がこの先大きく周り込んでるのに気付く
積車の発車とみて間違いなさそう、客車列車ももうすぐ来る予定
「さっきの駅で交換だね」
これはラッキーです さっきのはちょと慌ててしまったので今度はちゃんと撮りたいですからね〜

とその前にひとつ運試し、この客レ撮影ポイントはアウトカーブの定番アングル
すなわち顔が正面になります ここに大きな運試しの要素があります
じつはこの鉄法、機関車の向きがバラバラなのですねー
上にある略図を見ての通り、至る所にデルタ線、スイッチバックが存在する為に
向きをそろえる事そのものが不可能というか無意味?(w
その為に使用する機関車もバック運転に適した上游を使用しているのでしね 多分(^^ゞ
そしてそれは客車列車にも当てはまります
さて丘の彼方に白煙が見えました、汽笛・ブラストも聴こえてきたー
録音もスタートして準備オッケーさて、顔は見えているかー!
前向きだーーーーヽ(*^Д^*)ノ
めでたく前向き、順光、で記念すべき客車列車を撮影してまたもや ぐっ

さて、次は交換で上がってくる貨物列車だ
時間的にファーストショットを撮った列車とは思えないのでこちらもどっち向きでくるかはお楽しみ
移動する時間がないのでアングルは限られてしまいますがとりあえず踏切看板を入れて構えてみる
しばーらくして逞しいブラストが風に乗って聞こえてくる、発車したなー
さて、どっちだー?
残念、鉄板だー けど重連だー(*^_^*) ロングで撮ったあと後追いにチェンジしてバシバシ
逆機だったけどここではわりかし珍しいと言われる重連だったのでまぁいいかー

しかしツキがあったのはここまで
満足してMDを回収に戻ると_| ̄|○ |||電源落ちてる
なんてこったい、今の客レけっこう良い音してたぞ・・・
録音スタート時は電池残量問題なかったのに( ´Д⊂ヽ
気温もそんなに下がっているとは思えないんですが
電池の体力そのものがへたってきてたのか、そして試練はまだ続く
がっかりして返しの客車列車のポイントに移動して撮影しますが
戻ってきた貨物列車はまだ登っているにも関わらず
予想に反してレリーズポイントの遥か向こうで絶気(;´Д`)
客車列車も予想時刻より遅れてしまったうえ霞んできた影響で夕暮れの色もあまり出ず撃沈
再びまわしたMDも5分程だったにもかかわらずまたもやストップ

「今日の所はこれくらいにしといてやるヽ(`Д´)ノ」という心境で帰途につきます
日没後なのであたりはみるみる明るさを失っていく
とりあえず道路に出ようということで畑の中の農道をてくてく・・・道がなくなりました(/>_<)/ ヒィ
畑のはじっこを歩いてなんとか集落へ抜け道路にでます、が幹線ではないので通る車もまばら
日中遠めに見てた時には出祖も見られたんですがいまはサッパリ
とりあえず流しの出祖を期待しつつ町中へ向けてLEDのヘッドランプを装着して歩く
やっぱりきませんなー トラックと三輪タクシーは通るんですが普通車は自家用ばっかり
途中のガソリンスタンドでタクシー呼んでもらえないかと頼んでみるも
イマイチ主旨が伝わらなかったようで「没有」
あきらめてさらに歩いてるとp氏が3輪タクシーを捕まえたようです
とりあえず大通りまで行こう という事で初めて三輪車に乗車
おぉー意外によく走るなーこれ(笑)
大荷物抱えてるので観察はあまりできませんでしたが思ったよりは快適でした(^^ゞ

しばらく走ってこの辺の町の中心部に到着・・・歩くにはちょっと辛い距離ですた
降りてすぐに乗用車タクシーをゲットしてめでたくホテルに戻る事ができました
さぁ、これからここ調兵山のもう一つの課題を片付けです
それは 「ちうごくの老辺餃子で餃子を食す(笑)」
一体何の事でしょうか? 実はp氏含め、去年の訪中の打ち合わせは
新宿にある老辺餃子館(という餃子専門店、分店だけど)でランチしながらしてたんですねー
で、いつかはちうごくにある店で食べようという課題がいつのまにやらできてたのでした(^^ゞ
瀋陽にある本店は無理ですが、ここ調兵山には分店があるということで
ここで食べないとやっぱいかんでしょー(笑)
ホテルに戻って装備解除、次の客車列車発車の時刻を確認
2時間はあるのでゆっくり食べる事にする、いざゆかん本場の老辺餃子(^o^)丿

