七草
毎年1月7日に七草粥を食べる習慣があります。七草とはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロです。それぞれの意味を言霊から説いてみましょう。
セリ
「セリ」という言霊は、「スェリィ」で、スは主、エは枝、リは締めるリ、イは意志で、主と枝とフき分けて二つにする。火と水に分けて一応ほどかせる(神の世から仏の世にしての義)。しかしそのあと締める。そして十字に結ぶ、すなわち、神の出現の世となるのだという訳です。
ナズナ
主の神が生り成り鳴って、火と水が十字に結ぶ世にナル(ナズナという)。すると、
スズヒロ
スズは鈴で、○の中にがある、五十鈴川の原理の鈴で、のことで、すなわち主神です。ヒロは弘ごるで、主神のみカが弘がるだろうということです。梵鐘の時代から、鈴の時代への復帰復活、しかもその真の光が弘ごる時が来るということです。そして、(日蓮遺文『三澤鈔』へつながってゆく)
ホトケノザ
観音様の仏の座は四十八弁で、ヨトヤ(四十八)の神の統一神でいらっしゃいますから、十一面観世音(十八)とも表現したのですが、その統一の神、ミロクの大神様は、五六七、三六九で、ともに加えると十八になり、神開くということです。いいかえますと、ヨトヤの神々を引き具されてということです。
ゴギョウ=五行
ヨトヤの神々が、タテ=五・霊・キになっていく。すなわち、火のが強くなって、チョンチョン(濁点)がついてくる。日の神が神界でおでましになってくると、ヨトヤの神々の火のみ力が立ってくるぞということです。そして、
ハコベラ
ハコベということは、運ぶ、すなわち運んでくる。ラは陽の回転の姿、すなわち、釈尊の教えでは、火宅の世、ヨハネの教えでは、火の洗礼期、ラルロの嵐期にはいってくるという意味です。
そういう秘めごとをもって、「正月七草」のお祝いの制度を作らしめ、神示されたのです。メシア降臨を予言したものでもありますから、聖書にも七草の祭りの行事があります。
歴史小説フリマ 源氏物語の部屋