2002年 4月29日 早朝の出来事

いつもなら数人はいるはずの日出谷合宿所、しかし今回はだ〜れもいません
あらかじめ「磐西はGW後半」と主だった面子から予定は聞いていたものの
本当に誰もいないとは・・・初めてひとりで泊まる事になってしまいました。。。

さすがに一人だと特にする事もありませんがあんまり早く寝てしまうと
夜襲される可能性もあるのでとりあえず22時くらいまでは様子をみる事にして
テレビの音を聞きながら置き去りになってた鉄写2002をペラペラ
この本について多くを語るのはヤボですね(^^ゞ
それでもひとしきり見終るとすでに23時近くになってました
さすがにもう誰も来ないだろうという事で就寝します
足のないお客さんがやってこない事を願って・・・

幸い超常現象にでくわす事なく夜を明かすことができました(笑)
けどいつものクセか5時ちょい過ぎには目が覚めてしまいました
二度寝しちゃってもよかったですが、清清しい朝の陽射しにムズムズ(*^_^*)
つーことで朝のDC撮影に出発〜
とりあえず視界の確認をしに八ツ田林道をドライブして展望台へ向かうと
飯豊連邦もばちーり姿をみせています(^−^)
今日は条件いいなぁ・・・**行きたいなぁ・・・けど一人であそこ登るのは
ちょっとアレだよなぁ・・・とか考えながら走ってるとあっという間に到達
車を降りてポイントに立つと・・・朝の低い光線に新緑が輝いてます
薄く川霧も残っててなんとも言えない雰囲気(*^_^*)
まわりに人工の音はなく野鳥のさえずりだけが響きます
「いいもんだねぇ〜」しば〜らくそのまま佇んでしまいました(^−^)

たっぷり満喫した後カメラの準備をして始発列車を待つ・・・
しばらくすると鉄橋を渡る音が微かに聞こえ、程なく日出谷に始発列車到着
110なのが残念ですがとりあえず平瀬の定番位置で一枚。
津川で交換した列車が来るまで30分ほどあるので展望台に移動して
菱潟方面の様子見・・・雲海が逆光に輝いてました(笑)
こっちではまったく撮れないのでまた元の位置にもどって撮影
さっきは50mmだったので今度はレンズをかえてちょっと切り取りで
やってきた列車は平瀬踏切の手前で車体を輝かしてくれました(^−^)
とりあえず満足したので日出谷発車を見送って撤収。

次はどうしようかなぁと林道を降りると向山線の合流点が見えてきました
徒歩では何度も行ってますが車ではまだ行った事がありません
道はまだヤブが伸びて無いのでおいらの車でも行けそうです
つー事で物は試しと乗り込んでみました。
わりと大きめの砕石がゴロゴロしているものの、轍はそれ程深くなく
慎重にルートを選べば特に問題なく走る(といっても時速は20キロに満たない)
ことができました。
つくづくこういう場面ではおいらの車じゃ役不足だよなぁ(^^ゞ

床をヒットしないようによろよろと転がしていくとようやく周囲が開けて
朝日が差し込んできましたそろそろ終点か・・・と思ったその時、
逆光の中をなにやら動く物体が見受けられます
なんだ〜?と思ってよ〜く見てみるとそこには衝撃的な光景が展開されてました
なんと猿です!しかもその数優に30頭はいます・・・ここは天然の猿山か!
幸い、いろは坂とかの人に慣れた猿じゃないので車には寄ってきませんが
なんかサファリパークに入り込んだ気分です(;´Д`)
今のところ向こうから遠ざかってくれてるのでクラクション鳴らして下手に刺激することも
ないだろうと判断して静観してますが、さて、これは困りました・・・
ロケハンするのちょっとイヤです・・・つか車から出たくないよぉ(>_<)
運動性能はあっちのほうが格段に上なんだから取り囲まれたらシャレになりません
けどこのまま帰るのも勿体無いのでとりあえずびくびくしながら車を降りると
ガサガサッと向こうの方が離れてくれました、けどそれでも距離は15メーターかそこらです
飛びかかってきたら回避できません、こりゃー林に入るのは無理だなぁと諦めて
車に戻ろうとしたその時、踏切の音が微かに聞こえてきました。
「DC来るのか!」
その瞬間スイッチオン(笑) とりあえず怖い気持ちは置いといてカメラを取り出しフレーミング
200じゃちょっと足らないですが300出す時間もないのでしょーがない
それにしてもファインダーの中の光景は怒逆光でまっちろけ
ピントが合ってるかもよく分かりません、ましてや露出計なんか
まったく当てになりません、あーもぅこーなりゃヤケだ
とばかりに出た目から2段絞ってパシャ
とここでヘッドライトがセンターにある事に気づく「また110か」
ついつい減退しちゃって2コマ目を撮り損なってしまいました(^^ゞ
条件厳しいんだから露出変えて撮ればいいのにねぇ。。。

撮り終った所で我に帰りそそくさと車に戻ったのはいうまでもない(笑)
次の列車もここで撮ろうと一瞬思いましたが今度は後追いになるのでヘッドライトが光りません
これが有る無しで列車の存在感が全然違うので今回は見送る事にしました
ともっともな理由を付けてみたものの実態は「早くこの場から離れたい」でした(^^ゞ

車を方転して猿に見送られながら現場を後にして来た時と同じように
慎重に転がして下山、平瀬の定番に戻ってきました
次の列車まであまり時間なかったので定番アングルで撮影して今朝のメニューは終了となりました。
朝っぱらからどきどきさせてくれますわホント(笑)
改めて日出谷の自然を思い知った朝の出来事でした。。。おわり