さぁ席について注文だ、他のテーブルを見た感じここのメニューは一人前っぽいです
ではとりあえず二品いきましょうか・・・わけわかんね(笑)
やっぱこっちのメニューはあらかじめ調べておかないとさっぱりだわー
とりあえず、読める漢字から察して注文・・・きたー


普通と言っては語弊があるかもしれんがオーソドックスな味
でもたっぷしの肉汁と皮の感じはやっぱ老辺だわー
これもしかしたら新宿でもあったかも
もう一つの方も食べてみる・・・こ、これはインゲンか・・・
青臭いというかなんというかこの味の餃子は初めてだ
暖かいうちはまだ食べられたが冷めたら・・・イクナイ(;´Д`)
ま、これもちうごくですよ
やはりふた皿では物足りないのでもう一つ追加する
小姐が不審に思ったのか何か言っている
どうやら「そっちは値段が高いメニューだがよいのか?」みたいな?
身なりと挙動が怪しかったですかね(w
あ、肉類の餃子でしたけど美味しかったですよ
インゲン餃子の後だけに旨い記憶はあるんですが
なんだったか忘れてしもうた・・・いかんなぁ

程よく満たされて会計・・・合計38元(約500円)
日本の老辺じゃ3個入りせいろ二つが関の山、やっぱ安いわー(w
さてメインディッシュの後はデザートってことで夜の客レ発車を
録音しにいきます(今度は電池を入れ替えました(^^ゞ
ちょっと道を間違えてギリギリに到着、録音しつつ発車を見送ります
今度は昼より冷えててもちゃんと動きました(ホカロン保温もあり)
寒冷地の電池は新品が基本のようで( ´Д⊂ヽ
せっかく外にでてきたので駅の雰囲気も見てみようと言う事で
駅構内が見渡せる場所にてしばし雰囲気を堪能
20メートル先では運用待ちかな?上游が停留してます
人気はないですが、蒸機の息遣いが月夜に染渡るヽ( ´ー`)ノ
しかしこの鉄法、集通と違って一つやっかいな存在があるらしい
「公安」
だいぶ緩和されたという話ですが、基本は撮影申請&撮影料を払わないといけないらしい
沿線での撮影は問題ないらしいですが、ここは駅(なかば構内にいるのと同じ)
なので三脚据えての大っぴらな撮影はヤバすぎます
なので残念ながら撮影は断念して見る鉄に専念
(後日それほどでもない事を聞いて後悔しますたorz)

やおら暗闇にヘッドライトの光芒と逞しいブラストが近付く
貨物は夜も関係なしかーとのんきに構えてたのが失敗
昼間見たあの重連の貨物が力行加速しながら目の前を爆走
「録音しそびれたーーーーーーーーーー」
p氏と共に呆然と見送ってしまいまった(;´Д`)
明日に期待しようと 白酒を仕入れて宿に戻ります。

さて、明日は瀋陽から北京(p氏は単独で鄭州)へ戻りますが
飛行機の時間は共に昼(5分違い)ここから瀋陽へは大体100キロ(昨日道路看板で目撃)
うまい具合に駅前から瀋陽直行のバスがあるのを発見、100キロならまーだいたい2時間あればつくだろう
8時くらいまでは調兵山に滞在できそうです。
翌朝、沿線まででかけての撮影は厳しいですが調兵山の駅にも素晴らしいお楽しみがあるのだ
それは調兵山の駅には早朝、蒸機牽引の客車列車が入れ替わり立ち代わりやってくるんです
時刻表を紐解くと2本が佇む時間もみられる、朝の通勤列車が蒸機列車・・・たまらんヽ( ´ー`)ノ
さ、そんな訳で明日は早起きしないとなので白酒あおって 就寝(笑)


2月15日
夜明け前にきっちり起床、よい天気みたいですね
さっそく身支度を整えて部屋を出る、エレベーター動いてないわ
撮影はやはり公安が怖いので手持ちでコソーリ撮る事にして三脚はナシ
昨日と同じ跨線橋のたもとへ行くとさっそく上游がお出迎え
昨日と位置が変わってますなー 別の機関車かな
もう少し暗いかと思いましたが天気が良いせいか明るく感じます
う〜んますます撮影しづらーい(;´Д`)
列車入線も近付いてきたのでMDをセットします
しばらくすると駅からホームに人民がわらわらと駅舎のみならず
線路の向こうからもわらわらと・・・活気がでてきました(w
そんな活気が溢れる中を蒸機牽引の客レが到着
行き交う人民、スイッチバックの為機回しする蒸機、別列車到着
た、タマラ━━━━━━━((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃━━━━━━━ン!!!!
でも公安の影が気になって撮影できーーん( ´Д⊂ヽ
記憶に焼きつける事にしてひたすら見る鉄
やがて、通勤列車はそれぞれ出発、駅に静寂が訪れる
はーええもん見れたわー(*^_^*)
とりあえず録音一回切って確定しておかないとな・・・=■●_

ナンテコッター 今度は電池の問題はなかったのにスタートしてなかった
ウワ━━。・゚・(ノД`)・゚・。━━ ン!
いや、スタートは確実にしたんです、が、置いた時のはずみで
停止ボタンを押してしまってたらしい・・・録音時間4秒
今の活気ある光景が幻に・・・しばし呆然としてしまいました orz

悔やんでも終わってしまった物は仕方ない、残る1本の録音は厳重にチェックしようと誓う
目的の列車の到着までしばらくあるので 停留中の上游をコソーリ撮影してたその時
なにげにすれ違った人民がなんか見覚えある物体をぶら下げて立ち去る
そのくすんだ蓬色の靴下は・・・!!
うおぁ それは漏れのMDセットじゃねーか《゚Д゚》ゴルァ!!
慌ててふんだくって回収 危なかった・・・
それまでは目に届く所で行動してたのですがちょっと油断した所でやられました
たまたま手にぶら下げてたから認知できましたが懐に仕舞われてたらアウトでした
しかし後々考えると、ふんだくって回収した時人民に絡まれなくてよかったと・・・
もし相手がもっと手練だったらカウンター食らう可能性があったわけで
そーなったら公安が飛んできて・・・(((((((( ;゜Д゜)))))))ガクガクブルブル

そろそろ日の出、p氏は跨線橋の上からぱちぱちやってます(俺は荷物番中)
ずいぶん明るくなってますが大丈夫かな〜
駅舎の方にずっとこっちを見てる人民がいるんだよな〜
しかしこちらにやってきそうな気配はない・・・ええのかな〜
p氏が戻ってきて撮ってくれば?というので
再び録音をセットして跨線橋に登ってみる
写真では見てたけどこーゆー場所だったのね〜感慨にひたりつつ、数枚ぱちぱち
しばらくすると朝日に輝く白煙を確認、客レがきました
カーブを曲って肉眼にて確認、前向きだー
駅進入で減速しながらも白煙はばっふばっふ
うーんええなぁと見てると\(^o^)/装飾機だー
経棚をを闊歩する前進には見られないバリバリの正調?装飾機
最後になかなかええカマが来てくれました(*^_^*)
階段を静かに駆け降り、p氏に耳打ち(録音中だから叫ぶ訳にいかんのよ(笑)
交代してp氏が撮影に飛び立つ

到着した列車は手早く機回しして再び連結、目の前に上游装飾機が鎮座する
以前はめちゃめちゃヘンと思ってた装飾機ですが、最近はこれはこれで面白いと
思うようになってしまいました(笑)
しばし停車ののち、発車。今度は録音も無事に成功、とりあえず一安心。
これにて朝のお楽しみタイム終了 でもって俺の撮影スケジュールも終了
さ、帰りますか(^^ゞ

部屋に戻って荷物をまとめます
瀋陽から北京まで飛行機なので本来ならザックは預け荷物にしないとですが
前回のフフホト−北京で飛行機乗った時、ザックの持ち込みができたので
今回も強行突破を計ってみる(この時の国内線は多少荷物サイズの融通がきいた、今は厳しくなったらしぃ)
ので今朝の荷物準備は大した整理が必要無いのですぐに終了
しかしこの時大きな過ちをしてしまう
夕べの白酒の小瓶がまだ6割程残っててもったいないなーと
あまり深く考えずに三脚ケースの中に入れてしまったのだ
これが空港で悲劇を招くとも知らずに・・・

p氏の準備完了を待ってチェックアウト、ちょっと時間が押してしまってすでに8時20分
フロントで瀋陽行きはあれでええんか?(駅前に止まるバスを指して)
と聞くと急げのジェスチャー おーいかんいかん
ボーイに先導されてバスに急ぐ 既に満席です(笑)
でも荷物置場には余裕があったので奥の方に詰め込んで乗車
入り口でプラスチック椅子を渡される 通路にこれで座れということか
既に後方はびっつり埋まってるので前の人に続いて着席
これでほぼ定員状態になったからか、はたまた時間がきたからか?
8時半、調兵山の駅前を出発 ふ〜やれやれ
車内のTVでは日本と同じように映画を放映中
ジャッキーチェン、若っ!(笑)だいぶ昔の作品みたいだなぁ
でもお馴染みの師匠のあだ討ちものではない現代劇
お、もう三菱ユーザーか ってその車はスタリオンか(w
これで大体の年代が判るな(^^ゞ
所々再生が途切れるのはプレーヤーのエラーかな(立派なことにDVDなのでつ)
でも字幕邪魔だなー 中文と英文のダブル字幕だもんなー
映画の内容は省略(^^ゞ

さて発車して30分くらいすると、この人民びっつりの通路をかき分けて
運転席に向かう男が・・・車掌でした(w
このへんのチケットシステムは路線バスそのものなんですね
さて、気になる金額 17元 安っ!!
これは良い手段ですねー これで次回は瀋陽から格安にしかも快適に調兵山へ
直接アプローチできる事が判明、やっぱり現地に行かないと判らない事って多いですね〜(^^ゞ
車は特別渋滞する事もなく、瀋陽市街へ入る。
ジャッキー映画の定番、エンディングのNGシーンが流れる中瀋陽北駅の停留所に到着〜
予定では終点の瀋陽まで乗るつもりでしたがここで降りてしまっても問題はない
つか周りがぞろぞろ降りるので降りてしまった方が手っ取り早いてことで下車 あ〜涼しい(^^ゞ
荷物を回収してとりあえず・・・御飯御飯
朝からなんも食べてませんので手近なところの飯屋にはいって昨日に続いて炒麺(^^ゞ
食堂のすぐ向かいが長距離バスのターミナルになってたので寄り道してバスの時間を確認
残念ながら調兵山は路線バス扱いなのか時刻表にはみつけられませんでした
行き先はいずれも6時間以上の都市ばっかりでした、でもけっこう本数あるんですね〜
定員制だし車両が外れでなければ意外と使えるのかもしれませんね
用事は済んだのでいよいよ空港へゾバ(w

タクシー捕まえて空港へ、20分?程で到着〜いそいそとチェックインカウンターへ
そしてここでアクシデント発生(;´Д`)
白酒の存在を失念して三脚ケースをカウンターの脇に立て掛ける
んでザックのチケットを取り出していたその時
ゴス
あ、倒れちゃった・・・ってそこには白酒がーーーーーーー( ̄□ ̄;)!!
慌てて開けてみるも時既に遅し、瓶はまっぷたつに割れ、中身は全て三脚ケースの布地に吸われてました
あたりに強烈な白酒の芳香が漂う「pさ〜ん、大惨事発生・・・_| ̄|○ |||」
「なんでそんな所に入れてんのー(;´Д`)」
まったくもってその通りです、迂闊でした
ここではもうどうしようもないので でかい破片だけ取り出してそのまま預けます、
三脚ケースは白酒の匂いを発散させながらコンベアの奥に消えていきました・・・
北京に着いたらまずこれの始末をしないとだな(;´Д`)
やや懸念があった荷物チェックはあっさりと通過できたのが幸いですた

さて、ここでいよいよp氏とお別れです
長いようで短い1週間ありがとうございました(*^_^*)
旅はまだ続きます、お互い一路平安で(^^ゞ
出発ゲート前で別れてそれぞれの飛行機へと乗り込みます
まん中通路の小さめの飛行機だ 荷物入るかな?
乗り込むと既に6割方は搭乗済、しまったスペースあるかな〜
不安になりながら席をめざすと、席の上はいっぱいだが手前の棚がまだあいてる、
よかったよかった重量挙よろしく抱え上げて放り込む やれやれ
席は三列並びでしたが隣が無人でしたのでゆったりとできます
窓の外をみると一足早くp氏を乗せた飛行機がアプローチへと向かいます
つづいてこちらもアプローチ開始
さよなら瀋陽、再見・・・か!?(笑)

飛び立った飛行機は荒涼とした大地を眼下に一路北京を目指す
気温がちょうどいい感じだったのもあってしばらく寝てしまいました
ふと気付くと隣の席にサンドウィッチが
お隣さんが気付いたようで「あなたのですよ」とジェスチャー 謝謝(^^ゞ
1時間のフライトで軽食出るとは思わなかったわー
そうこうするうちにあっという間に北京に到着
しっかし北京空港は荷物受取りまでえらい歩くような気がしますが気のせいですか?
ま、あせってどうなるもんでもないんですけど。指定されたテーブルは人影まばら、
けっこう降りるの後だったと思うけど、歩くの早いからか?
やがて、人が増えてくるのを見計らったように動き出す
待つ・待つ・待つ・・・出てこないなー
まずいなー困るなーロスバゲなんかしちゃった日にゃ大変だぞ
とやや不安になりながらさらに待つ・・・テーブルは回れど
荷物がでてこなくなりました・・・いよいよもって不安になる(;´Д`)
そんなとき、ふと周辺を見回すと視界の外れに見慣れた細長い物体が映る( ̄□ ̄;)!!
場所はオーバーサイズバゲッジのカウンター、いつからそこに鎮座してたんだよ!
10分は優に待ったぞヽ(`Д´)ノ
長さは許容範囲だと思うんだけどなぁ もしかして白酒の匂いで隔離されたんか? 
謎は残れどとりあえず無事に三脚ケース回収 白酒臭ぇ(;´Д`)
ゲートを抜けて再び北京空港に降り立つ ここまで帰ってきたー
泊まるホテルの空港出張所で予約票を見せると「5分待ってください」
一人でもちゃんとシャトルバス呼んでくれるんかー 助かるわ(*^_^*)
待つ間、側にいたインフォメか何かのおじさんが話しかけてくる
うーん断片的になんとなく判るようにはなったが、やっぱ聞き取りあかんわ
結局最後は「ティンプト〜ン┐(´〜`;)┌」(w

やってきたシャトルバスに一人で乗り込んでホテルへ
フロントで再び予約票とパスポートを差し出す、おや?宿泊カード書いてくれるんかー助かるわー
精算をして鍵を受取って部屋へ「○■☆※」呼び止められる・・・やっぱわかんねー(笑)
すると英語に切り替えて○■☆※シャトルバス? と聞いてきた
あ、明日のことかな?「ミンテン?(明日?)」と聞いてみたら頷いた
「リューティエン(6時)」通じた!(w これくらいの単語だけならなんとか(笑)
さて、部屋へ急いでとにかく白酒事件の後始末です
ケースをあけると部屋中に芳香がもわ〜ん(;´Д`)
とりあえずガラスの破片を床にこぼさないようにしながら中身を取り出す

☆スキーグローブ 最も現場に近かった為、内部までしっかり白酒漬 廃棄
☆携帯スリッパ これも爆心地に近かったので白酒漬 廃棄
☆タオル 白酒漬だがこれはまだ利用できるのでガラスの破片を窓の外で払う
幸い爆心地から遠い所につめてあったスパッツとレインウェアは被害を免れる
三脚も濡れてますが、これは水拭すればいいでしょう
荷物を全部とりだしてガラスの破片を叩き出す
窓の下は人が立ち入らない屋根ですのでダイジョブでしょう(^^ゞ
ガラス片がなくなったのをよく確認して風呂場へ ありゃバスタブないやん
まーいいかとりあえずしばらくシャワーの水をかけ流しにして洗浄
はーやれやれ、まったくえらい目にあってもうた(;´Д`)
たった3.5元をケチったばっかりにえらい損害です
つかこれp氏が買ったものだったりするし、貧乏性はこれだから困りますな
5分ほど流してそのまま風呂場のカーテンレールにぶら下げておく
乾燥してるから明日の朝には乾くでしょう。

予定では北京到着後は鉄道陳列館へすぐ行くつもりでしたがすっかり時間をロスしてしまいました
とっとと準備して行きましょう・・・あれ・・・ない(;´Д`)
旅行前プリントしたハズの所在地の地図と住所のメモがないー_| ̄|○ |||ダメダメダ
来る前にネットで大体の場所の確認はしてますがそれだけじゃー無理だよなー
とりあえず準備だけしてフロアに降りてボーイを捕まえて聞いてみる
えっとー 会話集をめくりながら四苦八苦 やっぱりダメですた…┐(´〜`;)┌
あーもぅヽ(`Д´)ノと悶絶してるとホテル内の日本料理屋に日本語出来る人が
いるらしいので連れていかれる・・・お寛ぎ中すんません(^^ゞ
ようやく意志の疎通が可能になりましたが、やはりわからない
話の中で住所が判れば良かったんですが・・・あーもぅ(;´Д`)
ネットできる竜泉で気付いてれば住所メモくらい教えてもらえのにー
時間はすでに15時半
小姐 これから訪問するですか?
漏れ そのつもりだったんですが・・・
小姐 ここからだと市街までは30分くらいかかります、大体博物館は17時で終わってしまいます
漏れ 時間ないですか・・・
悔しいですが断念、御尽力ありがとうございましたm(_ _)m

部屋に戻って装備解除、あー暇になっちゃったなー
しばらくぼへーっとするも このまま夜までここにいるのももったいないなー
博物館は断念したけど市内でもぶらついてくるかってことでデジカメと財布だけもって軽装でホテルを出る
む、ここはホントに空港アプローチの道なのね バス停あっかなー
いや、めんどーだからタクシーでええや、金はあるし(笑)
なんなく捕まえて地図の東直門を指差す おけ
高速使ってええか?とジェスチャーで聞いてくる ゾバ(w
でも下車精算で帰りの高速代も要求されました・・・ちゃっかりしてんな(-_-)
ホントは払う必要ないと思うけど、めどいので渡しちゃった(w

東直門から地下鉄で天安門を目指します、前回で乗車システムは把握してるので没問題(w
でもあやうく逆回りの電車に乗りそうになる(^^ゞ 路線看板をよーく確認して乗車
建国門で乗り換えて前門東で下車して地上へ 
おーこれが中国の中心か・・・やっぱでけぇ(´Д`)
いや、建物そのものは東大寺とかと双璧だと思うけど、中央に鎮座する肖像画がなにしろでかい
中国にとってそれだけ偉大という事か。。。
門の前で記念撮影をしている人も外国人より人民の方が圧倒的に多い
しばしぼへーと見上げる ようやく観光地に来たんだなー(笑)
ぽてぽてと歩いて門の前を横断、地下道の入り口があったのでもぐって通りの反対側の広場へ
だだっぴっろー 電線の類いがないから空が広いわーでもってその広い空を自由に泳ぐ凧、凧、凧
えっとー レジャーですか?それともなんかのイベントですか?(笑)
夕暮れの空に舞う凧、なんかひさしぶりに凧上げしてるシーンを見たような気がしました(^^ゞ

そのまま広場を散歩して前門まで到達、ここらへんは前回も来てるので(夜でしたが)
見覚えあるのがちょと安心(^^ゞ そだ、地図売ってないかなーと本屋を捜すもなかなかない
しばらく歩いてようやく本屋をハケーン、でも目当てタイプの地図は見当たらない
やっぱこの程度の店じゃあかんかー、とりあえず手土産に北京の観光マップを買って店を後にする
そろそろ日没でしょうか薄ら寒くなってきました
腹も減ってきましたのでなんか食べて帰ろっと
どーせなら屋台で食うかー って事で風情のある屋台に入って


「牛肉面!」
待ってると、厨房のおばちゃんが何やら赤い物体が入った丼を指差し何かを訪ねてる
あー辛いのいるか?って事かな とりあえず「要」(w
しばらくして運ばれてくる・・・しまった香草は不要とゆーとけばよかったか(^^ゞ
ま、いいかこの味もしばらくは食えない事だし、ではいただきます・・・おいしうございました(*^_^*)


でも夕飯としては若干物足りないかな〜なので店先で売っていた謎のねじりパンみたいなものも
試しに買ってみます あわせて7元
今度は前門から地下鉄に乗り込み、東直門へ戻る
外に出ると既に薄明も終わりかけ、ちょーどいいあんばいかな
タクシーを捕まえホテルに戻ります、今度も高速使うのかなーと思ったら一区間だけ走って
降りてしまいました、急がないからそれでいいです(^^ゞ
最後にちょっと迷ってしまいましたが無事に到着
あ、しまったー寝酒買ってくるの忘れたわー、ホテルじゃ高いのにー(;´Д`)
でも、とりあえずこれでホントにちうごくでの全日程が終了〜♪
いろいろあったけど大きな事故もなくなんとかここまでこれました\(^o^)/

さ、後は帰国の準備準備、と部屋に戻ると・・・あ〜(;´Д`)
白酒漬のグローブ、ゴミ箱にそのままやったー・・・
部屋全体が白酒の芳香で溢れてました(w でももう匂いには慣れました
さて、まず日本人に戻る為に三日ぶりに風呂入る(^^ゞ
さっぱりした後荷物の整理、今度は国際線なのでザックも預け荷物なので
フィルムと中版カメラを持ち込み用の手提げに移して例の帽子をザックにねじ込む
うーん存在感ありすぎだ(^^ゞ
他に不要な物も全部放り込んでおおかた準備完了
さて、さっき買ってきたコレでも食べてみますか
デジで撮影したあとかぶりつく・・・硬ぇ(;´Д`)
見た目の印象と違って物凄くコチコチですた、ちょっと硬いドーナツ程度と思ってましたが
あにはからんや、なんというか・・・そだ!この食感はカリントウだわ
ドーナツ生地のカリントウって感じかなー
しかしゴマはふってあるものの、生地そのものの味は殆ど無いに等しい
不味くはないけど物足りないでし、なによりサイズがでかすぎるっす(;´Д`)
ちょっと(´・ω・`)ションボリですたが、まーせんべいみたいな感じでぼりぼりと食べてしまいました(^^ゞ



なんだかんだで時間はそろそろ21時、そろそろ寝ますかー
んーやっぱ寝酒というか、最後にぱしゅっといきたいなー
ロビーの売店にいってみる 缶ビールあるにはありますが
8元 高っヽ(`Д´)ノ
さすが空港ホテルだけありますなー ちょっとひきましたが
ま、仕方ない 青島ビール買って部屋に戻る
今頃p氏はどーしてるかのー 思いを馳せつつビールあおって就寝


2月16日
余裕をもって5時起床
バスルームに干しておいた三脚ケース、部屋に干したタオルもしっかり乾いてます
やっぱ乾燥してますなー、でもおかげで喉の調子はええ感じです(^−^)
積み残していた荷物を全部片付けて、一息ついたところで
プルルルルルルルルル ( ̄□ ̄;)!!な、なんで電話が鳴る
恐る恐る取ると英語でなんかゆーてる
あー、モーニングコールだったのか(シャトルバス利用なので)
とりあえず「ok」だけ返すのでいっぱい、いっぱい(w
頼んでたわけじゃないので まったくの不意打ちで心拍数急上昇してしまったで(;´Д`)

時間もほどよくなったのでロビーへ降りて精算
6時ジャストにシャトルバスは空港へ向けて出発〜
しかし北京空港のアプローチ道路、まだターミナル工事中だからなのか迷路そのもの
そのまままっすぐ行けばすぐなのに果てしなく大回りしてぐるぐる回ってようやく到着
ホントに不思議だわー

さていよいよ一人で出国です(w
前回のちうごくで手順は一応見てたのでなんとかなるでしょう、まずは空港税・・・あれ、どこだ?
ってここ到着フロアじゃねーか 出発は3階ですた(^^ゞ
エスカレーターで上がって無事にゲト ここでは会話は必要ないですから問題ないでしね
次が問題のチェックイン しょっぱなの預け荷物の検査で開けさせられました(;´Д`)
なんか気になるものでもあったのかな〜、中見たらOK出ましたが実に応対が素っ気無い
う〜ん、やっぱちうごくだわ(w

心配だったチェックイン、英語だったのでなんとか対応でけますた(^^ゞ
(必要な会話は大体決まってますから(^^ゞ
しかし係員のにーちゃんが繰り出した「two ニモツ(荷物二個)」
には笑わせていただきました(^^ゞ

さて、この身軽になった時に朝御飯を食べに行けばよかったんですね
せっかくp氏から地下の食堂でエエ所があると聞いてたのに
中にあると勘違いして先を急いでしまいました
手荷物検査も審査も拍子抜けする程にあっさり通過してしまい
7時には搭乗待ち合いまできてしまいました・・・早すぎた(´ヘ`;)
ここまできてようやく、p氏が言ってた食堂がこちら側でない事に気付く
あーしまった 最後のちうごく料理食べ損なってしまったわー(>_<)
こっちにある店はこじゃれた店ばっかりだしなにより高っ
最後までうっかりだよ(´・ω・`)

仕方ないのでぼへ〜っと滑走路を眺めて過ごす
ちょうど朝日が昇って良い感じになってきたのでデジでぱちぱちと撮ってみる
しばらくしていよいよ搭乗、周りを見ると意外に日本人も多いようです
ぞろぞろと流れて自分の席へ、今回も窓を押さえてありますp氏感謝(*^_^*)
ほぼ満席に近い感じでほぼ定刻に日本へ向けて飛び立つ。

今日は追い風強く、予定より30分程早着とのアナウンス
やっぱり風の影響って大きいんやねー
今回も道中は平穏(搭乗回数二桁になりましたが、まだエアポケット突入はなし)
無事に成田におりたったーーーーーーーー
けど、どこだここは?なんか隣にハンガーとかバカでかいダクトとかあるんすけど
メンテナンスのエリアじゃないのか?ここホントに旅客扱いする場所かよ(;´Д`)
めちゃめちゃターミナルから遠いやん 結局バスに10分も揺られました
がら空きの入国審査を抜けて、荷物受取り・・・
またしてもコンベア回ってませんでした(w 歩くの速いからかなー
しばらくすると数個の荷物がゴロゴロ・・・しかしその後が出てこない
あんだけ飛行機遠くに降りたら無理もないよなー
コンベアの回りはすでに荷物待ちの乗客が取り囲んでます
5分・・・10分・・・さすがにちょっと時間かかりすぎだなー
まーこの程度は国際線なら当たり前だが

でも隣で荷物待ってる、家族らしき一団
「まいったなー 間に合わなくなっちゃうよー」
時間は13時40分過、会話の内容から察するにどうやら列車の指定席を
持っているようだ 埼玉とか言ってたから新幹線じゃーないだろう
てことは成田エクスプレスの指定券か?それともスカイライナーか?
「早く着いてこれだから定時だったら危なかったわね」
あのーもしもし 国際線の帰りで指定券買っておくってめちゃめちゃ危険ですぜ
遅れるのザラなんだからさー(w
もしどうしても買っておきたいなら到着時刻の2時間は後じゃないとねー
どこで混むかわかんないんだから(それでもダメな場合も覚悟してだが)
・ ・・と喉まで出かかってヤメますた(w 
2回の海外で何を知ったような事を と突っ込まれるのが関の山だし(笑)

そうこうしてるうちにようやく荷物がごろごろと出てくる、まずは三脚ハケーン
やっぱ普通はオーバーサイズなんかに隔離されないよなー
北京での扱いは一体なんだったんだろう やっぱ白酒臭で隔離か(w
ほどなくザックも転がってくる よかった早くって
カートに乗せてゲートを出る 帰ってきたーーーーーーー
京成特急で上野まで出てヨドバシにフィルム投下
この時はよもやあんな事態になろうとは夢にも思わず(;´Д`)

でもとりあえず旅行そのものは無事に帰ってこれました
二人旅という事で前回のちうごくより自由度が高く(危険度もか(^^ゞ
前回出来なかった事がいろいろ出来たのが大きかったかな
食事は大人数の楽しさには勝てませんが、差し向いもまた良い物です(*^_^*)
移動手段も普通の(と言っては語弊がありますが)集通撮影ツアーでは
ありえないパターンでホントに盛り沢山でした
ちなみに前回のちうごく含めてですが
硬座、軟座、硬臥、軟臥&餐車 全部乗車した事になりましたヽ( ´ー`)ノ
(ちなみに日本のロネは乗った事ない(w
たった二回の訪中ですが、団体(といっても7人ですが)、二人旅と
スタイルの全く違う旅ができてホントに面白かったです

最後に
正直なところ中国については話は聞くものの、全く意識はしてませんでした
かのナンチャの写真を見ても「凄いなぁ」とは思っても 心のどこかで
「やっぱり日本の機関車じゃないとな〜」という意識が勝っていたのか
不思議と行ってみたいという思いはありませんでした。
聞けば正月訪中で25万円ナリ? とてもじゃないですが無理でした
それが変わりはじめたきっかけはp氏が録音してきた音
出発前点検の音、発車の猛然とした咆哮、峠に挑むブラスト
「なんだこれ・・・日本となんら変わらないじゃねーか」
中国語の会話、汽笛がタイフォンと違いはあるものの蒸気機関車が動く音はまったく同じでした
どこか緊張感が漂う雰囲気にすっかりとりこまれました
それからしばらくして神谷氏の中国蒸機の写真展を見学にいきました
意識が変わった目には猛毒以外なにものでもありませんでした(;´Д`)

イベント運行ではなくそれしか手段がないから蒸機を使う、すなわち「現役」
日本の蒸気機関車のそれは見る事ができませんでした
でも中国ならまだ間に合う 一度は見ておきたい
費用も正月だから高いだけであって、格安航空券を上手く使うと格段に安く渡航できる
これはもう行くしかない・・・こうして秋の中国を訪れました
そして現物を見て衝撃を受け、気がつけば再び訪中してしまってました(^^ゞ

今は、終焉間近の駆け込みでも中国蒸気の本当の姿を見る事ができて感謝感謝です
ネットをしていなければ絶対に知り得る事はありませんでした
改めて、お世話になった仲間達にありがとうヽ(*^Д^*)ノ

次は・・・いつ行けるかなぁ